「郡山見聞録」カテゴリーアーカイブ

郡山地域の個人的なコラムをお伝えする,見聞録シリーズです.

阿武隈川・みちのくサイクリングロードを走る【郡山見聞録#123】

みちのくサイクリングロード.郡山市側は土手の上を走る.


みちのくサイクリングロードは,福島県玉川村の乙字ヶ滝(国道118号乙字大橋付近)を起点として須賀川市内を通り,郡山市の日和田(磐越自動車道新阿武隈川橋付近)を終点とする約30kmの自転車専用道路である.中通りを南北に流れる阿武隈川に沿ってルートが設定され,郡山市内では土手の上を爽快に走ることができる.

今回は,郡山駅前のまざっせ(郡山駅前まちなか交流拠点)にてロードバイクをレンタル(息子)して,郡山駅前から行合橋(県道65号小野郡山線)まで一般道を走ってサイクリングロード(阿武隈川)に合流し,乙字ヶ滝までの往復54km(片道27km)をサイクリングした.

レンタル用のロードバイクは5台,クロスバイクは3台ある.今回,車種:SCHWINN FASTBACK1  シュウィン ファストバック1,サイズ・適応身長(カタログ値):480㎜/165-175をレンタルした(乗るのは息子.僕は息子の自転車TB1を借りる).1日4,000円(クロスバイクは2,000円).貸出し時間は10時~18時まで.日をまたぐことも相談可.

出発前にタイヤの空気圧を調整してくれる.

阿武隈川の土手の上を走るサイクリングロード.

一級河川阿武隈川ー管理は国土交通省.

水門と排水ポンプの施設が時々現れる.大雨の時は阿武隈川の水位が上がって逆流してしまうため,大雨時は水門を閉めて,排水ポンプで宅地側の水を阿武隈川に排水する.極度の大雨で阿武隈川がパンクすると洪水の大水害となる.

案内看板もある.

新御代田橋(県道110号田村安積線)を渡って左岸側にいくと,内陸に入って畑や水田の中を走る.

須賀川市に突入!

きれいになった休憩所もある.一昔前までは草ボウボウ,ベンチはひっくり返っているなど荒れ放題となっていたが,素晴らしく整備し直された.

一部,一般道路を走るルートがある.どうもネットのルートマップが間違っているみたいで...砂利道になってしまいました.阿武隈川の土手沿いだと間違いないので,土手に向かうことにした.

斜面は担いで登って,再び土手の上を走る.

一部,令和元年の台風19号の被災により迂回区間があるので注意.

なかなか味のある看板.「みちのく」の下には「あぶくま川」という文字があって,昔は「あぶくま川自転車道」だったようで.なぜ,「みちのく自転車道」になったのかな,「あぶくま川自転車道」の方が場所がわかりやすいのではないかと思う.

須賀川市小作田地区(JR水郡線川東駅周辺)には,昼食を食べられるお店が何軒がある.昼食はここで取るのがお勧め.
選んだのは「やぶき食堂」.ガッツリ昼食.ついついお腹がすいていたのでたらふく食べてしまったが,のちのち辛いことに.消化のエネルギーが胃袋にいってしまうため,たくさん食べてはいけないことがわかった.
でも,焼き肉丼はボリューム満点でおいしかったな~.

玉川村に入った! 終点(起点)はもう少しだ!

トラクターも走る.(地元の農耕車は許可をもらっているらしい?)

最後の上り坂を走ると・・・

乙字ヶ滝に到着.もう午後2時を過ぎていて,午後6時までに自転車を返さなければならないため,すぐに引き返すことに.そして,無事17時に郡山まで戻ってきたのであった.中1の息子はリュックを背負っていても楽々であったが,50歳過ぎの僕にとっては帰りはやすみ休みハカハカしながら走って帰ってきた.

JA全農福島の直売所「愛情館」(朝日)【郡山見聞録#122】

 内環状線の走る朝日二丁目に,JAの直売所「愛情館」がある.JA福島さくら本店の脇になる.午前9時からのオープンとなるが,開店時間になると新鮮な農産物を求めて行列ができるほど,人気の高い直売所となっている.

