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Suica(ICカード出改札システム)【東京考察#61】

The inspection-of-tickets system of an integrated circuit card formula

 


 JR東日本から画期的な改札システムが2001年11月18日に登場した.
従来の定期券やイオカード(切符のいらないプリペイド式カード)は,自動改札機の投入口にカードを入れて,それを受け取るという動作が必要であったが,Suica(スイカ)と呼ばれるICカードを自動改札機の読みとり部にタッチするだけで,改札を通過することが出来るようになった.
定期券が切れたとき,またはイオカードの残額がなくなったときは,自動券売機等の入金機でお金をチャージ(イオカードの場合,最高20000円まで)することにより,再び使用できるようになる.購入時にはデポジット(保証金)として500円必要となるが,ICカードを返却するときには払い戻しされる.定期券の場合は,イオカードの機能も併用することができるので,今までの定期券の乗り越しの場合はいちいち切符を買うか自動精算機に並んでいたのであるが,これからはタッチ&ゴーをするだけで,自動的に乗り越し分も精算されることとなる.
また,定期入れにいれたままでもタッチ&ゴーができるので,いちいち定期入れから出し入れする煩わしさもなくなる.


投入口の上にある○印のところにタッチする

 説明書きによると「必ずタッチしてください」と書かれてあるが,ICカードそのものをタッチさせる必要はなく,カードを持った手を「ポン」と置くと「ピピ」と音がなってディスプレイに残額等が表示され,通過することができる.出るときも同じ要領でタッチ&ゴーである.


残額がなくなってきたら,入金可能な自動券売機やのりこし精算機で入金する


今までのイオカードでは裏面に利用明細が記入されていたが,
ICカードでは記入されない.そこで,自動券売機で利用履歴を印刷することができる.
長距離用切符の様式に,利用の明細が印字される.(無料)


利用できる駅は,首都圏近郊のみである.(2007年当時)


これがICカードの「Suica」
銀行のキャッシュカードの厚さ

近頃の地下鉄【東京考察#59】

A recent subway


営団地下鉄南北線 ホームにドアがついている
運転手は確認ボタンを押すだけ.
運転はコンピューター制御されている.

 
都営地下鉄大江戸線
断面の小さいトンネルで車内も狭い
ロンドンのチューブのようだ

 

はとバス(定期観光バス)【東京考察#43】

‘HATO BUS’ (sight-seeing tour bus)

 


 旅に出かけると大抵の街(世界中どこでも)には日帰りの定期観光バスが走っている。定期観光バスは、自分の旅プランに合わせて見所をコンパクトに見てまわれるので便利である。そんな定期観光バスを東京で運行しているのが「株式会社はとバス」である。鮮やかな黄色いボディーに「HATO BUS」と描かれた赤文字のバスは、非常に目立つペイントである。はとバスの歴史は古く、今年(2001年)で創業52周年(1949年創業)とのことである。

はとバスのツアーは実に様々なコースが用意されており、初めて東京を訪れる人のためのコースから、最近流行のお台場やアクアラインへのコース、桜の名所めぐりや屋形船、夜景見物、有名ホテルでのディナー、歌舞伎鑑賞、ヘリコプターツアー、トップレスショー、ニューハーフショーなどなど、東京に住んでいる人にとっても多彩なコースが用意されている。一日コースから、半日コース、ナイトコースと時間も好みに合わせて選択でき、また、外国人観光客のための英語ガイドツアーも用意されている。(英語ツアーは浜松町駅・世界貿易センタービルからの発車となる)

はとバスのりばは、東京駅・新宿駅・浜松町駅・上野駅・池袋駅・渋谷駅にあるが、メインとなるのりばは、東京駅丸の内南口となっており、ほとんどが東京駅からの発車である。東京駅のチケット売場に行くと、電光掲示板にずらずらと発車コースと空席状況が表示され、東京にはこんなに「はとバス」が走っているのか、と驚いてしまう。発車のラッシュ時(9時、13時、17時頃)には、何台も連なったはとバスが、東京駅南口ののりばにずらりと並んでいる。

また、はとバスでは系列ホテル「銀座キャピタルホテル」の宿泊プランを組み合わせることができるコースもあり、これを利用すれば1泊5500円(コース代別)で東京に宿泊することが可能であるが、曜日限定なので利用の際は注意が必要である。(とはいっても、ナイトコース+宿泊プランのセットの場合、月・金・土・日・祝休前日限定となっており、土曜日に利用できないということはない。)

