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東京都市大学世田谷キャンパス【東京考察#352】

Tokyo City University Setagaya Campus

3号館となる五島記念館

東京都市大学世田谷キャンパスは,旧名で武蔵工業大学の学舎があったところである.東京都市大学は2009(平成21)年,武蔵工業大学創立80周年の際に東横女子短期大学と合併して総合大学となった大学であり,世田谷キャンパスの他に等々力キャンパス,横浜キャンパス,王禅寺キャンパスがある.世田谷キャンパスは工学部と知識工学部となっている.近くには多摩川が流れ,川を渡ると川崎市となる.落ち着いた環境の中にキャンパスがある.


東急大井町線尾山台駅は「東京都市大学世田谷キャンパス前」となっている.尾山台駅からは約1.2km離れており約15分ほど歩く.

駅の裏にある「鳥文」「香月」.いまだにありました.学生時代にちょいのみ(?)したところ.

東京都市大学世田谷キャンパスの裏門.校舎を順次建て替えており,工学部独特の汚らしさがなくなって,おしゃれな感じとなった.

境界は緑の塀となって,明るく開放感のあるものとなっている.

世田谷キャンパスと等々力キャンパス,港北ニュータウンにある横浜キャンパスを結ぶシャトルバス.東急グループだけあって東急バスが運行している.授業のある平日のみ運行.

取り壊しが行われている6号館

かつて講義を行っていた7号館・8号館は,取り壊し真っ最中で,姿はなくなっていた.現在,講義は1号館で行われている.

図書館は,昔食堂のあったところに建てられた.

桜並木は,昔の面影が残るところ.奥に,体育館と食堂(14号館)がある.

さくらガーデン.図書館,体育館・食堂に囲まれた緑のオープンスペースである.

14号館.1階は食堂・カフェ,2階は体育館となっている.こちらもおしゃれな感じになっていた.

 

1階の食堂.

大宮シェフの「大人のおこさまランチ(500円)」.さすが学生食堂だけあって安い.

やはり,外部利用の方が多いらしく,平日のお昼の利用をご遠慮いただくよう,張り紙が貼られている.周辺は閑静な高級住宅街なので飲食店があまりなく,大学の食堂は重宝すると思う.

Pasmoチャージ機.さすが東急系列の大学だけある.食券もPasmoで購入できる.

10号館.昔から変わらない.工学部らしい迷宮のような建物で,実験室や研究室がごちゃごちゃと入っている感じ.

地下鉄13号線(副都心線)の強度試験実物大模型がおいてある.トンネルのシールド.

水素自動車の研究に使われている.

都市大ウォーターが自販機で売られている.

購買部(14号館(食堂・体育館)地下1階)では,クッキーやキーホルダーなどの都市大オリジナルグッズが売られている.

建築学科は4号館に.

3号館の五島記念館1階には,大学の歴史等を展示してあるスペースがある.「公正・自由・自治」建学の精神である.

スマートフォンを利用した授業の出席確認.いまはこういう時代か.代返や代筆ができない時代である.

大学は閑静な高級住宅街の中にある.

裏門の近くにあるレストラン「たまき」.大盛りナポリタンが有名だった.今でも健在のようである.

二子玉川ライズ・ショッピングセンター(rise)【東京考察#342】

FUTAKO TAMAGAWA rise Shopping center


ガレリア(左がタウンフロント 右がリバーフロント)

二子玉川駅前に広がる大型ショッピングセンターが二子玉川ライズである.かつて二子玉川タイムスパーク(その昔は二子玉川園の遊園地だったところ)の跡地であったところに,東急グループによる再開発事業によって2011(平成23)年に街開きしたものであり,ショッピング施設のほか,ホテルやオフィス,映画館,タワーマンションなどを供えた複合施設である.いまや二子玉川も大きな商業施設が建つ田園都市線沿線における拠点の街となっており,わざわざ渋谷や新宿,銀座まで行かなくとも二子玉川で事足りるといった感じである.東急沿線だけあって,おしゃれな空間と感じるのは僕だけではないと思う.


