立木観音(恵隆寺)【会津考察#34】

The Tachiki Kannon (The Etyu temple)


立木観音堂(恵隆寺)

 


 立木観音は808(大同3)年に弘法大師が観音菩薩の霊感を受け,根がついた巨木に彫刻されたと伝えられており,国の重要文化財に指定されている.子年生まれの守護本尊となっている.像高7.4m(総高8.5m)で国内でも最大級の千手観音であり,観音像の左右には二十八部衆と風神・雷神が安置されている.また,観音堂は鎌倉時代の和洋建築物で,こちらも国の重要文化財に指定されている.観音堂内には「だきつき柱」もあって,抱きついて願い事をすれば満願成就するとして信仰を集めている.会津ころり三観音のひとつである.

駐車場脇には「仁王門を通るのが正式な御参拝です.近道はしないことです」との立て看板が.

ということで,仁王門を通って参拝へ.

参道

清浄水
約250年前に地下10mまで井戸が掘られて湧き出す天然水.

観音堂
300円の拝観料を払って,中に入ることができる.
そして立木観音像を間近に拝むことができる.
是非中に入って間近に拝むことをお勧めする.お堂が小さいので大きく見えて圧巻である.
扉をつけることができないので,観音像前面には斗帳という垂れ幕が掛けられている.
【公共交通案内】
●会津若松駅から JR只見線 会津坂下駅下車 約3.2km