  
発車待ちのはとバス            チケット売場


参考までに、ツアーを一部紹介する。たまには黄色いはとバスで新たな東京を発見してみてはいかがでしょうか。

<昼のコース> 2000,4,1現在
東京1日(たっぷり東京を味わえる)
東京半日
東京三名所(皇居・浅草・お台場通過・東京タワー)
東京ハイライト
お台場と隅田川下り
隅田川下りと浅草
東京ドライブ(全て車中からの欲張り見学ツアー)
靖国神社と浅草隅田川下り
浅草とお台場
東京はやまわり
眺望抜群!東京都庁とお台場散策(クルーズ付き)
パノラマ三大ブリッジとアクアライン
お台場散策とアクアライン
お台場・海ほたると浅草観音
東京湾ぐるり周遊シーサイドライン(アクアライン全線通行して木更津を経由する)
東京タワーとベイスポット
お台場・横浜と海ほたるドライブ
春を遊ぼう!東京絵日記
東京横浜名所めぐり
山の手一日(サンシャイン60など。今となっては唯一サンシャインへ行くコースとなってしまった)
浅草・柴又・とげぬき地蔵(下町門前まちめぐり)
ホテルオークラと歌舞伎鑑賞
下町散策とヴィーナスフォート
東京下町物語(浅草園芸ホールなど)
講談師といく花のお江戸
東京上空ヘリコプター遊覧とお台場・ハーバークルーズ
東京ディズニーランド一日
綺麗にドレスアップ(有名ホテルでドレスを着て記念撮影。昼はケーキバイキング)
東京の優雅なひととき(帝国ホテルバイキング料理とクルーズ船で喫茶)
シンフォニーランチクルーズと絵になる一日
しだれ桜の名園散策と椿山荘のお花見膳

<夜のコース>
夜のヘリコプター遊覧と舞浜・ベイヒルトン(バイキング料理)
夜景の東京タワーとシンフォニー
夜の東京ディズニーランド
東京港サンセットクルーズとアクアライン
江戸の風流 屋形船
横浜チャイナタウンと夜景の海ほたる
巨人戦ナイター(東京ドーム 指定席B)
大相撲本場所
ホテルニューオータニと本場のフラメンコ
帝国ホテルバイキングとニューハーフレビューシアター
興味身心アルカザール(妖艶なニューハーフショー)
鉄人のレストランとアルカザール
夜の六本木とニューハーフ「金魚」
ギャルソンパブのニューハーフショー
黒鳥の湖とホテルオークラ(ホテルディナーとニューハーフショー)
黒鳥の湖と浅草米久(牛なべとニューハーフショー)
老舗の牛なべ米久と六本木トップレスショー
夜の赤坂ジェントルメンズクラブ(トップレスショー)
熱体高気圧!J MEN’S TOKYO(外国人男性ダンサーのストリップダンスショー)
淑女の指定席!新宿歌舞伎町ホストクラブ

 

新小22 葛西駅⇔新小岩駅[都バスで東京発見]

新小岩-葛西で江戸川区を縦断する路線

新小22 葛西駅⇔新小岩駅(経由)一之江駅・東小松川一 臨海営業所

路線keyword:今井街道,新中川のプレジャーボート,千葉県境,狭路


江戸川区はどちらかというと南北に広がりをもつ地域である。東西方向の交通は、JR総武線や都営新宿線、営団東西線、JR京葉線が走っているため便利なのであるが、南北方向の交通は非常に不便である。それを補完しているのが都営バスであり、この路線も比較的本数が多くなっている。区役所本庁舎に用事のある時には欠かせない交通機関である。
京成バスに混じって新小岩駅前のバスターミナルを発車する。江戸川区役所前を通り、京葉道路と交差して、東小松川1丁目で首都高小松川線と交差すると左に進路を変え、今井街道を走っていく。アーケードの近隣商店街が続くところをしばらく走っていき、環七通りと交差すると一之江駅となる。
瑞江大橋で新中川を渡ると、プレジャーボートが係留されている光景が目に入る。レジャーボートの増加による不法な係留を防ぐため東京都が整備したものである。そして今井となる。今井橋を渡ると千葉県となるが、バスは橋を渡らず右折する。水上バス乗り場のある公園横を走っていると、瑞穂大橋となって、右手に大きな水門が現れる。なんとなく江戸川区らしい風景である。しばらく川沿いに走っていき、カーブを過ぎると、環七通り通りへ出て南下。まもなく地下鉄博物館のある終点、葛西駅となる。

都バスでGO![都バスで東京発見]

旅の基本は路線バス! 都バスを路線ごとに紹介. 街を眺めるのにはバスに乗るのが一番です.地域の雰囲気が空間で伝わってきます.東京の中を縦横無尽に走っている都バスにのって,素顔の東京を発見するのもいいのではないでしょうか.