二子玉川駅
駅をでるとすぐ目の前がライズ.
昔は「二子玉川園駅」であったが,
2000(平成12)年に現在の二子玉川駅に改称された.
さらに戦前は二子玉川駅だったので,
元に戻ったといったほうが正解.


街区案内
ライズショッピングセンターはいくつかの建物に分かれている.


タウンフロントとリバーフロントを結ぶ連絡橋


モニュメント.地球儀??
2つの建物に挟まれているガレリア


タウンフロントとリバーフロントのガレリアを抜けると
バス乗り場となる.


そして,バス乗り場を抜けると階段を登り,
ショップが並ぶテラスマーケットとなる.緑が豊か.


蔦屋(つたや)家電.文字通り電気屋なのであるが,
電気屋と書店が一緒になって,スターバックスが配置されており,
カフェしながら安らげる空間となっている.
不思議な販売空間である.


噴水広場.
子供達が大はしゃぎ.


二子玉川ライズ タワー&レジデンス
居住エリアである.


ルーフガーデンにあがると・・・


菜園広場がある.
東京都市大学二子幼稚園と二子多摩川小学校の
地元の子供達が育てているエリアがある.


ミツバチが目の中にいる!!


テントが並び,マーケットに.


映画館もある.
109シネマズ二子玉川.

祖師谷大蔵のウルトラマン商店街【東京考察#276】

Ultraman shopping district in the Soshigaya-Okura


 ウルトラマン商店街とは,祖師ヶ谷大蔵駅周辺にある3つの商店街(祖師谷みなみ商店街・祖師谷商店街振興組合・昇進会)について,2005(平成17)年4月に命名された商店街名である.命名の由来は,ウルトラマンの生みの親である「円谷プロダクション」が砧にあったことからつけられたが,現在本社は世田谷区八幡山に移転し,砧には社屋が存在しない.商店街の振興,そして「まちづくり」として,地元にゆかりのある円谷プロのウルトラマンを用いて,地域を盛り上げていこうとする取り組みに注目があつまり,話題となった商店街である.今回撮影したのは,駅北側の「祖師谷商店街振興組合」のエリアである.

小田急線祖師ヶ谷大蔵駅
複々線の高架化により,がらりと駅周辺の雰囲気が変わった.
 
商店街にはウルトラマン商店街の旗がかけられている

商店街の街灯.何をデザインしている?
 
そしがやカレーの看板が.昼食はカレーに決定.
豚バラ煮あぶりカレーが人気.スパイスの効いたカレー.

気になった「祖師谷まんじゅう」

祖師ヶ谷大蔵駅前にあるウルトラマンの像

駒沢オリンピック公園【東京考察#275】

The Komazawa Olympics park


駒沢公園

 


 駒沢公園は,1964(昭和39)年の東京オリンピックの第二会場として,サッカーやバレーボール,レスリング,ホッケーなどが開催されたところで,もともとは駒沢ゴルフ場だったという.1940(昭和15)年に開催される予定であった東京オリンピックではメイン会場となる予定だったが,その開催は中止となり,戦後は東映フライヤーズの本拠地として野球場となっていた.東京オリンピックの開催後,現在のような公園となったものである.東京都スポーツ文化事業団が指定管理者として管理を行っている.
駒沢オリンピック総合運動場にある施設は,陸上競技場・補助競技場・第一球技場・第二球技場・硬式野球場・軟式野球場・テニスコート・体育館・屋内球技場・弓道場・屋外プール・トレーニングルームなどとなっており,なかには,東京オリンピックの資料が展示してある「東京オリンピックメモリアルギャラリー」もある.周辺は,目黒区・世田谷区の人気の高い住宅街が広がっており,休日になるとジョギングやサイクリングなどスポーツを楽しむ人々で賑わい,家族連れの姿も多く見られる.駒澤大学や日本体育大学が近くにあるので,大学生の姿も多く見られる.

