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郡山総合体育館(宝来屋ボンズアリーナ)で女子バレーSVリーグ「デンソーエアリービーズ」観戦【郡山見聞録#125】

郡山総合体育館は,開成山公園から内環状線を挟んで隣接している施設である.命名権の導入によって2025(令和7)年4月より「宝来屋 ボンズアリーナ」の名称が使用されている.

 1974(昭和49)年に開館しており,WBCフライ級タイトルマッチやふくしま国体における競技会場,郡山市民の体育活動の場として,活用されてきた.
 施設の老朽化やプロスポーツの本拠地とするための基準を満たすことなどにより改修工事が進められていたが,この春に工事が完了し,観客席が5013席(移動式も含む)へとほぼ倍に増設され,壁面4箇所に大型ビジョンの新設,照明のLED化,トイレの増設などが行われ,魅力的で使いやすい施設に生まれ変わった。体育館の2階に個室観覧席(VIP席),1階に移動式の観覧席などが設けられている.
 駐車場のある開成山公園からの移動で内環状線(道路)の横断歩道を渡らなくても済むよう,公園と体育館の間にペデストリアンデッキ(歩道橋)が設置され,2025(令和7)年4月にグランドオープンを迎えた.

 郡山総合体育館(宝来屋ボンズアリーナ)を本拠地とするプロスポーツチームは,プロバスケットボールB2の「福島ファイヤーボンズ」と、バレーボールSVリーグ女子の「デンソーエアリービーズ」の2つである.


 2025(令和7)年4月19日(日)に,SVリーグ女子バレーのチャンピオンシップ・クォーターファイナルの2試合目が行われた.対戦相手は埼玉上尾メディックス.チャンピオンシップは,秋から春までの半年間に開催されたレギュラーシーズンの上位8チームが参加でき,1位と8位,2位と7位,3位と6位,4位と5位が対戦して,トーナメント方式でチャンピオンを決定していく仕組み.
 デンソ-エアリービーズは4位なので,5位の埼玉上尾メディックスと対戦したのが本日なのである.これに勝ち進むと,1位と8位の勝者と対戦して,さらにこれに勝ち進めばファイナル戦がゴールデンウィーク中に東京有明で開催される.
 そして,今日のこの試合が本当に凄く白熱し,素晴らしい大接戦の試合となった👏 5セット目はデュースの末,ホーム地となるデンソーエアリービーズの勝利🏅 大声援の中で手に汗握るものだった.ファンが増えること間違いなし😊😊🏐🏐 スポーツ観戦は,一体感のあるライブが一番である.皆様も是非,郡山総合体育館(宝来屋ボンズアリーナ)で応援をお願いします!白熱ですよ~😊

宝来屋ボンズアリーナ.開成山公園の隣にある.改修工事が行われて座席も増えてプロリーグの基準も満たせるようになった.

駐車場からは,内環状線を越えるペデストリアンデッキ(歩道橋)が新たに設けられた.

デンソーエアリービーズ・ホームゲーム!ゲート

入場ゲートでは,各自スマホのQRコードを表示させて確認を行う.

1階では,いろいろなグッズや飲食物が販売されている.

座席図

これがボンズアリーナ内部.1階には移動式の椅子が設置され,最大収容人数は約5千人.(今回の入場者数は公式発表で2107人)

試合開始は15時05分となっているが,開始前のイベントがあって,入場は1時間前くらいから入っていた方が楽しめる.

まもなく試合開始.

なんか幻想的.こんな演出もできるんだ~.

試合が始まりました!

デンソーエアリービーズがポイントを上げると,「タオルをまわせ!」とビジョンにマスコットガールの「ぶんぶん」が出てきて,みんなで赤いタオルをブンブン回す!
ちなみに,エアリービーズとは「快活なミツバチたち」という意味で,コート上で躍動する選手たちの姿をミツバチにたとえて,蜂のように速く鋭い攻撃で日本バレー界の女王を目指すという思いが込められているとか.

生ビールの売り子もいるんだ.これは公共交通で来ないとだめだね.試合開催日には,郡山駅西口から無料!のシャトルバス(大型の観光バス)が15分おきに準備されています.この心遣いさすがです!

2セット目が修了した後に15分程度の休憩時間がある.グッズ売り場には多くの人だかりが.