(~2000年12月作成)

各ページは以下のリンクからご覧ください.
都バスで東京発見サイトマップ

都営バス(走る広告塔)【東京考察#2】

The city-operated bus as an advertisement

 


 これも石原都知事の革新都政の現れだろうか。財政赤字を補うための策として、ボディーをすべて広告のペイントとしたバスがお目見えした。写真はコクヨの糊「プリット」の広告。このようなバスは地方の路面電車やバスに見られるが(福島県の会津バスなどは、このペイントをやっている)、大都市のバスではあまり見かけたことがない。このボディペイントがなかなか広告主にとって好評だそうで、そのうち全ての都バスがカラフルな広告塔になる日も、そう遠くないのかなと思う。
このボディペイントは結構インパクトのあるデザインになっており、見る側にとっても飽きることがなく楽しむことができる。ただ、一方で、色彩景観を乱すという議論も起こっており、デザインの決定にあたっては学識経験者等による審査委員会をつくって審議の上、デザインを決めているという。約8割は書き直しになるということである。広告料は路線によってまちまちであるというが、年間160万~60万円である。
以下にいくつかのバスの写真を載せておくが、この他にもバス全体がグリーンガムの包装紙に見立ててあるものや、缶コーヒーのボスの広告など、東京に行ったときには「広告バス」を探してみるのもおもしろいのではないだろうか。



清涼飲料水の広告


アート引越センターの広告

東京考察(Tokyo Guidance)

東京の街を写真と共にコラム形式で紹介. 東京は日本の顔であるとともに世界へ向けた窓口です.世界でも有数の大都市ですが,その中にも色々な街の表情があり,ひとつひとつ見ていくととても興味深いものがあります.そんな東京を紹介します.「考察」と言っていますが,内容は画像を中心として東京の街並みや話題を紹介するページです.お気軽にご訪問ください.

各ページは以下のリンクからご覧ください.
東京考察サイトマップ

三宅島【島紀行】

澄みわたる秋空のもと、プロペラの音が高鳴り、ANK847便は定刻に羽田を離陸した。三宅島には約50分で到着する予定である。みるみるうちに建物が小さくなり、空港全体が見渡せるようになった。羽田の沖合展開工事のされているところだけは茶一色であり、真下には部会の埋立て地を象徴するような四角い島が、整然と広がっていた。
高度を上げるにつれ、ビルの並び立つ東京の街が見えてきた。空から眺めると、改めて東京の巨大さに驚かされる。エネルギーの集結地という感である。飛行機は南に進路を向け、海上を三宅島めざして飛んでいた。
さらに高度を上げた。東京上空は薄汚れたねずみ色のスモッグで覆われている。その霞の上に純白な富士山がすっきりと浮かんでいた。大気圏の膜の外側に山がのっかつているようである。我々は毎日、あのスモッグの下で生活をしている。海にはアメンボのようなつり船が、白い線を引きながら点々と存在していた。
右に三宅島が近づき、飛行機は揺れながら、島づたいに飛んでいた。島の肌が突然赤茶黒の溶岩に変わり、そして三宅島空港に着陸した。

溶岩原 火山れきである
山服から流れ出た溶岩流

タラップを降りた。暖かかった。今朝の東京とは10度以上違うように思う。黒潮の影響だろう。三宅島は東京の南約180kmにあり、周囲約35km、人口4000人、伊豆諸島の中では大島、八丈島についで3番目に大きい火山島である。明治以降だけでも明治7、昭和15、37、58年と4回も噴火を起こしている、まさに火山の島なのである。
空港前より左周りの村営バスに乗った。昭和37年の噴火の際に一夜のうちにできあがったという三七(さんしち)山を過ぎると、赤茶黒の溶岩原が広がる七折峠にさしかかった。「三七」とは噴火の年号からとったものである。樹木は植わっておらず、前方には海が見えた。バスは溶岩の切り通しの中を右へ左へと身体を傾けていた。この辺りは赤場暁(あかばきょう)と呼ばれ、昭和15年の噴火で入江が埋立てられ、さらに昭和37年の爆発で溶岩流が重なったところである。機内から見えた溶岩はここである。
運転手は道路工事作業員や道行く人と互いに笑顔で挨拶を交わす。途中から高校生がひとり乗ってきた。
「どこいくんだ」
「がっこ!」
素朴な会話である。顔見知りらしい。
警察署、支庁前を通り過ぎ、バスは峠を越え、間もなく島西の阿古(あこ)の集落に入るところだった。案内テープから、「次は鉄砲場、鉄砲場です」と流れると、真っ黒な火山れきが帯になって山から続き、道路を横切っていた。未だに生々しい傷跡であった。しばらく溶岩流に沿って走った。

