「■世界の旅」カテゴリーアーカイブ

BANCHAN WORLD の海外をテーマにしたカテゴリーです.

バスの車窓から[オラ!メキシコシティ!#6]

路線バスの車窓から

帰りのバスチケット N$21のところでちぎって渡される

帰りももちろん乗合バスでメキシコシティーまで戻るのであるが,帰りは旧道の街中を走って途中から高速道路に乗るルートを走っていった.そこで,車中より車窓の風景を「ぱちぱち」撮りまくった.そんな普段着のメキシコの街並みをお送りする.

このバスには冷房なんてついていない.ラジオをガンガンにかけて,メキシコシティーへ向けて走っていく.車内から運転席を撮影した.

これ何だか解りますか? 街の集落内の直線道路で至る所に設置されている.「バンブ」と呼ばれるものでスピードを強制的に落とすために,わざと凹凸を道路につけて走りづらくしているものである.かなり多く設けられており,こんなに設置して苦情がこないのだろうか,と思えるぐらいである.ここを通過するたびに大型車はスピードを落として通過していく.

集落内の路地

トルティージャ(トウモロコシの粉を混ぜた生地を焼いたものでメキシコの主食・タコスの外皮はこれ)を造るための穀物でも売っているのであろうか?


集落の道端.写真(画像)が青っぽいのは,スモークの入った窓越しに撮影しているため.窓がちょっとしか開かなかったので,ご了承を.

下校する子供たち.バスが走っているので,ちょっと手ぶれをおこしている!

ちょっとした商店.コンビニといったところか.

広告がペイントされた塀.何の広告かは解りません!!

集落内の道はあまり広くない.右側通行で大型バスとすれ違っていく.メキシコの運転は概して粗く,スピードを出す.

駄菓子屋さんか? ちょっとした嗜好品を買うことができる感じ.

何だかよく解らないけれど,とりあえず撮ってみた.


とにかく落書きが多いのもメキシコの特徴か.大抵の壁にはスプレーで落書きが書かれていた.

中古品を売っている店.

タクシー乗り場.恐らく流しの「リブレ」タクシーだろう.タクシー強盗が多発しているので,旅行者は流しのリブレタクシーは乗らない方が賢明である.乗るなら「シティオ」か一流ホテルで待機している「トゥリスモ」を利用するべし.

なかなか遊び心のある街路樹である.こちらも塀の落書きはすごい.

終点のバスターミナルに到着.どういうわけか,行きに利用したバスターミナルに到着するのではなく,地下鉄で2駅ほど北にある「Politecnico」駅に到着した.「ペセロ」と呼ばれる小型バスが多く止まっているバスターミナルだった.

その他の話題[オラ!メキシコシティ!#7]

マリアッチ楽団のナイトライブ

マリアッチ楽団とは,メキシコの代表的な民族音楽のこと.陽気だが哀感漂う曲調が特徴となっている.語源は,結婚を意味するフランス語「マリアージュ」からきていると言われ,祝宴には欠かせないものである.楽団はトランペット,バイオリン,ギター,低音のギター「ギタロン」,5弦の小型ギター「ビウェラ」で編成されているが,これにアコーディオンが入ることもある.このアコーディオンの音色が,なんとも哀愁漂う音色で,個人的には好きである.
夜にナイトクラブへ行き,このマリアッチ楽団のライブを聞いてきた.なんと,最初は貸し切り状態で,英語とスペイン語を取り混ぜた1対1の対話をして盛り上がった.「Salud!・サルー(スペイン語で乾杯の意)」と叫んで,お互いに乾杯を交わし,「ジャポネ,サケ,サケ(酒)」と陽気に振る舞って,「上を向いて歩こう」を歌ってくれたりと,ラテンメキシコの陽気さを思う存分楽しむことができた.思わずサイン入りCDを買ってしまった.
テキーラを飲んだのであるが,ライムをかじりながらストレートのテキーラを飲むのが一般的とか.トマトジュースにタバスコが入ったグラスと,テキーラのストレートが入ったグラスと,二つのグラスが出てきたのであるが,どのようにして飲むのかわからなかった.両方交互に飲むのであろうか,そう思って僕は口の中でブレンドして飲んでいた.
ちなみに,マリアッチ楽団はガリバルディ広場でも聞くことができるが,この広場周辺はあまり治安のいいところではないので,ご注意を.

ガリバルディ広場

【マリアッチ楽団の聞けるナイトクラブ】
Jorongo(ホロンゴ)
シェラトン・マリア・イザベル・ホテル(高級ホテル)の1Fにあるので,帰りのタクシーを呼ぶ手間や心配もいらない.玄関に止まっているトゥリスモタクシーを使えばよい.
住所:Maria Isabel-Sheraton,Paceo de la Reforma 325  tel.5242-5555

交差点の喧噪

とにかくメキシコシティーの運転は粗い.タクシーに乗ると,スピードは出すわ,車線変更は強引だわ,隙間があればどこにでも入っていくのである.しかもブレーキも急で,車も地下鉄も運転に関してはどれも粗い.日本のように歩行者がいると止まってくれると思ったら大間違いで(日本の方が珍しい.他の国で車が止まってくれた優しい国はスイスのみだった気がする),危うくひき殺されそうになる.でも,現地の人は慣れたもので,そんな中でもスイスイとすり抜けて歩いていく.
また,エンジンが悪いのか,燃料が悪いのか,とにかく排気ガスが臭くて,空気が汚れている.

穴の開いたマンホール

これはマンホールである.コンクリート製なのであるが,すでにコンクリートがはがれ落ち,鉄筋だけがむき出しになっている.このようなマンホールが歩道上にあちこち見受けられた.日本では管理上の責任が生じるので,もし事故があった場合,管理者にも責任が被さるが,メキシコではどうなのであろうか.こんなマンホールにつまずいて怪我をしても,怪我する方が悪いという自己責任が通用するのだろうか.あまり細かいことにこだわらないのもラテンアメリカ・メキシコらしさなのだろう.