やっぱ生ビールでしょ!

とてもいい試合でした.
エアリービーズのファンクラブはこちらから

デンソーエアリービーズは,東北地方のバレーボールの発展と東日本大震災の復興を支援することを目的として,2024(令和6)年にホームタウンを愛知県西尾市から福島県郡山市に移転した,郡山市民にとって大変嬉しいチームです.西尾市とはマザータウンとして,交流は続けていくとのことですので,この縁が広がっていくといいですね.

セイコーミュージアム銀座(銀座4丁目)【東京考察#368】

The SEIKO museum Ginza

セイコーミュージアムは,1981(昭和56)年にSEIKOの創業100周年の記念事業として,「時と時計」に関する資料・標本の収集と保存,研究をする機関として誕生したもので,2020(令和2)年に墨田区から服部時計店を創業した地である銀座へ移転して開館している.

晴海通りから並木通りを入った裏路地にあるため,一見すると見逃してしまいそうだが,ブラブラと銀ブラをしてふらりと入ってみるのも楽しい.

地下1階から6階まで,入場無料,時計に関する興味深い展示を見ることができる.開館時間は10:30~18:00.

入場無料.ぶらりと歩いていて,この博物館の存在を知る方も多い.(自分がそう!)

コインロッカーもあります.

地下1階から6階まで.フロアーの移動はエレベータのみ.

展示フロアー

真ん中のクレドールエントラータは230万円也.

陸上競技などで見る計測時計.

創業者・服部金太郎と渋沢栄一はつながっていた.

銀ブラで.

豊洲市場(江東区豊洲)【東京考察#367】

The Toyosu market

 いや~,すごい人です.

 豊洲市場は,都内に11箇所ある東京都中央卸売市場のひとつで,かつて築地にあった築地市場の代わりに移転して造られたものであり,2018(平成30)年9月に開場した.

 築地市場については,東京考察No.35No.36No.334で掲載しているが,エネルギッシュな活気を直に感じる市場であった.しかし,老朽化や手狭となって危険な市場内などの課題がでて,豊洲へと移転してきたのである.
 開場前の豊洲市場の場所については,東京考察No.151で掲載しているが,使われなくなった建物などがある無機質で草が生える埋め立て地であった.
 今は,小綺麗な真新しいコンクリートの建物の中で,見学者からするとちょっと物足りない感じもするが,中で働く皆さんにとっては,築地に比べると環境が格段に良くなっているのではと思われる.

 インバウンドの外国人観光客も多く来訪しており,飲食店は大行列,近年の物価高や円安も手伝って,非常に高値のランチとなっている.これだけ豊洲に人が来ていると,昔の築地場外は閑散としているのかな,と思ってしまうが,いやいや,豊洲に来る前に都バスの中から築地場外市場を眺めたら,築地もまたすごい人の波であった.
 市場は,観光客を引き寄せる何かがある.

 豊洲市場に行くには,ゆりかもめの市場前駅が一番便利.東京メトロ豊洲駅から乗り換えていく.駅を出たらそのまま豊洲市場の案内の方向へ.ペデストリアンデッキで直行することができる.
 なお,駅を出て左側に行くとセリなどを行う「水産卸売場棟」,右側に行くと物販ができる「水産仲卸場棟」となる.飲食エリアはどちらにもある.

道路を挟んで,右側が仲卸棟,左側が卸売棟.

豊洲場外 江戸前市場.
突然,和風の建物が建ち並ぶ商業エリアが現れる.

豊洲場外と言われるところ.中に飲食店や物販の店がある.

多くの観光客が押し寄せている.

ウニ丼7,000円,皇帝18,000円・・・いつからこんなに高くなったんだろう.

豊洲場外「江戸前市場」から,さらに奥に歩いて行くと,仲卸場棟にたどりつく.

仲卸場棟内にも飲食店街があって,こちらは少しお値段もお得か.(というか,安く感じてしまう)

美味しそ~う!

まぐろ・サーモン・うにのどんぶりをいただきました.

仲卸場棟には,仲卸の店が並んでいるが,朝早くが営業時間でお昼になるとほとんどの店は閉じている.

仲卸場棟

一旦,市場前駅まで戻り,今度は反対側の卸売場棟へ向かう.

巨大なマグロがお出迎え.ぎょぎょっ!