公園案内図

ぐるりと1周することができるサイクリングコースとジョギングコース
 
ブタがおいてある「ぶた公園」

広場ではキャッチボールなどができる

サッカーなどが出来る球技場

メイン施設といってもいい「陸上競技場」

オリンピック記念塔(管制塔)
この下に聖火台がある

体育館

東京オリンピックメモリアルギャラリー
体育館の中にある

バス乗り場案内板

補助輪付き自転車乗り場
都心ならではの広場である

ファミリーセンターでは四輪車のサイクリングができる

スケボーの広場もある

隣にある駒澤大学

豪徳寺(招き猫発祥地)【東京考察#256】

Gotokuji ( The place of the manekineko origination )


豪徳寺の入り口


 世田谷区豪徳寺に存在する曹洞宗の寺院である.住所も豪徳寺である.歴史は古く,1480(文明12)年に吉良政忠が伯母で頼高の娘である弘徳院のために建立した小庵が始まりで,当初は臨済宗に属していた.その後曹洞宗に転じ,1633(寛永10)年に彦根藩二代目藩主・井伊直孝が井伊氏の江戸菩提寺として伽藍を創建し整備した.幕末,江戸城桜田門外で暗殺された井伊直弼(彦根藩城主)は当寺に葬られており,お墓は都指定史跡となっている.
また,豪徳寺は招き猫発祥の地として言い伝えられており,井伊直孝が門前を通りかかったときに手招きをする猫がいて,寺に立ち寄り和尚の話を聞いていると雷雨となった.この雷雨をしのげた幸運を喜んで,福を招く猫のいる寺として菩提寺とし,これが招き猫発祥の地としていわれる所以である.家内安全・営業繁盛・心願成就に御利益がある.ちなみに,豪徳寺では「招福猫児(まねぎねこ)」と称している.また,豪徳寺の名称は,井伊直孝の戒名を取って名付けられているという.東急世田谷線宮の坂駅からが近い.小田急線豪徳寺駅からも便利である.

境内

仏殿
仏殿は掃雲院が藩主直澄の菩提を弔うために建設したもの
1677(延宝5)年に完成

本殿
 
招猫殿 招猫観音を祀っている
招福猫児は本殿脇の受付でご祈祷・購入することができる

東急世田谷線【東京考察#255】

Tokyu Setagaya line


東急世田谷線山下駅


 東急世田谷線は,三軒茶屋駅と下高井戸駅とを結ぶ全長5.0kmの路面電車である.路面電車といっても道路の上を走ってはおらず専用軌道となっており,環七通りと交差するときに信号機て停車することが,唯一路面電車の面影を感じるところである.都内で残った路面電車として,都電荒川線と共に話題にのぼる路線で,2両編成の電車がコトコトと走る姿は,どこかホッとする情景となっている.現在は世田谷線と呼んでいるが,かつて渋谷から二子玉川園までを玉川通りの上を走って結んでいた玉電(玉川線)の支線的な役割として存在していたもので,当時は下高井戸線と呼ばれていた.その後,玉電は1969(昭和44)年に廃止されたが,この世田谷線だけが廃止されずに残ったもので,かつての玉電の面影を残すものとなっている.車体は新しいものに一新され,ヨーロッパの路面電車を連想させる.
世田谷ボロ市が開催されるときは多くの乗客で賑わい,普段も車内は混雑していることが多く,地元住民に愛されているヒューマンスケールな世田谷線である.
 
三軒茶屋駅はキャロットタワーの隣にある
この駅には改札口があるが,基本的には乗車時に車内で運賃を払う.
大人140円均一.

三軒茶屋駅ホーム
再開発によって綺麗で近代的な空間となっている

宮の坂駅
階段を上らずにホームに上がれて,
踏切がすぐ脇にあるといった雰囲気がいい.
  