 ホームページには,「JA全農福島が提供する、安全で安心な美味しい野菜や果物の直営農産物直売所です。福島県という恵まれた大地で育った、季節毎の商品の数々。ぜひ!ご自分の目で、舌で感じてください。」のとおり,近くでとれる農家からの野菜が並べられていて,安さと新鮮さでは,どのスーパーでもかなわないのではないかと思うほど.

 午前9時の開店前.日曜日なので100名ほどが並んだ.入れないことはないが,新鮮な品物を求めてみんな並ぶのである. 

 「葉もの」コーナー.鮮やかな緑色の野菜が盛りだくさん!

 赤い色の「トマト」.透明な袋に入れられているので,裏返すとヘタの部分も見ることができるので,鮮度を確認することができる.

 「大根」も山積み.

 果物も売ってます!

 お盆・お彼岸の時期には,花コーナーは人だかりに.

 生産者と生産地が表示されているので,とても身近に感じられる.

 レジも広々,たくさん並んでいる.

 最後に「ジェラート」はいかが?

 駐車場も広々.福島牛を扱う「牛豊」で焼き肉もGood.

ホームセンター山新の日本製表示(日和田)【郡山見聞録#121】

 日本人なら日本製を購入しなければ!! 少し高くてもMade in Japanを購入することは,日本の経済力アップにつながるし,長い目で見て日本の安定につながっていくのである.

 一目で見て日本製かどうか分かる商品陳列を行っているのがホームセンター山新(日和田店)である.これがとても見やすい.いちいち商品を裏返してとても小さな「Made in Japan」を探さなくても済む.
(ホームセンター山新は品揃えも豊富で,家具も取りそろえており,お気に入りのホームセンター.)

ここまで大きく表示してあると,自然と日本製を選んでしまうから不思議.やっぱり日本製は品質もよいし安心できる!

 日本の国力をあげるために日本製品を購入しましょう! すべてのお店に,日本製の表示を義務づけてはどうでしょうか.税込み表示が義務づけられているように.
 最終的に選ぶのは消費者の自由にして,買う買わないは委ねてよいと思います.

 日本の産業界のために.日本製を応援しましょう!

ヨークベニマルのスキャンカート(片平店)【郡山見聞録#120】

 2019(令和元)年8月末より試験的に運用が始まったスキャンカート.スキャンカートとは,自分で商品のバーコードをカートに取り付けられているタブレットにスキャンしながら買物して最後にセルフレジで一括清算するというもの.

スキャンカート

 まず自分の買い物かご(袋でもOK)をカートに設置する.タブレットに表示されているスタートボタンを押して買い物を始める.あとは,商品を手に取ってタブレット下部についているスキャンにかざしてかごに入れる.これの繰り返し!

 買っている途中で購入金額の累計が分かるのでとても便利.余計なものを買いすぎないよう抑制する効果があると思う.後で購入をキャンセルするときは,キャンセルボタンを押して再度スキャンすれば商品を戻せる.

 商品をスキャンし忘れたり,万引することへの対策は,カートの底に重量センサーが付いていて,スキャンしていない商品がカゴに入っていると(スキャンしたのに商品が入っていないと),アラームが出る仕組みになっている(これはセルフレジも同じ).

スキャンカート専用のレジ

 最後に会計をするときは,スキャンカートの専用レジがあって,カートを一旦指定の位置に止めて,タブレットに表示されたQRコードをレジの読み取り機で「ピッ」とやると,ダダダダダーっとスキャンした商品がレジの画面に表示されて合計金額を支払うという仕組み.

 なんといっても,かごに入れた商品を詰め替える必要がないことがとても便利.

 今のところ片平店でしか導入されていないようだが,順次拡大していくとの発表がされている.このシステムは,NECと野村総合研究所が開発に協力しているという.もっと各店で導入してほしいものでした.