ここが見学ギャラリーで,セリを上から見ることができる.マグロのセリは早朝の5時半~6時半に行われる.

卸売場棟にも飲食エリアがあって,こちらは豊洲場外江戸前市場と比べると若干すいているように感じる.

ヨークパーク(西ノ内)【郡山見聞録#124】

 ヨークパークは,イトーヨーカドー郡山店の閉店後,ヨークベニマル西ノ内店を中心として再オープンしたショッピングセンターである.2025(令和7)年3月14日にグランドオープンした.売場面積は,ヨークパークで15,424 ㎡,駐車場は1,305台を備える.
 なんといっても,イトーヨーカドーのときと比べて,テナントが大きく入れ替わっており,福島県内初出店となるLOFTをはじめ,再び県内への出店となった赤ちゃん本舗やくら寿司,ユニクロ大槻店からの移転による出店など,魅力あるテナントが集まったところに特徴がある.オープン前からマスコミなどでも取り上げられ,話題沸騰のショッピングセンターとなった.

 このヨークパークの良いところは,まず,コンパクトな中でも色々と揃う幅広い種類の店舗が展開されていること.イオンモールなどは巨大な店舗でとても大きく,それはそれで魅力的なのだが,店内を歩いて目的のものを探すまでに時間と労力を要するため,このような適度な大きさで何でも揃うショッピングセンターはとても行きやすい.

 次に,公共交通である路線バスで行くことが容易であること.郡山駅から福島交通の路線バスで約15分,西ノ内経由のバスに乗れば230円(西ノ内病院前下車)でたどり着く.本数も,平日は10分おき,休日は20分おきに走っており,1日に数本しか走っていないローカルバスとは違って時間を気にする必要がない.ユニクロの場合は,これまでバスで行くには不便なところに店舗があって車でしか行くことができなかったので,公共交通でユニクロに行けるのはとても嬉しい限り(基本的に僕は車の運転が嫌い!).

 さらに,市街地の中にショッピングセンターがあること.大きなショッピングセンターは郊外にあることが多く,どうしても車でちょっと遠出するイメージがある.郡山駅前とはいかないまでも,中心市街地からほど近い場所にショッピングセンターがあるのは,とても気軽に行きやすい場所となるのである.

 そんな,オープンして1週間ほどした祝日である3月20日に,ヨークパークに行ってみました.

 郡山駅からは10番のりばのバスに乗ればヨークパークまで行ける.全てのバスが西ノ内経由で乗車可能.(福島交通の時刻表郡山駅)・(太田西ノ内病院前))
 ちなみに,福島交通の路線バスでは,最近,クレジットカードのタッチ決済で乗れるようになった(マスターカードは非対応なので注意).この場合,整理券を取らずに,乗るときと降りるときに機械にタッチするだけで済むのでとても便利.

下車するバス停は「西ノ内病院前」(郡山駅から大人運賃230円).一つ先のバス停「西ノ内二丁目」でもよいが,郡山駅から乗車した場合だとバス運賃が30円アップする.

建物はイトーヨーカドーのまま.外装や内装をリニューアルしている.

1階入口を入ると,イベントなどが開催できるスペースがある.

これが主なテナント一覧.まだ他にもテナントが入っている.詳しくはこちらの公式ホームページで.

ミスド,たこ焼き,焼き鳥,クリームボックス(ロミオ)...イートインできるスペースもある.目の前で焼いているので,食欲がそそられるんですよね~.

そして,1階にはユニクロ.大槻店から移転してきた(大槻店は閉店に).

1階の奥に,福島県内でおなじみのスーパー,ヨークベニマルがある.

2階とえばLOFT.福島県内初出店とあって,多くの人で賑わっている.郡山で文房具といえば,うすい百貨店の丸善か,富久山にあるオフィスエイトであった.

そのほか2階には,ヨークベニマルの衣料品店,ハニーズ,タリーズコーヒーなどがある.

3階はたくさんテナントが入っていて,靴のABCマート,眼鏡のJINS,雑貨のパステル,宝飾のMASHIKO,100円ショップダイソー,買取の大吉~~,などなど幅広く盛りだくさん!

そして4階には,赤ちゃん本舗,体操教室,ラーメン大志軒,牛タン利休,くら寿司など.くら寿司は午前11時には「3時間待ちで~す」と店員さんが案内していた!