溶岩によって埋もれた学校
体育館は骨組みのみとなった

昭和58年(1983)10月3日午後3時、なんの前ぶれもなく雄山(おやま)中腹のニ男山あたりを中心に、十数ケ所の火口から轟音とともに火柱と噴煙があがった。灼熱の溶岩流は5-600mの幅の流れとなって西、南西、南の3方向に向かって流れていった。この中で西に向かった溶岩流がこれであり、島最大の集落・阿古を襲ったものである。阿古の住宅約500戸のうち400戸の民家と学校などの公共施設が溶岩に埋もれて消失し、これは日本火山史上でも最大規模の災害であった。また、島南にある新■池では池の水が干上がり、周りの木は枯れ、巨大な穴となってしまったということである。阿古に到着し、下車した。阿古小学校・中学校埋没地へと向かった。
溶岩原に着いた。その溶岩を突っ切るようにアスファルト道路がひかれている。ソフトボール程の「れき」がー面に重なって横たわり、背後の緑の山肌には滝のように黒い帯が流れている。「れき」の上を歩くと素焼きをこすったような「カサカサ」とした音がする。黒い帯の部分だけは樹木も植物も植わっていない。これは8年前(旅行当時)の噴火である。
学校埋没地にやってきた。校舎は溶岩に押され、半分ほど埋まっている。体育館の壁や屋根は剥がされ、無残な鉄骨の骨組みだけが残っていた。ひぴの入ったプールもあった。この惨い光景は、また違った自然の、恐ろしいー面を見たような気がした。
帰る時間となった。帰路の飛行機は満席だったので、船で帰ることにした。東海汽船の「すとれちあ」丸が大きく揺れながら、阿古(錆ケ浜)の港に入ってきた。

新しい生命が誕生していた

都バスで東京見物[雑誌に掲載されたコラム]

雑誌名:「旅」
1992年6月号(第66巻第6号)
P.136
発行:JTB・日本交通公社
コーナー:私のおすすめバス路線「都バスで東京見物」


都バスで東京見物 [浅草~上野~新宿~品川]

首都東京の中心部を中心部を縦横無尽に走る都営バス.最近はバス現在地や現所要時間を知らせるバスロケーションシステムの導入によって,利用者の増加を目指しています.そんな路線バスに乗って素顔の東京を見物してみてはいかがでしょうか.
まずは,浅草から真っ赤な2階建てバスに乗って上野公園へ.予約無しで誰でも気軽に乗れます.上野の周辺をちょっと散策し,「上60 大塚駅」行で大塚へ.東京大学横を通り過ぎ,巨大な怪物のような東京ドームを背にして,文京区小石川界隈を走ります.
大塚からはちょっとルール違反をして,都電に乗って早稲田に向かいます.下町情緒の残る電車からは,サンシャイン60が間近に見え,雑司ヶ谷,学習院下をトコトコと走っていきます.
早稲田大学の北に位置する終点で下車し,そこから今度は「早77 新宿駅西口」行で新宿に移動.明治通りを南下し,都内有数の歓楽街「歌舞伎町」を突っ切ると目の前に,超高層ビル街と新都庁が見えて新宿に到着.
ここからは,バスロケーションシステムの完備された新都市バス「都03 晴海埠頭」行で,ベイエリアへと向かいます.新宿通りを東に走り,半蔵門にて右に曲がると,左に皇居のお堀,右には国立劇場,最高裁判所が現れます.さらに三宅坂,警視庁前,日比谷,そして,銀座の中心,銀座四丁目交差点を横切ります.勝鬨橋を渡ると,客船ターミナルのある晴海埠頭に到着.現在建設中の東京ベイブリッジも見えます.
数本のバスを乗り継いで,門前仲町に移動し,「海01 品川駅東口(海上公園で乗り換えの便もある)」行に乗車.東雲を過ぎると,埋め立て地である有明テニスの森公園,お台場海浜公園近くを通り,船の科学館に到着します.ここからバスは東京湾岸道路の料金所を通り,海底トンネル(東京港トンネル)を抜け,大井埠頭に入るとまもなく終点品川です.
最後に「浜95 東京タワー」行に乗って,東京の夜景を空から眺めて締めくくり.
1日乗車券は大人650円で,都バスはもちろん,都電,都営地下鉄に乗り放題です.また,営業所にて分かりやすい路線案内図がもらえます.