世田谷線にはカラフルな車両が走っている.
小さな子供連れの家族が電車に乗ると,
次の電車が何色かを当てっこするゲームが繰り広げられる.

現在の新型車両が導入される前は,
玉電の面影を残す,この色の世田谷線が走っていた.

三軒茶屋界隈【東京考察#254】

The Sangenjaya neighborhood


三軒茶屋駅


 三軒茶屋は渋谷から国道246号(玉川通り)を約3.5km西南に向かったところにある.江戸時代の中頃に大山通(現世田谷通り)と近道(現玉川通り・R246)の分岐点付近に,田中屋・信楽(石橋屋)・角屋という三軒の茶屋があったことから付けられたといわれており,大山詣や多摩川への行楽客で賑わっていたという.渋谷からも近く,オシャレな住宅街として人気の高い地域であり,「さんちゃ」と呼ばれているが,実際歩いてみると懐かしい雰囲気の店もあったりして,ほっとできる空間も残っている.1996(平成8)年には三軒茶屋のランドマークである赤い色をした高層ビル「キャロットタワー」が完成し,「あそこがさんちゃだ!」と都心からも分かるようになった.地下となった東急田園都市線の三軒茶屋駅を降りると,国道246号・玉川通りの上に首都高3号線が覆い被さっており,今となってはちょっと圧迫感のある駅前となっているが,かつては「玉電」と呼ばれた渋谷と二子玉川園とを結ぶ路面電車が走っており,1969(昭和44)年に廃止されたのち,1977(昭和52)年に現在の地下化された新玉川線(現名称は田園都市線に統一)が開通した.

首都高速3号線が玉川通りの上を走る

駅前には大山道の道標が建っている

世田谷通りの看板の下に見えるビルの
ガラス張りのところはフィットネスクラブ.
ちょっとお腹の出始めた男性陣が
ジムで鍛えている姿が外から見える.
 
キャロットタワー
にんじんの色をしているので付けられた名前(公募).
オフィスや商業施設,ホール,区民センターなどが入る.
東急世田谷線の駅もこの下にある.
 
キャロットタワー26階には無料展望台とレストランがある
喫茶コーナーにはキャロットジュースがある
9:30~23:00まで開館している

コミュニティFMのスタジオもある
  
三茶しゃれなあど商店街
おしゃれな店がポツポツとあって楽しい

足下のブロックには三軒茶屋のプレートが埋め込まれている

西友ストアーにある自転車の駐輪場
2時間まで無料であるが,精算機による手続きが必要
自転車盗難を防ぐのにはよい
 
喰うてかへんか? すずらん通
戦後闇市的な雰囲気の残る下町的な空間である.
「オシャレなさんちゃ」とのギャップが面白い

世田谷通りの商店街

路地裏に入ると,釣り堀を室内でやっている店があった.

1歩入ると住宅街である

成城コルティ(成城学園前駅ビル)【東京考察#249】

The Seijo CORTY (The Seijougakuemmae station building)


成城コルティ(CORTY)

 


 成城コルティは,小田急線の成城学園前駅周辺の複々線化工事の地下化にあわせて完成した駅ビルで,2006(平成18年)9月にオープンした.成城といえば超高級住宅街.コルティとはイタリア語の中庭を意味するコルティーレの造語で,成城らしい豊かさの追求をコンセプトにし,自然の光や風・緑を積極的に取り入れた設計となっている.上品な雰囲気の漂う空間となっており,ただ歩いているだけでもなんだかお金持ちの気分になってくるから不思議である.かつては私鉄の小駅といった感じであった成城学園前駅も,コルティの完成によってがらっと様変わりした.

成城学園前駅
複々線化によって駅は地下化され,
北口と南口が同じ1階で結ばれるようになった.

中央口の改札をでると,そこが成城コルティとなる.
 