タクシー・TAXI

リブレタクシー

写真のタクシーは,「リブレ(Libre)」と呼ばれる流しのタクシーである.流しのタクシーは全てビートルを使用している.今どきビートルを見られるなんて,と思ってしまうが,フォルクスワーゲン社のメキシコ工場のみで,今でも生産しているのだという(2003年夏に生産中止が決定された).メキシコ人にとっては最も一般的なタクシーなのであるが,観光客にとってはあまり利用しないほうがよい.というのも,メキシコではタクシー強盗やバスジャックが頻発しており,流しのタクシーの場合,運転手もグルになって金品を巻き上げたり,不当な料金を要求されるとのことである.

タクシーを利用する場合は,所属がはっきりしている「シティオ(Sitio)」か,一流ホテル前に停車している「トゥリスモ(Turismo)」を利用するようにした.値段は高いが安心して乗れる.
空港からのタクシーはシティオのタクシーチケットを購入して乗車するとよい.距離(ゾーン)に応じて料金が決まっている.ちなみに,メキシコではタクシーにチップはいらないという.

シティオのタクシーチケットの半券

地下鉄の出口では・・・

地下鉄の出口には,いろいろな屋台が並んでいる.タコスを売ったり,CDを売ったり,キャンディーを売ったり,靴磨きがあったり.そして,メキシコ人は立ち食いでタコスを食べ,腹ごしらえをしている.タコスはちょっとしたスナック感覚の軽食のようで,独特の香辛料の臭いと共に,鉄板で具を焼いてトルティージャに巻いて食べている.

夜景

ホテルの窓から撮った夜景である.メキシコシティーの宝石のような光が,窓一面にちりばめられていた.

パトカー・警察

メキシコシティーでは至る所で警察官の姿を目にする.結構厳しく取り締まっているのかと思いきや,ショッピングをしていたり,時には車の中で「グースカ」寝ていたりする.なんともメキシコらしいポリスマンである.

メキシコシティー上空を飛ぶ飛行機

メキシコシティーの空港は,ベニート・フアレス国際空港で発着している.中心部から車で30分程度の距離にあり,近年は騒音問題もあって移転の話も持ち上がっているというが,どういうわけか,メキシコシティーの空港に着陸するときは,上空で左に大きく旋回して降下しランディングするのである.闘牛場の上では,その旋回中の飛行機がひっきりなしに飛んでいた.僕は夜に着陸する便でやってきたのであるが,そのときは車窓にダイヤモンドのように輝くメキシコシティーの街の灯りを旋回しながら眺めることができ,いままでの旅の疲れがいっぺんに吹っ飛んでしまうほどの,素晴らしい夜景であった.移転してしまうと,この素晴らしい夜景が飛行機から見れなくなるのであろう.右写真の上空の線は,飛行機のヘッドライトである.

入国スタンプ

メキシコの入国スタンプであるが,ハンコがつぶれていて日付は読むことができない.入国審査もずいぶんとラフなもので,笑顔が飛び出ることも・・・.税関のチェックが,ボタンを押して「赤」のランプがついた人だけ,中身をチェックさせられるという宝くじのような仕組みであると聞いていたが,僕の場合は係員の人がいて対応していた.

メキシコシティーの気候

メキシコシティーでは今は乾季となっていて,ほとんど雨が降りません.気温は,最高気温が24度程度,最低気温が7度程度で,1日の高低差が激しく,典型的な内陸型の気候となっている.昼間は半袖で十分だが,夜はジャケットなどの上着が必要であった.

最後に・・・

メキシコでは全然英語が通じません! スペイン語オンリーです.
メモ帳と筆記用具を忘れずに・・・

南アフリカ旅行記#1[トップ]

南アフリカ ~喜望峰へ Cape of Good Hope

日本から約14000km離れた国・南アフリカ。地球の裏側である。
日本ではあまり情報の入らない地域である未知の国・南アは僕の好奇心を刺激した。
そんな南アの旅のフォトアルバムをどうぞ。

入国許可証

プレトリア[南アフリカ旅行記#2]

Tokyo — Johannesburg —Pretoria
<日本→ヨハネスブルグ→プレトリア

プレトリア市街 ~動物園より

プレトリア-Pretpria-。南アの首都である。アフリカ最大の都市・ヨハネスブルグから北に車で40分程のところに位置する。日本からヨハネスブルグの国際空港に降り立ち、本来ならばヨハネスブルグに宿を取りたかったのであるが、あまりにも治安が悪いとのことで、プレトリアに2泊することにした。プレトリアからも南ア各方面への長距離バスが出発しているので、ヨハネスブルグよりは比較的治安が安定している(あくまでもヨハネスブルグと比較してである。)ここが宿泊地としては適地である。
南アはアフリカで最も近代化の進んだ国であり、欧米や日本と変わらない生活を送ることができるが、すべての国民がそのような生活を享受しているかといえば、そうとは言えない。

チャーチ通りの街並み

プレトリアの中心街・チャーチ通り。上写真の中央左に写っているオレンジと黄色の反射ベストを着ている人はセキュリティーである。近くのスーパーは入口と出口が分かれており、出口ではレシートと購入したものを警備員にチェックさせられた。
首都だからか、比較的落ち着いた雰囲気であった。街並みは欧米と変わらない。

チャーチ通りの風景

チャーチ通りの商店。カバンやくつ、洋服などを売っている。太陽が出ている日中は人通りも多く賑やかであるが、午後5時頃になると、檻のような格子状の頑丈なシャッターが閉まり、昼の賑やかさが嘘のように「さーっ」と人々がいなくなってしまう。

