渋谷駅と阿佐ヶ谷駅を幹線道路で結ぶ路線
渋66 阿佐ヶ谷駅⇔渋谷駅(経由)新高円寺・代田橋 杉並営業所
路線keyword:渋谷の雑踏と狭路,井の頭通り,甲州街道,阿佐ヶ谷のけやき並木
渋谷駅から阿佐ヶ谷駅までを、山手通り、甲州街道、環七通り、青梅街道を走って結んでいるが、見せ場は渋谷駅を出発してすぐやってくる。一時期、廃止の話が持ち上がったが、地元からの強い反対があって現在に至っている。京王バスと共同運行しているが、渋谷周辺の渋滞を考えると、廃止したい気持ちもわからないではない。
阿佐ヶ谷行きは、東急バスや京王バスの発車する西口からとなる。銀座線のガードをくぐり、北口ハチ公前広場を右に見て、スクランブル交差点を通過する。周りを見ると、人、人、人。さすがは渋谷である。しかし、この路線はこれだけで驚いていてはいけない。西武百貨店にて左に曲がり、一方通行の井の頭通りへと入っていく。非常に狭い通りで、ましてや渋谷一の繁華街・センター街が近くにあるため、道路には溢れんばかりの人の山となっている。人、人、人、人、人、人、人。そんな中を、大型バスがゆっくりと進んでいく。高い位置から、渋谷の雑踏を眺めることができる。よくこんなところを走って行くな、といった感じである。日本一の若者文化の発信地・渋谷をどっぷり感じることができるであろう。東急ハンズ横を過ぎ、宇田川町となり、NHK放送センタースタジオパークの裏を走って、代々木公園を右手に見ると、左折して富ヶ谷となる。休日はここまでで30分である。
小田急線代々木八幡駅となり、山手通りを北へ走っていく。首都高速環状線のための用地買収が進んでいるようで、一部工事を行っている区間もある。初台にて甲州街道へ左折し、東京オペラシティー、新東京国立劇場を右手に見て、西に走っていく。ここから先は、幹線道路の単調な車窓が続く。代田橋(大原)にて環七通りへ右折し、ますます単調な車窓に。高円寺陸橋で青梅街道へ左折し、杉並区役所で右へと曲がる。
ここから阿佐ヶ谷駅までは立派なけやき並木が続く道路で、昼間でも日陰となるほど道路を覆うほどの枝振りとなっている。まもなく終点阿佐ヶ谷駅となる。