東京五輪オフィシャルショップ(ジュンク堂書店)【郡山見聞録#119】

 ジュンク堂書店郡山店(うすい百貨店9階)に期間限定で,東京オリンピックオフィシャルショップがオープンしている.ストラップやエンブレム,バックや文房具など,かなり充実したラインナップである.
 期間は今年(2020年)の9月末まで開催しているので,足を運んでみてはいかがでしょうか.

郡山細沼教会【郡山見聞録#118】

郡山細沼教会(プロテスタントの教会)

 郡山細沼教会は,プロテスタント教会として1910(明治43)年に日本基督教会郡山教会として設立され,現在の礼拝堂は1929(昭和4)年に建築されているが,1956(昭和31)年の火災によって一部復旧工事がされた.

 国の有形文化財に登録され,ステンドグラスとパイプオルガンがある歴史が感じられる礼拝堂となっている.

 結婚式を挙げることも可能で,ホテルなどの近代的な建物の中にある疑似教会で結婚式をあげるよりも,本物の歴史ある教会で素晴らしい雰囲気の中で行った方が感動もより大きいと感じる.

 礼拝式は毎週日曜日の10:30~. また,毎週金曜日の12:00~15:00には教会を開放しているので,自由に内部を見学することも可能.

 郡山市教育委員会による案内看板.

窓の形も特徴的.

外からちょっと覗けるステンドグラス.

ステンドグラスの裏側.

 内部の写真は撮影しなかったので,お時間のあるときにご訪問ください.お願いすれば,急で細い階段をあがった塔屋の部分の3階の部屋も見学することが可能.

天栄米【郡山見聞録#117】

天栄米は,美味しいお米作りを目指して栽培されているお米である.天栄米栽培研究会では毎月定例会を開いているといい,約30名のメンバーが日夜努力を重ねている.

米・食味分析鑑定コンクール国際大会の総合部門では9年連続金賞を受賞している.

天栄米には栽培方法などの違いによって,3種類存在し,「漢方環境農法天栄米(無農薬,有機栽培によるもの)」「ゴールドプレミアムライス特別栽培天栄米(除草剤を1回のみ使用したもの)」「天栄米ゆうだい21」がある.

粒が大きく,もちもちとした食感,粘りが強く冷めても美味しい米との評判で,人気が高い.ただ1kgで1200円程度,10kgで12000円もしてしまうのだから,毎日食べるお米としてはとても贅沢な品である.

天栄村内の宿泊施設で食べられるほか,天栄村内の道の駅などで購入することができる.


天栄米1kgとパンフレット.


炊いてお茶碗に

県中地域物産展~かぼちゃんステーション(S・PAL1階)【郡山見聞録#116】

駅ビルのエスパル1階(北側の一番奥)に期間限定で「県中地域物産展」がこぢんまりと開催されている.もともとはマツモトキヨシがテナントとして入っていた一角で,次の店舗が埋まる間までの期間限定でオープンしているようだ.

ちょっと謎なのが「かぼちゃんステーション」と書かれていること.エスパルのホームページでは,「かぼちゃんは、かぼちゃんミュージアム、かぼちゃんステーション、かぼちゃんスタジオ、かぼちゃんミニスタジオの四区画で分けられた複合的店舗です。 様々な展示やワークショップ、音楽教室やダンスレッスン、イベント日には、石井農園のかぼちゃんまんじゅうなど、美味しくて体に良い物が盛り沢山です。」と書かれている.
かぼちゃんとは? 人の名前? イベントの名称?

物産展では,郡山市の甘酒や天栄村の天栄米,古殿町のこんにゃく,田村市のあぶくまの天然水など,品数はさほど多くないが,コンパクトに物産が並べられており,その場で購入することができる.

とにもかくにも,2019(令和元)年8月末頃までの期間限定とのことなので,駅への買い物ついでに,ぶらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか.