プレトリアの街並み

街を歩いている人はほとんどが黒人であり、白人はあまり街の中を歩いていない。白人はたとえ近距離でも車で目的地に移動するようだ。しかもヨハネスブルグやプレトリアにはカラードと呼ばれる混血の人種が少ないため、本当に真っ黒い肌の色をした黒人の姿に慣れるまで時間がかかる。
東洋人が珍しいからなのか、それとも治安の悪さから周囲に警戒心を持って歩いているからなのか、すれ違う人が「じろっ」と鋭くにらみながら歩いていく。それでも、歩いているうちにそのような状況にも慣れた。

プレトリア駅・バスターミナル

写真に写っているのはミニバスのターミナル。グレイハウンドなどの長距離バスは、写真には写っていないが、左側の方にあるバスのりば(建物などで覆われておらず,停留所が外に並んでいる感じである)からの発車となる。このレンガ造りの建物の中に、バスが止まっているのであるが、暗い感じであり黒人にジロジロ睨まれて怖い感じがしたので、すぐに建物の外に飛び出してきた。ミニバスのりば側のターミナルは,旅行者はあまり利用しない方が賢明である。

ホテルの窓の外には・・・

プレトリアで宿泊したホテルの部屋の窓から撮った写真.よく見ると,外には電流の流れた鉄線が張り巡らされており,ドクロマークと「DANGER」と書かれた看板が貼ってあった.外からの侵入者を防ぐためだろう.治安の悪いことが実感できる.

ヨハネスブルグ(ソウェト)[南アフリカ旅行記#3]

Johannesburg  (Soweto)
<ヨハネスブルグ (ソウェト)>

ヨハネスブルグ中央駅

ヨハネスブルグ。アフリカ最大の都市であり、ゴールドラッシュによって栄えた街である。しかし、アパルトヘイト撤廃後、移民の流入などによって治安の悪化が進み、今では「世界で最も危険な都市」というレッテルまで貼られてしまった。上の写真は日曜日午前10時頃のヨハネスブルグ中央駅の駅前広場(バスの中から撮影)であるが、誰も人が歩いていない。市中心部はゴーストタウンのようになっており、白人を中心とした住民や外資系資本の会社などは、郊外のサントン地区に拠点を移している。
「バックを持った白人の旅行者は,ほぼ確実に襲われるので、絶対に昼間でも外を歩かないように」と言われており,南アフリカ政府観光局の人にも「外は歩かないでください」と言われていたので、残念ながら街の中を歩くことは断念した。観光にはツアーに参加するとよい。ちなみに現地英語では「ヨハネスブルグ」とは発音せずに「ジョハネスバーグ」と言う。

街中の写真

駐車場との境界には柵がつけられているが,その上にあるのは鉄条網.南アでは至る所に鉄条網が張り巡らされている.車を荒らす侵入者を完全に防御するためである.治安の悪いことが伺える.

オフィスビルの1階なのだが,まるで刑務所のような格子状の柵がドアや窓につけられている.人通りが少なく,まさにゴーストタウンのよう.明るいのに人が全く歩いていない大都市の風景は不気味である.果たしてテナントが入っているのだろうか.

格子状の防護柵.出入り口の扉部分にもつけられている

ソエトの街並み ~かつての黒人居住区の風景

ソエト(South-West Townships)は、ヨハネスブルグの南西約30kmに位置する南ア最大の黒人居住区である。南アといえばケープタウン・喜望峰、クルーガー国立公園など美しい自然景観が観光客を魅了しているが、一方でアパルトヘイトによる人種隔離政策が実施されていた国でもあり、ソエトはアパルトヘイト中の黒人のみが居住するエリアだったことから、南アを理解する上で見ておかなければならない地区である。ソエトは黒人解放運動の拠点でもあった。バラックの建物が所狭しと密集しており、劣悪な居住環境が存在する一方で、レンガづくりの豪邸も建つ。しかし、どちらもほとんど黒人しか住んでいないことには変わりがない。アパルトヘイト廃止以前は、黒人はこのソエト以外で外泊することが認められていなかった。
高層ビルが建ち並び、インターネットが普及している大都市がある一方で、電話も下水も整備されていない黒人居住区が存在する。貧富の差を目の当たりにした。

ソエトの風景

天気のいい日曜日。
家族で買い物にでも行こうか。

車の修理をしているらしい.

手をつないだ親子

街角では少年がゴミ拾いをしていた.

ターミナルみたいなところだった

広場では古着を広げて売っているのか?

ミニバス駐車場

ソエト住人の主な交通手段は、このミニバスである。3人座りのシートには4人を詰め込み、ぎゅうぎゅうの人を乗せて発車する。ミニバスにも冷房の効くものから冷房のないオンボロ車まで、いろいろな種類があり、僕もヨハネスブルグ空港からプレトリアまでミニバスに乗車した。(冷房つきで乗客は全員白人だったが…)

ソエトの子供達

屈託のない子供達。写真を見る限りそのように感じる。
「マネー、マネー」
子供達は手を伸ばしてこのように叫んでいる。

我々はソエトのツアーに参加した(ドライバー兼ガイド1名、ツアー客4名)のだが、白人のツアー客がくるたびに、子供達が家の中から走ってきて、「money」と窓越しに叫ぶ。もちろんツアー中は外に降りることは禁止されている.ここまでの写真は,全て車内から撮影したものである.バンタイプのワゴン車であるツアーバスは,外側からも頑丈な鍵が掛けられる特別な車で,ドライバー兼ガイドは無線機を持ちながら,万一の事故に備えて準備している.唯一,下車して見学できたところが,ネルソンマンデラの育った家の中の見学であった.同じ人間同士なのに車から降りることのできないツアーという形態にちょっと違和感を感じた.しかし,このようにしてソエトの実情,アパルトヘイト撤廃後の南アの根深い問題を知ることができるという側面もある.