エスカレーターの吹き抜け

ロフトでは,地域限定グッズとなる酪王牛乳の赤べこなどを売っていた.


ヨークパークの隣には,平地の駐車場を挟んで西部プラザがあり,タリーズ脇にある2階の連絡通路で行き来することができる.

ちなみに西部プラザには,スポーツ用品・ファッションのゼビオ,家電のケーズデンキ,ゲーセンのナムコ,雑貨のビレッジバンガード,ケンタッキーにサーティーワンアイスが入っている.

相乗効果で,西ノ内に来れば何でも揃うのである.

午前11時で既に満車.左のヨークパーク,右の西部プラザ,どちらにも建物内の立体駐車場も完備されていて,駐車台数は合計で約3,000台とのこと.

ツール・ド・猪苗代湖(サイクリングイベント)【会津考察#62】

 ツール・ド・猪苗代湖(TOUR DE INAWASHIROKO)は,猪苗代湖を自転車で一周するサイクリングイベントである.東日本大震災被災地の復興支援のため,震災翌年の2012年より開催されている.

 2024(令和6)年は9月28日(土)に開催され,今年のコースは3コース,私は磐梯熱海の郡山スケート場から猪苗代湖を一周(イナイチ)して戻ってくる85kmコースに参加した.

 もともと自転車乗りではなく,近所の買い物にママチャリを乗っていた程度なのであるが,中学生の息子がロードバイクにはまってしまい,子供一人では危ないので僕も参加することになったのがコトの始まり.

 ママチャリでは絶対無理,かといってあのロードバイクでは体力的にも乗り心地的にも自信がない!,ということで,今後も息子のサイクリングに付き合っていくことも考え,ブリジストンの電動アシスト付きシティサイクル「TB1e」を購入して参加することにした.

受付はゼッケンNoごとに行う.ゼッケンなどを受け取る.

会場の雰囲気.

これが私の愛車(?)の「TB1e」.ブリジストンのシティーサイクルで電動アシスト付き! 下り坂などは発電ブレーキにより充電を行ってくれるという優れもの.

 息子の自転車は輪行袋に入れてきたので,ロードバイクを駐車場で組み立てる.ブリジストンのTB1eは分解できないので,そのまま車の中央部に入れてきて,息子のロードバイクは輪行袋に入れて後ろに積んできたということ.

 ホンダフリードの独立シートタイプの6人乗りだと,前列と後列シートの中央がウォークスルーできて自転車1台はそのまま積めるのでとてもありがたい.2024年のカー・オブ・ザ・イヤーにフリードが選ばれたのも納得できる.

 ツールド猪苗代湖のコースは3コース.スタートとゴールは磐梯熱海の郡山スケート場でみな一緒.

 一番長いコース(赤色)は100kmで石筵をとおり母成峠を越えて沼尻・中ノ沢温泉・115号線を走って猪苗代湖に合流する.このコースは峠越えがあって,なかなか厳しい.

 逆に最も短いコース(緑色)はサイクルバスで会津レクリエーション公園まで移動して猪苗代湖を50km走るコース.磐梯熱海から中山峠の登り坂を走らなくても良い.

 最も参加者が多いのは約85kmのコース(青色).猪苗代湖一周をぐるりと走れるのはこのコースのみ.いわゆる「イナイチ(INAICHI)」ができるということ.最初の中山峠を越えさえすればOK.僕もこのコースに参加した.

 このイベントのもう一つの楽しみは,エイドステーションと呼ばれる休憩所が設けられていて,そこで地元名産の食べ物がいろいろともらえること.

 85kmコースでは,5カ所の休憩ポイントがあって,中山(中山峠の登りの途中(登坂車線の手前)),レイクサイド磐光(志田浜のところ),会津レクリエーション公園(国道49号から左折したところ),黒森トンネル前(少し登り坂が続いた最後のトンネルの手前),少年湖畔の村(湖南地区の館浜の近く)にある.

最初の給水ポイントである「中山」.アクエリアスがもらえる.

志田浜(レークサイド磐光)では,あかべぇサブレと天ぷらまんじゅう,お茶がもらえる.

 国道49号を走ると途中に長浜があってちょっと休憩.遊覧船の白鳥丸も復活できて,冬になると白鳥が見られる.国道49号は幹線の国道で,自転車で路肩を走るのはちょっと怖いと思われるかもしれないが,走ってみるとそう心配するほどでもない.