かぼちゃんステーションの物産展


かぼちゃんミュージアムで開催されている作品展

ジュンク堂書店(うすい百貨店9階)【郡山見聞録#115】

うすい百貨店の9階フロアに広がる本屋が「ジュンク堂書店」である.なんといっても福島県内最大規模となる65万冊以上の蔵書を誇るお店で,雑誌から専門書まで幅広く取り扱っている.

かつて,1999(平成11)年から2010(平成22)年9月までは「八重洲ブックセンター・郡山うすい店」であったが,閉店した翌月にジュンク堂書店となって再オープンした.

ここに来れば欲しい本が手に入る.色々な種類の中から,自分に合った本を選ぶことができるので,とても重宝する.インターネットが発達した時代でも,実際に自分の目で見て買うことができる大きな本屋は,絶対に必要である.
ここは,朝から晩まで,ずっといても飽きない,そんな本屋である.


高いところまで並べられる本棚


雑誌コーナー

ブリューゲル展(郡山市立美術館)【郡山見聞録#114】

画家一族150年の系譜「ブリューゲル展」が郡山市立美術館で開催されている.ブリューゲルは16世紀の半ばに活動した画家で,子供や孫に才能が受け継がれて150年にわたり優れた作品を作ってきた.

欧米の個人のコレクションが今回公開されたもので,作品数(キャプションナンバー)は101(品),第1章から第7章まで(宗教と道徳,自然へのまなざし,冬の風景と城砦,旅の風景と物語,寓意と神話,静物画の隆盛,農民たちの踊り)で構成されている.日本初公開となるため多くの人が訪れる特別展となっており,昨年(2018年)1月23日から上野の東京都美術館(東京展)で始まったのを皮切りに,これまで愛知展,北海道展,広島展と開催され,最後に福島展(郡山)となっている(東北唯一の開催).

そんなすごい特別展が郡山で見られるとあって,いつもよりも多くの人で賑わいを見せていた美術館であったが,それでも東京の人気のある展示ほどの芋洗い状態ではなかったので(今はそうであり,3月は混雑するかもしれない),ゆっくりと観覧することができてよかった.

また子供でも絵に興味が持てるように,展示されている絵画を見てクイズに答える「家族で楽しむブリューゲルクイズ」があって,答えを応募用紙に書いて応募するとブリューゲル×スマーフグッズがあたるというイベントも行われている(中学生以下対象).生き物や動物の好きな子供にはとてもよいクイズである。

出口にはミュージアムショップがある.レアで購入したくなる品が並べられている.虫の好きな息子は,トンボのキーホルダーを購入した.

開催は2019(平成31)年3月31日まで.9:30~17:00.入場料大人1,500円,高校・大学生900円,中学生以下は無料.郡山駅から路線バス(東部ニュータウン行き)と臨時バス(郡山市立美術館行き)も運行されている(土日祝はおよそ25分~50分間隔.所要時間約10分).

美術館1階ホール

第7章は撮影OK.「農民の婚礼(6点連作)」

スーパーフィッシング(釣り堀)【郡山見聞録#113】

昆虫から水生昆虫へ.水生昆虫から釣りへ.息子の興味が魚釣りになってきて,ついに釣り堀デビューを果たした.アミューズパーク郡山のスーパーフィッシングでは屋内で釣りができる.

全天候型屋内釣り堀で,「すわり池」「五目釣り池」「ミニ池」の3つから選んで釣りをすることができる.

すわり池は,大物マゴイが釣れる池で,最も広く人気が高い.釣った魚の数や大きさによってポイントがたまっていき,80cmの大物の鯉やナマズ,チョウザメもいる釣り堀.ナマズやチョウザメはほとんどつれないが,鯉はそれなりに釣れる.40cmを超える鯉を釣ったときには網に入れてバシャバシャ暴れるので,汚れても良い服装で行かないといけない.餌も3種類から選べる(練りえさ・固形のえさ・粉の餌.さらにまき餌もついてくる).2時間1,500円.