アピントン[南アフリカ旅行記#4]

Pretoria —  Upington
<プレトリア→アピントン

プレトリアからアピントンへ ~インターケープの長距離バス

ひたすら砂漠の乾燥地帯を走る

今日はアピントンまでの移動日である。プレトリアを午前8時30分定刻に出発、アピントンまでは11時間の道のりである。南アの道路はかなりよく整備されており、ドライバーも非常によくスピードを出す。N12からR507を通りN14へ。ひたすら乾燥地帯の中をバスは走っていく。

車内は快適で、コーヒーや茶菓のサービスがあり、休憩時間も1回あたり30分ほど取るので、バーガーショップで軽食をとることもできる。ビデオ上映もある。南アのコーヒーは日本で言う「コーヒー牛乳」のようなものであり、ミルクがたっぷり入っておりノーシュガーでも甘い。現地の人は、その甘いコーヒーにさらに黒砂糖を入れて飲んでおり、あまーいコーヒーが嗜好されているのかと思う。

乗客は半分が黒人、半分が白人であった。南アの黒人にとっては料金が高い(プレトリア・アピントン片道190ランド=約4,500円)ため、黒人も身なりのいい人が乗っている。安い交通機関はミニバスである。南アの長距離バス会社は、グレイハウンド、インターケープ、トランスラックスの3社があるが、どのバス会社もさほどサービスに差はなく、深夜・早朝に治安の悪い地区のターミナルに到着する便(特にヨハネスブルグ)を利用しなければ、そんなに安全について神経質になる乗り物ではない。女性車掌が2人、ドライバーが2人乗車していた。

アピントンのダウンタウン

アピントンは人口6万人の田舎町である。日本人観光客はほとんど立ち寄ることのない内陸部である。これといって見るところもなく、オレンジ川のほとりに街が形成されている。
南アを知るために、観光客が行かない小さな田舎町に行ってみたかった。南ア全土で治安が悪いのか。
どの国も田舎はのんびりとしている。このアピントンも同じであった。すれ違う人々の顔も硬直しておらず、じろじろにらまれることもない。何処から来たのかと聞かれ、ようこそ南アフリカへと笑顔が返ってきたこともあった。プレトリアやヨハネスブルグでよく設置してあった塀の上の有刺鉄線も、アピントンではほとんど見かけることがなかった。本屋に入って地図を買おうとうろうろしていると、警備員が僕の隣にやってきて、
「May I help you?」
と、逆に警戒されることもあった。

オレンジ川 Orange River

乾燥地帯に悠々と流れるオレンジ川。川のほとりに寝転んで、旅の疲れを癒すことができた。このホッとしたリラックスできる感覚は、久しぶりに経験する。
アピントンは人間らしさを取り戻せるいい街である。

鉄条網

それでも,アパルトヘイト時代の名残なのか、ときどき街の中で鉄条網を見かける。黒人と白人の区域を区切っていたときの境界線なのだろうか。それとも、治安の悪い南アなので、立ち入り禁止の場所には鉄条網が張ってあるのか。

ケープタウン[南アフリカ旅行記#5]

Upington  — Cape Town
<アピントン→ケープタウン

テーブルマウンテンとケープタウン

ケープタウンは美しい街である。目の前にはテーブルマウンテンがそびえ立ち、街の風景にインパクトを与えている。こんな岩山が街の中に聳え立つ都市は他に見当たらない。ケープタウンは世界各国から観光客が集まる街である。それ故に、旅行者にとっては南アの中で最も動きやすい地域である。治安もヨハネスブルグに比べるとはるかに安全である。しかし近日、外務省の海外危険情報によると、ケープタウンも「危険度1(注意喚起)」が発出された。(ヨハネスブルグのダウンタウン地区にも「危険度1」が継続して発出されている)

写真は、ホテルの部屋の窓から撮影したものである。チェックインの際、カードに既に書かれていたルームナンバーにボールペンで線を引かれ、同じ11階の別な部屋に変更させられた。つたない英語しか話せないので聞くこともできず、なぜだろうと思いつつ部屋に入ってみると、そこは角部屋であり、テーブルマウンテンが一望できる部屋であった。ホテルのフロントマンに感謝した。ホテルの名は、Holiday Inn Garden Court St.George’s Mall、1泊9,500円。日本の旅行代理店で予約可能である。

ケープタウンの街並み

ウォーターフロントのビクトリアワーフからの眺め

ケープタウンにいると、どこからでもテーブルマウンテンの山を眺めることが出来る。やはり、テーブルマウンテンの景色には圧倒される。

テーブルマウンテン頂上からの眺め

テープルマウンテンにはロープウェイで簡単に登ることができる。頂上からは、ケープタウンの街並みが望める。頂上はまっ平らであり、テーブルマウンテンという名の由来はここからきている。そこには、世界各国から観光客がやってきており、
「Please  take us picture.」
などと言われ、写真の撮影を頼まれる。
その時、
「This is Japanese Camera.」
とカメラを指してコミュニケーションが図られ、見ると確かにキャノンのカメラであった。しかし、何故一目見て日本人だとわかったのか、南アでは日本人よりも韓国や中国からのツアー客が多く見られたのだが…。

トイレ事情

南アの男子トイレは非常に高い。位置が高いのである。確かに黒人は足の長い人が多いかもしれないが、我々日本人にとっては、背伸びをしないと用を足せない。自分の足が短いのかも知れないが。

喜望峰[南アフリカ旅行記#6]

Cape of Good Hope
<喜望峰>

オースリッチ ~ダチョウ

喜望峰に向かう途中、ダチョウの群れに出会った。美しい海岸線が続くケープ半島である。車は海岸線に沿って、南下する。

美しいケープ半島

Cape Point  ~ケープポイント

ケープポイントと喜望峰は別の岬である。こちらはケープポイント。写真では見れないが、ここに立つと地球が丸いことが実感できる。目の前に大海原のパノラマが360度、一面に広がる。絶景である。

Cape of Good Hope  ~喜望峰

ケープポイントから見た喜望峰。
アフリカ大陸・最南端である。(本当の最南端はアグラス岬である)

Cape Point  ~ケープポイントに立つ

地球は丸い!! まさに実感する. ついにやってきたぞ! アフリカ大陸最南端!!