シルバーを基調とした建物となっている

光が降り注ぐ吹き抜けの空間

2階から1階改札口を望む
開放的で明るい空間となっている

1階には小田急OXストアやお菓子屋などが入る
 
4階はレストラン街となっている
 
4階には2つの屋上庭園がある
レストランからこの庭園が眺められる

1989(平成元)年撮影


成城学園前駅北口(2007年撮影)

1989(平成元)年撮影


成城学園前駅南口(2007年撮影)

南口には,箱根そば(通称「はこそば」)があった.
立ち食いそば屋で庶民の味方だった.
昔ロッテリアだったところ(左手)は,スタバに変わっていた.

 
最後にトイレ(4階)
高級ホテルのような雰囲気.
電動で洋式トイレのフタが開いたのには感動した!
さすが成城!

ハッピーロード尾山台【東京考察#207】

Happy load Oyamadai


環八側からみた商店街


 二子玉川と自由が丘の街に挟まれて,東急文化の香りが漂うこじんまりとした上品な商店街が「ハッピーロード尾山台」である.尾山台商栄会商店街という名称が組合の正式名称となっている.東急大井町線の尾山台駅から環状八号線にかけて,緩やかな坂が一直線に続く商店街で,平成元(1989)年に現在のような石畳のブロックが敷かれた道路となった.この石畳ブロック,特に車道の石畳は敷設当時はハイヒールの「かかと」が挟まって女性にとっては歩きにくいとの評判が多かった.でも,その後も取り壊されることはなかったので,今では商店街に溶け込んでいる.まるで,ヨーロッパの中世の都市のようだ.
これと言って特徴があるわけではないが,周辺は芸能人や著名人が多く住む等々力・尾山台の高級な住宅街であることもあり,下町の雑多な商店街というよりは,上品な雰囲気が漂う落ち着いた商店街となっている.落ち着きのあるちょっと高級な,でも生活感のある雰囲気を,まったりと味わいたいのなら一度歩いてみることをお奨めする.隣の等々力駅の近くには「等々力渓谷」などもあるので,その帰りにでも寄ってみるのも良い.自由が丘や二子玉川からも電車で数駅で近い.尾山台駅から商店街を抜け環八を越えてまっすぐ行くと,東急グループ五島育英会の私立東京都市大学(旧武蔵工業大学)があり,さらにまっすぐ行くと多摩川土手となって,川の向こう側は神奈川県川崎市となる.
ちなみに,商店街の駅を背にして道路右側は「等々力1・2丁目」,道路左側が「尾山台2・3丁目」となっている.午後4時から6時までは歩行者天国となる.

尾山台駅
踏切があって,改札がそれぞれのホームの端にある
いかにも私鉄の小さな駅といった感じである

駅側から見たハッピーロード尾山台
 
歩道

車道はこんな感じ

オシャレな店構えが多い中,
このような昔ながらの豆腐店もある

中華料理「娘娘」
呼び方は「ニャンニャン」
大学の通学路となっているので,ラーメン店も多い

喧噪から離れて,品のある独特な雰囲気である

ナチュラルローソンもある
美容と健康をサポートする品揃えのローソンだとか
自然派志向の商品が並べられている
この店の商品は,全て店内左の机で食べることが出来る

やっぱり,「オーボンヴュータン」は外せない
フランス菓子の店 非常に有名である
ケーキは店内カウンターで食べることもできる
 
というわけでケーキを食べてきた
コーヒーはエスプレッソで,ミルクはついてこない
ケーキにナイフとフォークがついてきた!(右)
とにかく味の融和が素晴らしいケーキである

等々力渓谷【東京考察#148】

Todoroki ravine(The only Metropolitan area ravine)


緑の茂る渓谷


 等々力渓谷は,国分寺崖線の最南端に位置する約1kmの都区内唯一の渓谷であり,東京都指定の名勝である.谷沢川が国分寺崖線に切れたもので,台地と谷との標高差は約10mあり,渓谷内には至る所に湧水が見られる.(東京都教育委員会資料より) 等々力駅前を降りて歩いて数分のところに,このような別世界の渓谷が存在しているので,訪れたときにはその変貌ぶりに驚かされる.地学上も本物の「渓谷」が東京都23区内に存在しているのである.