 ただし,車のドライバーからしたら大変走りづらく邪魔かと思われますが,そこは年に1回のイベントですので,ご理解いただきたいですね.そもそも自転車は車道を走ることになっています.

会津レクリエーション公園では,あの人気の「酪王カフェオレ」と,あの人気の「クリームボックス」が配られた.これは小腹がすいたところでありがたい.

広々とした芝生の上で心地よい.すごい自転車.こうして見ると圧巻でもある.

こちらは黒森トンネル前.バナナとゼリーとアクエリアスが配られた.

 湖南(猪苗代の南側)になると,湖面を間近に見ながら走ることになる.天気が良ければ磐梯山を望めるが,今日は曇り空で残念ながら磐梯山は見えなかった.

 そして鬼沼.ここは生き物の宝庫で,いろいろな水生生物が見つけられるところ.アップダウンがある.でも,電動アシスト自転車では楽ちん楽ちん.

 ここで,電動アシスト付き自転車の走り心地についての感想を少し.バッテリーを積んでいるため,自重が20kg弱となり,ママチャリよりも少し重い.電動アシストは速度が速くなるとアシスト力が弱くなり,さらに時速24kmを越えると切れる(つまりアシストしない)仕組みのため,スピードは約20km/hが適度なスピードとなり早く走ることができない(怪力の人ならペダルをこげると思うが僕では無理!).
 スピードを出すロードバイクの人と一緒に走っていると,つまりはおいていかれることとなる(遅いよ~と文句を言われる)ので注意が必要.
 ただし,登り坂では威力を発揮する.普通にこぐだけで楽々に上れるので,これはとてもありがたい.
 電動アシスト自転車は,バイクとは違うため,全く疲れないわけではない(思ったよりも疲れる)ことも新たに気づいたところ(疲れないとサイクリングとは言えないか!).

黄金色の稲穂がたわわに実っていた.稲刈りが始まっている.

 最後のエイドステーションである少年湖畔の村では,湖南そばが振る舞われた.このそばがとても美味しい.湖南地区の方による打ち立てのそばで,こんなに美味しいそばが食べられるなんて,とても幸せ!!

湖南そば.これが美味しい.薄皮まんじゅうもデザートで.

最後は,中山峠をグングン下り坂でくだっていき,磐梯熱海の郡山スケート場に戻ってきた.おじさんには,いい運動になりました.

サイクリング用のシャツとピンバッジももらいました.

最後におやつも.


地元新聞の福島民報の記事(2024年9月30日付け)


ちなみに,バッテリーの残量は55%でした.85km走っても半分は充電が残っているので,電池切れの心配はない自転車だということがわかりました.

あいづやないづモダン駅フェス(柳津散策と会津柳津駅)【会津考察#61】

JRからの譲渡によりリニューアルした会津柳津駅


 JR只見線の会津柳津駅の駅舎は,これまでJR東日本で所有し管理していた施設を,地元の柳津町が無償譲渡を受けて改修を進めていた.そして,2024(令和6)年4月13日に会津柳津駅情報発信交流施設としてオープンし,この日に駅前で第6回となるモダン駅フェスが開催された.

 駅舎内は,赤べこの絵付け体験もできる張り子工房「Hitarito (ヒタリト)」が入り,また,土日祝限定のカフェも営業する.これまで誰もいなかった無人駅から,赤べこ伝説発祥の地・柳津町の新たな交流拠点として賑わいを見せるに違いない.

 会津柳津の駅舎は,1927(昭和2)年に建築されたもので,まもなく築100年を迎える.木造平屋で建築面積は199.1m2,建物内は,待合スペース,赤べこ工房,ワークショップスペース,カフェスペース, 観光案内窓口,ジオラマ展示などで構成されている.

 柳津は,福満虚空藏菩薩圓藏寺を中心に栄えた門前町.まちなかの散策とあわせて楽しみたい.只見線は本数が少なく,鉄道で柳津町を訪れるにはちょっと不便である.そこで,行きは路線バスの会津バスを使って訪問した.ちなみに,路線バスは日曜祝日に全便運休となるのでご注意を.