Cape of Good Hope  ~喜望峰の立看板


今日1日、ケープ半島とワインランドを案内してくれた、ドライバーのダグラスさん。普段はタクシーの運転手である。昨日ケープタウンで乗ったタクシーのドライバーがたまたまダグラスさんであり、明日ケープ半島に行くのなら案内すると言われ、その話にのった。ケープ半島には路線バスなどが出ていないので、観光客は必然的にツアーに参加しなければならない。大型バスのツアーからワゴン車タイプのツアー、そして個人専用のプライベートツアーまでさまざまなツアーが用意されている。ツアーの予約は、ホテルのカウンターで可能である。
ダグラスさんはプレトリアの出身、ミュージシャンを目指し来年アメリカに渡るという。白人にとって住みにくくなっているといわれる南アフリカ。ダグラスさんも南アに見切りをつけた白人のひとりなのだろうか。

ちょっとブレイク[南アフリカ旅行記#7]

★ちょっとブレイク★

南アについてもっと詳しく教えてください,というメールをよく頂きます.
そこで,これまでに返信したメッセージをお伝えします.

Q1.南アフリカの旅行について詳しく教えてください.

僕が南アフリカに訪れたのは,1999年のゴールデンウィークで,4月29日から5月8日までの10日間でした.10日間といっても移動に1日半もかかるところですから,実質7日間くらいの旅となってしまいます.

さて,南アには美しい自然と遠い国と未知の好奇心ということで訪れました.本当はもっと南アの人と色々な話しをして,国の現状を聞きたいところなのですが,なにせつたない英語しかはなせなくて・・・・.ソエトのツアーにも参加したのですが,ちょっとしか内容が分かりませんでした!!現地ではいろいろと話しを伺ってみたいところです.

ゴールデンウィークと言うこともあって,飛行機代はめちゃ高く,マレーシア航空(これが一番安いと思います)で17万円弱でした.クアラルンプールでの接続に7時間くらいあるので,ちょっと時間がかかるルートかと思います.
成田10時30分→KUL16:35 01:05→JNB05:40着(計搭乗時間17時間40分)
シンガポール航空とかキャセイだとさらに1万円くらい高かったような気がします.帰りはケープタウンから乗って,ヨハネスブルグ経由で帰りました.

ヨハネスブルグには早朝に到着します.ちょっと怖い感じでしたが,僕も両替は空港ロビーでやりました!ミニバスタクシーでプレトリアに移動し(白人ばかり),ホテルに荷物を置いて,2泊しました.詳しくはHPのとおりです! まぁ,首都らしい落ち着いた空気の漂う街でした.

次の訪問地アピントンまでの移動は長距離バスを考えていたので,駅ターミナルでチケットを予約購入し,プレトリア8:30発の2階建てバスに乗りました.車内は快適で女性車掌が2人乗務し,珈琲や茶菓のサービスがあって全然危険なことは感じませんでした.南アとしては料金が高いので,それなりの方が乗っているのだろうと思います.アピントンまでは11時間の乗車.途中休憩をとりますが,日本の高速バスと違って30分以上の休憩なので,食事をしたりすることができます.

アピントンでは,本当にのんびりすることが出来ました.南アは治安が悪いと言われていたので,非常に緊張して街を歩いていたのですが,アピントンにきてやっと本来の緊張感のない旅をすることができたと思います.プレトリアなどではじろじろ睨まれることが多く,治安の悪さを肌で感じ取っていたのですが,アピントンではそんな思いはせず,むしろちょっとした雑談をしたりして,好意的に受け入れてもらえました.やはり田舎街はどこも,のんびりとして人間らしい街が形成されていることを実感したところです.

ケープタウンまでは夜行高速バスで移動しました.チケットはプレトリアで一緒に買っていました.南アの長距離バスは隔日運行というものもあり,この便も1日おきの運行なので,旅程には注意が必要です.バスの時刻表などは,日本の南ア政府観光局に資料請求してコピーを送っていただきましたが,とても親切な方でいろいろと南アの情報も教えていただきました.今ではインターネットでも時刻表を見ることができると思います.夜行バスもそれほど危険を感じることはなく,快適な旅(といっても疲れますが・・)でした.

ケープタウンは非常に見慣れた風景の広がる都市でした.それ故,アフリカらしさは薄れていますが,観光客にとっては歩きやすい街でした.ケープタウンにきたら,テーブルマウンテンと喜望峰は外せません.時間があればステレンボッシュのワインテイスティングもお勧めです.
ケープ半島の喜望峰には交通機関がないので,ツアーに参加するかタクシー・レンタカーなどで行かなければなりません.たまたま乗車したタクシーの運転手さん(白人)が,「ケープ半島に行くなら明日案内するよ,決まったら電話をして」と名刺をくれたので,その話しにのっかって,1日タクシーで移動しました.といっても,翌日になると車はタクシーではなく,ダグラス(運転手)さんの個人の車らしく(日本車のマツダだった),つまり自分の車で個人的に案内しているのでした!
つまり白タクといったところでしょうか.お金も払いましたが,個人プライベートツアーにしてはまぁまぁかなと思うので,まぁよしとしましょう.今考えると,ちょっと危険な行為かなとも思ってしまいますが,ダグラスさんはとても良い人で,来年にはアメリカに渡ると言っていましたので,僕としてはとても良い思い出であり,効率よくケープ半島(ステレンボッシュも行きました)を回ることができました.25歳でとてもしっかりとした考えを持っている人で,外国の人っていうのは日本人の同じ年齢の人よりも自立していると思います.
次の日の朝,空港まで送ってもらいました.