 
渓谷内には遊歩道が整備されている


湧水 煮沸すれば飲める


等々力不動尊の滝修行の場


滝修行をするところ


稲荷大明神


渓谷内では,武蔵野台地の基盤を形成している地層を見ることができる


等々力不動尊

 

成城の街並み(高級住宅街)【東京考察#84】

Rows of houses of Seijo (overly high-class residential street)

 


 

 成城は田園調布と並ぶ超高級住宅街である.中学高校と6年間,成城学園前駅から徒歩15分のところに学校があったため,豪邸の建ち並ぶ家並みを何気なく登校する学生生活を送っていたのであるが,大人になって改めて歩いてみると,なんとすごい街並みの中を歩いて通っていたことか!,と改めて感じてしまう.家は大きく,門構えがしっかりとしていて,塀は高く,監視カメラ付き,車は高級外車で,街路には桜が植わっている・・・.こんな家に一度でいいから住んでみたい! ちなみに,田園調布よりも成城の方が地価は高いそうである.
成城は,大正14年に牛込にあった成城学園を喜多見に移転する際に,周辺を宅地分譲して事業費を生み出すということで始まったもので,昭和2年の小田急線の開通とともにその南北に広がる住宅街となった.「成城」という名は,学園からとってつけられたものである.イギリスにおける田園都市(ハワードの田園都市論)を意識して宅地開発がされており,当時の宅地分譲では,宅地の周囲には板塀や煉瓦塀を用いず,樹木か生け垣にして欲しい旨,申し合わせがあったといい,緑溢れる落ち着きのある開放的な現在の街並みは,このときの申し合わせによって形成されているのである.現在ではこのルールはなくなっているという.

緑の生け垣アラカルト
 

 

 

下北沢の魅力【東京考察#83】

Charm at Shimokitazawa

 


 「シモキタ」,このように呼ばれる下北沢は,大変魅力のある街である.とにかくヒューマンスケールで街並みが形成されているのである.車がやっとすれ違えるような細い路地が迷路のように広がり,その道沿いには所狭しと店が連なっている.歩いて楽しむにはちょうど良い「スケール」なのである.地方都市では,中心市街地の空洞化が問題となっているが,中心市街地活性化の原点はここにあるような気がする.下北沢は小劇場から始まっていった街である.


とにかく休日の人出はすごい


「シモキタ」もアジア的なカオスである


シャッターの落書きも「シモキタ」ではアートとなってしまう


ティッシュを配る人


「シモキタ」の原点は小劇場である.(本多劇場)


味わいのある「鈴なり横丁」 唯一の映画館がある


踏切と小田急線は外せない. これが開かずの踏切でして・・・


下北沢駅前.ティッシュを配る人は5人います.


下北沢駅は,街を如実に表しているように,迷路のようになっている.


小田急の立ち食いそばといえば「箱そば」である

砧公園(世田谷区)【東京考察#82】

Kinuta Park (at Setagaya-word)

 


 砧(きぬた)公園は,かつてゴルフ場だったところを都立公園として整備したものである.敷地面積は約35.8ha,広大な敷地内には,サイクリングロード,バードウォッチング,ファミリー広場と呼ばれる広大な芝生,桜の林,せせらぎの川ありと,ここが都内かと思わせるような緑が広がっている.日本の公園というのは,狭い空間にブランコや滑り台などを箱庭的におく公園が多いが,このようにだだっ広い広場だけというイギリスのような公園というのは,どのようにして広場を利用するか考える機会が与えられ,人間の遊びの想像力を広げる素晴らしい公園である.
公園内には他に,世田谷美術館や野球場,サッカー場も備えており,休日には思い思いの休みを満喫する人々で賑わっている.