五目釣り池は,ビギナーや子供にお勧めで,鯉・ナマズ・チョウザメのほかに金魚がたくさん泳いでいる池で,その名の通りなんでも入っている五目釣りの池.金魚は持ち帰ることも可能.

ミニ池は,小さな子供にお勧めの金魚だけの池.こちらも持ち帰り可能.

やり方がわからないときは,お店の人に聞くと丁寧に教えてくれるので,遠慮なく聞いてみるとよい.建物の外観は古めかしいので入るのを躊躇するかもしれないが,入ってみるとそんなに気にならずに遊ぶことができる.
アミューズパーク郡山には,釣り堀以外にも,バッティング・ボーリング(超安い,1ゲーム100円!)・卓球・ビリヤード・クレーンゲーム・猫りすウサギカフェ・宝探し(砂利の中から宝石を探す)・バーベキュー(猫りすウサギカフェの真ん中にある.臭いが・・・)があって,この混沌とした遊び場がまた面白い施設である.

五目釣り池(スーパーフィッシング郡山)

ヨークベニマル横塚店【郡山見聞録#112】

ヨークベニマル横塚店は,美術館通りのJR線地下トンネルをくぐって東部ニュータウン方面に走った右側に存在するスーパーである.ヨークベニマルの中でも大型の売場面積を持つ店舗であるが,2017(平成30)年10月に,それまでの衣料品売場がなくなって食料品売場にリニューアルされた.

特に充実しているのがお総菜やお弁当などの食料品.べに家の弁当,とんかつ太郎,旬肴花ごろも,潮菜などの商品がズラ~りと並べられている.そしてここで購入した弁当類は,隣のイートインスペースで食べることができる.

スーパーにフードコートが併設されたものであるが,カウンターで販売している軽食やスナック類だけではなく,お店の中で購入した商品も食べられるところがポイント.隣にはパン屋もあって,甘い菓子パンとセブンカフェの組み合わせでもくつろげる.


イートインスペース


品揃えが豊富な食料品売場


お総菜売場

不動ブナと木地師の里ミニ資料館(湖南中ノ入地区)【郡山見聞録#111】

郡山市街から県道を湖南方面に走り,国道294号を左折した先に湖南町三代中ノ入集落がある.ここは木地師(お椀やお盆などの木工品を加工する職人)が,会津の基礎を作った蒲生氏郷に従えて滋賀県愛智郡から会津藩領(湖南含む)に移住したところである.ほとんどが「小椋」姓を名乗っている.会津地方で400年近い歳月を全うし,会津塗りの発展に大きく貢献してきたところで,木地師はトチノキやブナノキ,ケヤキなどの木材を求めて山から山へ移り住む生活をしていたが,その後,炭焼きや農耕を主として一カ所に定住した生活を送るように変わっていったという.(参考資料:「旧会津藩領地御代村中ノ入木地師集落が歩んで来た今から遠い昔のお話で御座います」著作:小椋富士男,監修:小椋覚)

そんな歴史のある中ノ入集落を山奥に入っていったところにブナ林がある.毎年,地元の「郡山市橅の森を守る会」の有志が集まって遊歩道の整備などが行われており,今回木材運びなどのボランティアとして活動に参加した.山を詳しく知る地元の方だけあって,木柵や東屋の建て付けの手際がとてもスムーズ.山を生活のフィールドとしてきた皆さんは,活き活きと笑顔で楽しく作業を進めていた.

ふもとには不動明王と不動滝,遊歩道を登っていくと県内で数少ないブナ林を歩くことができ,頂上には推定樹齢350年の大きなブナの木が立ち,猪苗代湖や磐梯山,天気が良ければ飯豊連峰を望むことができる.不動ブナふもとには駐車場と簡易トイレ,東屋が整備されているが,中ノ入集落からふもとの駐車場までは砂利道を進んでいくことになるので注意.
また,中ノ入集落には,木地師としての生活や歴史を展示した「木地師の里ミニ資料館」がある.入口に記載してある携帯電話に連絡をすれば中に入ることができる.