滞在のホテルは1泊1万円位でした.僕の場合シティーホテルに泊まることが多いのですが,
ホテルを現地で探すのは時間がもったいないので,いつも日本で予約をしていきます.
しかし,南アの場合は旅行代理店でもなかなかとれないので,直接ホテルにFAXを送信して,予約表を送り返してもらいました.その紙をもって当日チェックインすれば,つたない英語でも大丈夫でした.

Q2. 管理人さんのように、ヨハネスブルクも行ってみたいのですが、やはり治安面で心配なので、無理に時間を割くよりは他のところで時間を作った方が良いのかなと、色々と迷っています。どうでしょうか。

そうですね.
でも,僕もヨハネスブルグでは一切外には降りていないんですよ.ヨハネスブルグの空港には,朝の5時30分頃到着したので,明るくなるまでの1時間ぐらいは空港のロビーのイスで待機していて,(このときに,何人かの性格の明るい黒人に宿などの手配について声をかけられましたが,空港内は警備がしっかりしているのでいざとなっても大丈夫だと思います)明るくなってから,ミニバスタイプ(つまりワゴン車)の白人用の乗り合いタクシーで移動し,(空港のタクシーカウンターに行ったら,白人用のタクシーに案内されました.日本人は,名誉白人ということで,ホワイトではないですが,扱いは白人として見てくれているようです)プレトリアのホテル前まで連れて行ってくれて,ホテルのロビーで今晩宿泊することを伝えて荷物を預かってもらい,プレトリアの町中を観光しに行きました.

ヨハネスブルグのソエト(黒人居住区)は是非とも訪れて見ておくべきところだと思います.南アの現実が見られて,いろいろと考えさせられるものがあります.プレトリアからもホテル前集合の英語のツアーバスがでていて,4人程度のツアー客と白人ガイドとで,ミニバスで案内してくれます.
ホテルのカウンターデスクで申し込むことができます.(それ相応のホテル(1泊1室1万円程度)に泊まらないとだめですが) この時も一切外に出て自由にブラブラ歩くことは禁止されていて,(ネルソンマンデラの生家だけは降りれました)車内から外を観光したツアーでした.

Q3.管理人さんのような長距離バス移動も可能なのですね。私一人でバスを利用するのは、何となく心配ですし、時間もかなりかかると思うので、移動手段は長距離は飛行機、短い距離はタクシーになるのかな、とは思っているのですが、実際如何でしたか?

プレトリアからはヨハネスブルグ経由のアピントンという都市にインターケープの長距離バスで移動したのですが,ヨハネスブルグでは駅のターミナルには立ち寄りますが,外に下車しないので,安心してそのまま移動できました.
プレトリアに宿をとったのも,ヨハネスブルグが危険だからであり,長距離バスもプレトリアが始発となって南方面の長距離バスが発車しているので,南ア北部はプレトリアを拠点にするといいと思います.

インターケープなどの長距離バスは,南アの中では高い運賃のようで,車内に乗っている人たちも身なりのいい黒人や白人が多くのっていました.飛行機のように荷物にはタグを付けてトランクで管理するので,安心してのることができます.お金のない人は冷房の効かないミニバスで移動するようです.

タクシーはプレトリアとケープタウンで乗りました.

プレトリアで乗ったタクシーは黒人の運転手で,やたらとメーターが早くカチャカチャと上がっていく感じで,なんだかぼったくられたのではないかと思う感じでした.

ケープタウンでは白人の運転手さんでとても親切な人でした.喜望峰へは路線バスなどないので,ツアーバスに参加するか,タクシーをチャーターするしか行く方法がないのですが,その白人の運転手さんが,明日行くなら車を○○ランドで出したあげるから,決まったら名刺の連絡先に電話を頂戴といわれて,ホテルに帰ってから電話で案内をお願いしたのでした.

次の日は,タクシーの営業車でくるのかと思いきや,ホンダのマイカーでやってきて,格好もタクシーに乗っていたときとは違ってラフなジーパン姿でつまり,白タク営業みたいな感じで案内をしてくれたようでした.でも,ワインランドや喜望峰をゆっくりと1日案内してくれて,次の日の朝にはホテルから空港までも送ってくれて(もちろんそれ相場のお金は払いましたが)ラッキーな人に巡り会うことができました.

ホテルをターミナルや市街地の近くにしていて歩いていけるところにしていたので,それほど多くタクシーを利用することはありませんでした.

バス移動のメリットは国内の風景を眺めながら移動することが出来ることです.といっても,乾燥地帯の砂漠とサトウキビ?麦?畑の広がる風景が延々と続いていましたが・・・.

Q4.治安が悪いと聞いていますが,どうなんでしょうか.

確かに治安は良いとは言えないでしょう.特にヨハネスブルグでは「世界最悪」と言っていいくらいです.南アの政府観光局の人にも「絶対にヨハネスブルグでは外を歩かないでください」と言われていたほどです.年間約2万人が殺人事件で殺害(毎日50人が殺されていることになる)され,殺人未遂事件が約3万件,強姦や強盗は年間あわせて約27万件が発生し,路上では大人数で暴力的に襲われて財布や荷物が奪われ,夜はあまりにも危険なので赤信号で車は止まらない,近郊の鉄道では身ぐるみはがされて窓から放り投げ出される,ピアノ線を道路に貼って車をパンクさせて強奪する,停車中の車のフロントガラスを割って荷物を奪う,などなど,色々な情報が耳に入ってきます.国の外務省の海外安全ホームページでも下記のように記載しているくらいですので,治安については相当悪いと言っていいでしょう.日中の明るいうちに,複数の人数(できれば男2人以上が望ましい)で移動は極力車にするといった行動すれば,よいのではないかと思います.