休日は家族で凧揚げ


芝生の広がる「ファミリーパーク」内は犬の連れ込み禁止.
その通り.犬のフンがゴロゴロ転がっていたらたまったもんじゃない!


一応「ジャングルジム」等の遊戯施設もある


公園を周回するサイクリングロード


小径  マラソンコースである


バードサンクチュアリ → 覗くと右の通り


木陰の散歩道


サッカー場もある


世田谷美術館


やっぱり砧公園のイメージは,この広大な芝生である.

東98 等々力(操車所)⇔東京駅南口[都バスで東京発見]

東京駅と世田谷区等々力を目黒通りで結ぶ長距離路線

東98 等々力(操車所)⇔東京駅南口(経由)目黒駅・東京タワー 目黒営業所

路線keyword:目黒通り,新山の手住宅地(目黒区),東京タワー,赤煉瓦駅舎


赤煉瓦駅舎の東京駅丸の内口(南口)から、山の手住宅地として人気の高い目黒区を通って、神奈川県との県境近くである世田谷区等々力駅までを結ぶ路線である。東急バスと共同運行しており、東京駅で赤い帯を締めた東急バスの姿を見ることができる。
内幸町までは黒10系統と同じルートを走る。
内幸町にて右折し国会通りに入る。右手には比谷公会堂・市政会館、都立日比谷図書館が現れ、バスは次の家裁前交差点にて左折する。まっすぐ進めば霞が関となって国会議事堂に突き当たる。家裁前交差点の左手にはロンドンの二階建てバスをそのまま喫茶店にした店が過ぎ去って、通産省前停留所となる。
中小オフィスビルの立ち並ぶ西新橋界隈の2車線道路をバスは南に走っていく。左手に東京慈恵会医科大学看護専門学校、続いて芝公園が現れて突き当たりを右折すると東京タワー停留所となる。東京タワーはあまりにも近すぎる為に右側の窓側に座って首をひねり上げないと見ることができない。左には東京プリンスホテルがある。
赤羽橋を通り桜田通り(国道1号)となる。三田二丁目にて右折すると右手に慶應義塾大学が現れて正門前となる。魚藍坂下を過ぎて清正公前になると目黒通りに右折する。ここが目黒通りの起点である。赤羽橋から清正公前までは右左折を繰り返したが、通り名は同じ桜田通り(国道1号)である。
坂を上って白金台となり、首都高速と交差してしばらく走ると駅ビル「サンメグロ」が見えて目黒駅前となる。
ここから先は東急バスのエリアとなる。権之助坂<説明>と呼ばれる大きな坂を下って目黒川を渡り、今度は坂を上って大鳥神社前となる。山手通りと横切り、かつては競馬場のあった元競馬場停留所となる。バス停の名前には、かつての街の様子を伝えてくれるものもあり、路線バス旅の魅力の一つである。
三代将軍家光の鷹狩りの狩猟地であった鷹番、そして碑文谷を過ぎ、柿の木坂陸橋にて環七通りと横切り、東急東横線のガードを上に見て都立大学駅前となる。この辺りは昭和以降に高級住宅街として人気の高くなった地域であり、現在の「山の手住宅地」と言えば目黒区・世田谷区あたりのことを指す。付近には芸能人も多く住んでいる。目黒通りからの風景では高級住宅街の家並みを見ることは難しいが、一歩裏の路地に入ると庭付きの豪華な一戸建て住宅が現れ、そこには東急バスが縦横無尽に走っている。
ケニア大使館のある八雲を過ぎ、目黒区から世田谷区に入って等々力となる。密度の低い住宅地の広がるところである。この辺りまでくると、丸の内や日比谷、霞が関のピリッとした緊張感の走る刺々しさがなくなり、静閑な住宅街の様相を呈するようになる。東急大井町線を越える陸橋には上らずに側道に入り、線路手前を右折する。そして終点等々力駅前に到着する。等々力操車所は少しまっすぐ行ったところにあり、始発はその操車所からの発車となる。