 今回は,会津若松駅から路線バスに乗って柳津駅前までの旅路と,第6回あいづやないづ駅フェスを紹介します.


会津若松駅前の会津バスターミナルから路線バスは発車する.会津若松駅から柳津までの直通バスはなく,一旦,坂下(ばんげ.駅名では会津坂下)で乗り換えて柳津へ向かう.

バスターミナル内には,チケット売り場とお土産処,カフェも併設されている.高速バスは,東京新宿をはじめ郡山,仙台,新潟へと,次々と発車していく.

会津若松駅から柳津までのバス時刻表

 バスターミナルのチケット売り場で,柳津までのバスを聞いてみたところ,「柳津までの行き方」という時刻の書かれた紙をもらった.おそらく訪ねる人が時々いるのだろう.

 只見線で柳津まで行こうとすると,会津若松駅7:41→柳津駅8:42着 のあとは,午後の13時の若松駅発まで列車がない.

 そこで,午前の中間の時間帯で移動できる会津バスがあり,
会津若松バスターミナル9:40発→坂下乗り換え→柳津駅前10:50着で向かうことができる.(ただ,運賃は鉄道の倍となる)

9時40分発の坂下行き.行き先はざっくり「坂下」となっているが,坂下では町の中心部を走って終点は「坂下厚生総合病院」となる.柳津行きへの乗り換えは「坂下厚生病院」で大丈夫だが,乗り換え時間に余裕がないときは,手前の役場前の「仲町(なかまち)」で乗り換えると,時間に多少余裕がでると案内所で教えてもらった.まちなかのバスルートの関係らしい.

米どころ会津盆地のど真ん中を走っていく.

 終点の坂下厚生総合病院で乗り換え.やってきたバスは「柳津温泉」と書かれた行き先.
 バス停名の路線図や時刻表などには一切「柳津温泉」とは書かれていない.バス車体の行き先表示だけに「温泉」とついている.温泉と付いている方が,観光客などにはわかりやすく「あぁ,温泉があるところが終点なんだな」とワクワクする感じがする.
 ちなみにこのバスの終点は「柳津ふれあい館」というバス停.何か触れあえる施設があるのかな,と興味が湧く.

なんか懐かしい~車内.ちなみに日曜祝日のみ運休となるのは,病院が休みのため.通院のための路線バスなのである.

 国道252号を走り,終点「柳津ふれあい館」に到着.こちらは柳津町立の多目的ホールや会議室・展示室・図書室などを備えた中央公民館.買い物などをする場所は,数分歩いたところの国道沿いにある道の駅会津柳津(観光物産館清柳苑)が便利.

道の駅(清流苑)から只見川に沿って遊歩道が整備されており,温泉街まで散策しながらいくことができる.歩いて行くとバスの行き先表示にあった柳津温泉にたどり着くのである

英語の案内看板.

温泉街(圓藏寺の門前町)の様子.赤べこ堂では・・・

柳津産の黒ニンニクのジェラート(最中アイス)を購入.300円で手頃.紙も赤色.ニンニクといっても黒ニンニクで,くせのない柔らかな味.

温泉街を会津柳津駅に向かって歩いてく.ここからは緩い上り坂が続く.

駅前でイベントが開催されるときは,駅前までの県道は通行止めとなる.路線バスも国道を迂回する.ということは,通行止めではないときは会津バスはここの街なかを走っていくということ.


会津柳津駅に到着.

駅前でのイベントの様子.ミニSLはJR東日本の皆さんが実施していた.

そして,奥会津の各町村からも出店.三島町の会津地鶏,金山町の特産品,只見町のメーデルリーフ,只見線の走っていない昭和村のかすみ草など.柳津西山の手作りピザも!


駅舎の中へ.

赤べこ工房.絵付け体験もできる.様々な赤べこを購入することもできる.

「日めくり」カフェで注文ができるクリームソーダ,600円.ソーダは,いちご・めろん・ブルーハワイ・れもん・とうめい・さくら(期間限定)から選べる.珈琲もある.土日のみの営業.

JR東日本会津若松エリアのオリジナルキャラクター「ぽぽべぇ」.密かな人気者.

帰りは,会津柳津駅13:21発の会津若松行きJR只見線で.

皆さん総出でお見送り.車内の皆さんも手を振って感激していた.

皆さ~ん,柳津でお待ちしています~,また来てね~.