●在留邦人安全対策マニュアル在南アフリカ共和国日本国大使館発行

【2006年7月現在の南アフリカの海外安全ホームページ】
1.概況
(1)南アフリカは世界でも有数の犯罪発生率の高い国の一つであり、一般犯罪による治安は深刻な状況にあります。また、犯罪の特徴は、犯行時に銃器を使用する等、悪質且つ凶悪であること、また、複数犯で犯行に及ぶことです。南アフリカは銃社会であり、比較的簡単に銃器が所持出来る他、違法な銃器が犯罪社会に氾濫し、しかも安易に使用・発砲されることもあります。また、外国人により組織された犯罪シンジケートが230以上あるとも言われており、これら犯罪シンジゲートの活動や職を持たない貧困層の増加、周辺諸国からの不法移民等の流入のため、犯罪は都市部及びその周辺地域に集中しています。このうち、ヨハネスブルグのダウンタウン地区は最も危険であり、邦人旅行者に対する強盗被害も頻発しています。
(2)ヨハネスブルグやプレトリア等の都市部では、武装強盗、強姦、窃盗  等の犯罪が多発しており、悪化した治安状況は依然として改善の兆しが見られません。特に、銀行やショッピングセンター等を武装集団が襲撃する事件や現金輸送車襲撃、カージャック等の犯罪が多発しており、その殆どが銃器を使用した凶悪犯罪で、銃撃戦になる場合もあります。
(3)低所得者の間には、好転しない失業率や労働条件等への不満が潜在的に存在しますので、各種労働団体等による賃上げや労働条件改善要求等のストライキやデモが断続的に発生しています。また、最近はこれらストライキやデモが暴力的になってきています。
2.地域情勢
(1)ヨハネスブルグ
ヨハネスブルグのダウンタウン地区(カールトンセンター付近から鉄道のヨハネスブルグ中央駅及びヒルブローに至る地区)では、殺人、強盗、強姦、恐喝、暴行、引ったくり、車上狙い、麻薬売買等の犯罪が時間、場所を問わずに発生している現状にあります。特に鉄道のヨハネスブルグ中央駅付近やバスターミナルのパークステーション等において、公共交通機関(長距離バス等)を利用する邦人旅行者が、バスターミナル付近を歩行中に路上強盗(突然背後から首を絞めて複数で襲い所持品を奪う等)に襲われる事件が頻発しており危険な状態ですので、可能な限り公共交通手段の利用は避け、同地区には立ち入らないようおすすめします。また、比較的安全と思われていたサントンシティにおいても、近年、在留邦人や旅行者がよく利用するサントンシティ・ショッピングセンターの宝石店で武装強盗事件が発生し、レストランに押し入った武装強盗による被害が報告されていますので、十分な注意が必要です。
(2)プレトリア
ツワネ・メトロ・エリア(プレトリア市及びその周辺地区)では、セントラル地区において強盗や窃盗等の犯罪が日常的に発生している他、同地区以外のマメロディ地区、サニーサイド地区、ウエスト地区でも住居侵入強盗やスマッシュ・アンド・グラブ(3.(3)(イ)  参照)、カージャック、殺人や強姦といった凶悪犯罪、自動車・バイク  盗難等が多発しています。また、最近は邦人が居住しているブルックリン地区においても武装強盗事件の増加が報告されており、治安が悪化しています。特に、プレトリア駅周辺やバスターミナル付近では、日中でも邦人旅行者が路上強盗(首絞め強盗)に遭う事件が報告されておりますので、周囲に対する警戒を怠らず、身の安全を第一に考えて慎重に行動してください。
(3)ケープタウン
ケープタウン市街地及びケープフラット地域においては、強盗、窃盗、ひったくり、置き引き等の一般犯罪が増加しています。特にケープフラット地域の中でカエリチャ(KHAYELITSHA)等の貧困者居住地(タウンシップ)は、人口75万人とも言われる大きな地域で、ギャング、麻薬密売者などが多く、観光客にとっては大変危険な地域です。また、外国人観光客が必ず訪れるウォーターフロントでも、スリ、置き引き、ATM犯罪(ATMの外に強盗が待ち伏せしていたり、ATMのカード差し込み口を使用不能にしておいて、困った使用者に親切を装ってカード情報を盗む等)の被害が多発しておりますので注意が必要です。
(4)ダーバン
南アフリカ国内の他の大都市の例に漏れず、治安状況は悪く、殺人、住居侵入強盗、路上強盗の犯罪が多発しています。昼夜を問わず一人歩きは避け、慎重に行動する必要があります。また、マリーンパレード等の海岸沿いの通りにおいては、邦人旅行者が複数の犯罪者に取り囲まれナイフを突きつけられて所持品を奪われたり、ホテル等のロビーで置き引き被害に遭う被害例が報告されています。つきましては、上記の各地域に渡航・滞在される方は、犯罪や事件に巻き込まれないよう、それぞれの情勢を踏まえ、十分注意してください。
3.防犯対策
(1)空港からの追尾強盗の被害も発生していますので、夜間到着の便は避けると共に空港では多額の両替はしないでください。
(2)電車、バス、ミニバス等の公共交通機関(ブルートレイン等の特別な列車は除く)は、車内で強盗やスリ等の被害に遭う確率が高いので可能な限り利用を避けてください。
(3)交差点で停車中の自動車の助手席側の窓ガラスを割り、座席に置いてあるバッグ等を強奪する事件(スマッシュ・アンド・グラブと言われる手口)が多発しています。ドアは必ずロックし、助手席等外部から見える場所にバッグやウエストポーチ、貴重品等を置かないでください。また、ヒッチハイクをしている者は乗せない、暗闇には停車しない等の注意も必要です。
(4)拳銃等の銃器を使用したカージャックが多発しています。不審な尾行車や行き先地で待ち伏せしているような不審車(者)がある時は、不用意に行き先地へ行くことはせず、尾行がなくなるまで走行し続けるか、最寄りの警察署へ一時立ち寄る等して安全を確認してください。
(5)昼夜を問わず、一人歩きは狙われやすいので極力控えるとともに、やむを得ず出歩く場合には、周囲の警戒を怠らないようにし、高価な所持品の携行や華美な服装は避けてください。特に、ヨハネスブルグのダウンタウン地区、ケープフラット地域には日中でも立ち入らないようおすすめします。
(6)ヨハネスブルグに滞在する場合には、ローズバンクやサントンといった北部地区の中でも定評のある著名なホテルを利用してください。
(7)クレジットカードやキャッシュカードで現金を引き出すために、ATMを利用する場合には、場所、時間、周囲の状況等に留意し、尾行等のある場合には最寄りの警備員や警察に通報してください。ATMの親切盗(ATMのカード差込口に予め紙などを差し込んでおいて、利用者(特に外国人)がカードが差し込めない等、操作にまごついている様子を見て近づき、「どうしましたか。私がやってあげましょう」などと言ってカードを持ち去ったり、ATMを操作し出てきた現金からいくらか抜き取り、残りを利用者に渡す手口)にもご注意ください。
(8)ヨハネスブルグの中央駅(鉄道)付近、セントラルパークステーション(バスターミナル)、プレトリア駅付近では鉄道やバス、ミニバス等を利用する邦人旅行者が日中歩行中に突然背後から首を締められ身動きできない状態で複数にとり囲まれ金品を強奪される路上強盗事件が多発しております、可能な限り同地区には立ち入らないようおすすめします。
(9)道路を走行中に別の車(青色灯を点滅させて覆面パトカーを装う場合もある。)が近づいてきて、助手席に乗っている男がIDカードのような物を提示、停車を求めた上で、警察官や麻薬取締官を名乗り、銃器や麻薬捜査を口実に所持品を検査して、現金や貴重品を強奪する事件(ブルーライト・ギャングと言われる手口)が発生しています。覆面パトカーや私服警察官を装う者から停車を求められた場合は、理解できない振りをして停車しないことが肝要です。進路前方に割り込んだり、拳銃を向けてくる等、停車せざるを得ない場合は相手を刺激せず、路肩ではなくガソリンスタンド等の人の大勢いる場所で停車するように心掛けてください。その上で相手の身分(IDカード、所属、氏名)や停車の目的などを確認するようにしてください。なお、強盗だと判明すれば絶対に抵抗せず、相手の人相・着衣、自動車のナンバー・形・色等を可能な限り記憶するように心掛けてください。
(10)419号事件(国際的詐欺事件)
 従来、ナイジェリアを舞台にした国際的詐欺事件(通称419号事件)が南アフリカにおいても頻繁に発生しています。今まであったようなアフリカ各国政府高官や公社の名を名乗る裏資金洗浄を装った詐欺だけでなく、通常の商取引を装った詐欺により多数の邦人被害者がでています。本件に関しての被害は詐欺だけに止まらず、強盗、武装犯人による監禁、身代金要求と言った凶悪犯罪の被害に及びます(被害者の中には殺害された外国人の例もあります)。
 つきましては、南アフリカにおいて多額の金銭を扱う取引・銀行口座開設の誘いがある場合は十分注意してください。また、多額の配当や成功報酬を約束するようなFAXやEメールによる誘いは間違いなく本件詐欺事件ですから、その誘いに乗って南アフリカへ渡航することのないよう十分ご注意ください。また、犯人側と接触した場合は、生命に危険が及ぶ可能性があることを十分ご理解ください。