宿91 駒沢陸橋-新宿駅西口[都バスで東京発見]

新宿から東高円寺を通り、環七で駒沢までを結ぶ路線

宿91 駒沢陸橋⇔新宿駅西口(経由)新代田駅・東高円寺駅 杉並営業所

路線keyword:新宿副都心,青梅街道,環七通り,駒沢


新宿から東急王国の世田谷区駒沢までの都バスがあったのか、と思わせるような路線である。かつては大森駅まで走っていたのであるが、環七の道路渋滞が激しいためか、区間が短縮された。
新宿から高円寺陸橋までは青梅街道を王78系統と同じルートで走る。
高円寺陸橋で左に曲がり、あとはひたすら環七通りを南下するのみである。
丸の内線の方南町駅を過ぎ、甲州街道や首都高速と交差し、代田橋を過ぎて新代田駅となる。ここに東急バスの操車場があり、大森駅行きのバスが出ている。小田急線の下をくぐり、都内で2カ所だけになったチンチン電車・東急世田谷線と交差して若林となる。上馬、野沢と過ぎ、駒沢通りとの交差点に駒沢陸橋があり終点となる。青梅街道と環七通りしか走らないので、車窓の変化に乏しい路線である。

渋66 阿佐ヶ谷駅-渋谷駅[都バスで東京発見]

渋谷駅と阿佐ヶ谷駅を幹線道路で結ぶ路線

渋66 阿佐ヶ谷駅⇔渋谷駅(経由)新高円寺・代田橋 杉並営業所

路線keyword:渋谷の雑踏と狭路,井の頭通り,甲州街道,阿佐ヶ谷のけやき並木


渋谷駅から阿佐ヶ谷駅までを、山手通り、甲州街道、環七通り、青梅街道を走って結んでいるが、見せ場は渋谷駅を出発してすぐやってくる。一時期、廃止の話が持ち上がったが、地元からの強い反対があって現在に至っている。京王バスと共同運行しているが、渋谷周辺の渋滞を考えると、廃止したい気持ちもわからないではない。
阿佐ヶ谷行きは、東急バスや京王バスの発車する西口からとなる。銀座線のガードをくぐり、北口ハチ公前広場を右に見て、スクランブル交差点を通過する。周りを見ると、人、人、人。さすがは渋谷である。しかし、この路線はこれだけで驚いていてはいけない。西武百貨店にて左に曲がり、一方通行の井の頭通りへと入っていく。非常に狭い通りで、ましてや渋谷一の繁華街・センター街が近くにあるため、道路には溢れんばかりの人の山となっている。人、人、人、人、人、人、人。そんな中を、大型バスがゆっくりと進んでいく。高い位置から、渋谷の雑踏を眺めることができる。よくこんなところを走って行くな、といった感じである。日本一の若者文化の発信地・渋谷をどっぷり感じることができるであろう。東急ハンズ横を過ぎ、宇田川町となり、NHK放送センタースタジオパークの裏を走って、代々木公園を右手に見ると、左折して富ヶ谷となる。休日はここまでで30分である。
小田急線代々木八幡駅となり、山手通りを北へ走っていく。首都高速環状線のための用地買収が進んでいるようで、一部工事を行っている区間もある。初台にて甲州街道へ左折し、東京オペラシティー、新東京国立劇場を右手に見て、西に走っていく。ここから先は、幹線道路の単調な車窓が続く。代田橋(大原)にて環七通りへ右折し、ますます単調な車窓に。高円寺陸橋で青梅街道へ左折し、杉並区役所で右へと曲がる。
ここから阿佐ヶ谷駅までは立派なけやき並木が続く道路で、昼間でも日陰となるほど道路を覆うほどの枝振りとなっている。まもなく終点阿佐ヶ谷駅となる。