タイThailand[アジアの風景#3]

タイの屋台

バンコクの屋台。道路脇の歩道の上で所狭しと並んでいる。スープ、炒め物、麺類など何でもそろっているが、タイ人庶民の味だからなのか、どうも私の口にはちょいと合わない。味はスパイシー(辛口)なものが多く、独特の強い香りのする葉っぱが使われている料理が多いような気がする。バンコクは1年中暖かく、このときも1月中旬にもかかわらず半袖でOKであった。
バンコクでは夕方になると、洋服屋や小物、絵、カバン、靴などを売る露天商(上野アメ横をもっとすごくしたような感じ)が、歩道上に所狭しと並んで、アジア的な賑わいを見せる。

 バンコクの渋滞

バンコクの渋滞は世界一。噂では聞いていたが、実際その通りである。その上、燃料が悪いのか排ガス対策が遅れているからなのか、非常に空気が悪い。トゥクトゥクと呼ばれる小型の三輪タクシーが、黒煙をあげながら「ブンブン」走り回っている。渋滞の切り札として新交通システムの工事が進んでいる。(現在は開通した)

チャオプラヤー川の水上バス

バンコクは水の都でもある。チャオブラヤー川には水上バスが運行されているが、バンコクを訪れたら是非この公共交通機関に乗ってみるべきである。木製の舟には唸るように響くバイクから付け替えられたエンジンが高く鳴り響き、桟橋に近づくと車掌が笛を「ピーーー、ピーーー」と吹いて、桟橋で待っている乗客に舟が近づいたことを知らせる。桟橋に近づくと荒々しい操縦で舟を桟橋のタイヤの緩衝材に「ゴツン」とぶつけ、乗客が乗り降りする。このワイルドな乗り心地は日本では味わえない。混雑するときは、舟が沈むのではないかというほど乗客を乗せて出航する。川の水は茶色に濁っていた。

水上バスの乗降口 サンダルはタイの基本仕様

水上バスの乗降口は舟の後ろにある。柵などが設けられているわけでもなく、桟橋に着くと乗客がポンポン飛び降りていく。クツを履いているのは白人の観光客のみ。タイの人々の基本は「サンダル履き」であった。

(旅行年月:1999年1月)