木地師の里ミニ資料館の地図

国道294号から左に入る

麓にあるブナの森駐車場

簡易トイレ
看板には会長,工事部長,事務統括,庶務・・・
地区住民の強い絆を伺い知ることができる

不動明王

整備された遊歩道 (登り階段)

不動滝

ブナの森

不動ブナ山頂 (最後は少し急登坂)

推定樹齢350年の不動ブナ

遊歩道を整備する
地元有志の皆様

木地師の里ミニ資料館

ダイコクドラック閉店【郡山見聞録#110】

ヨドバシカメラ(アティー)の裏口から出たところにあったダイコクドラック.2018(平成30)年10月5日に閉店となった.閉店後は仙台のダイコクドラックをご利用くださいとの張り紙が貼ってあった.

ダイコクドラックは大阪に本社を置くドラックストア(ディスカウントストア)で,関西方面で多く展開しているお店である.ど派手な商品説明や割引告知など,東北地方にはあまり馴染まないような店舗だったが個人的には好きであった.郡山駅前にあるドラックストアとしては品揃えも豊富だっただけにちょいと残念である(ドラッグストアは他に,北側エスパルの1階奥にマツモトキヨシがある).

ダイコクドラックの楽天ポイントカードが,これまた「DDプリンセス」と呼ばれるダイコクドラックがつくったガールズユニット(歌まで出していて曲が店内に流れている)が印刷されたカードで,ダイコクドラックでレジの人に出すときはいいが,他店のマクドナルドで若い女性の店員にこのカードを出すとちょっと恥ずかしい(マックの店員は必ずカードの表面を見て確認をする).

現在,ヨドバシカメラの入るアティー(Ati)の耐震工事と外壁内装リニューアル工事が進められているが,ちまたの噂では1階部分が増床されるようで,このダイコクドラックだったところが広げられるとの憶測が囁かれている.どのようになるのか,アティの改装工事の完成が楽しみである.

天皇皇后両陛下が郡山へ(行幸啓)【郡山見聞録#109】

第69回全国植樹祭(福島県南相馬市で開催)に出席されるため,天皇皇后両陛下が郡山駅から車に乗り換えて,宿泊地となるいわき市に向かわれた.天皇皇后両陛下が公務で福島県に訪問されるのは今回が最後になるとのことで,福島県内で実際にお姿を見られるのはこれが最後になるかもしれないので,郡山駅前まで行ってみることにした.交通規制が正午から14時まで行われると今朝の新聞で報道があったのと,郡山駅で新幹線から車に乗り換えて磐越自動車道を利用していわき市に向かうだろうということは予想できたが,郡山駅からどの道路を走って行くのかはわからなかった.正午頃から警察官が交差点に立ち始めていたので,どのルートを通るか聞いてみたが,「私たちも聞かされていないんですよ」との返事.本当かどうかはわからないが,直前まで具体的な走行ルートは知らせることができないらしい...

13時近くなり,郡山駅前に行ってみるとバス乗り場はすべて閉鎖されていて,その周りに歓迎の横断幕を持った人々がすでに待機していた.バス乗り場の専用ターミナルから乗車されるようだ.そして警察官に聞いてみると,「13時10分くらいから出発して,北側に走っていった後,美術館通りを右に曲がって走っていきます.ここは立ち止まれないので,あちら側の道路でお願いします」と案内があり,ビッグアイからホテルドーミインの間にある道路の西側歩道のみが見られる場所として案内された.

そこに行ってみるとすでにすごい人.結局,ホテルドーミインの前の交差点まで歩いて行くこととなり,そこで天皇皇后両陛下をお迎えすることにした.事前に案内をする他県から応援に来た警察官がいて,いろいろと注意事項を説明していたが,どのような順番で車が通っていくかなど,笑いも誘いながら気さくに慣れた感じで案内をしていた.「B」というステッカーが貼ってあるパトカーがやってくると「まもなく車列がくる」との合図,そして「3」というパトカーがやってくると「3分前」との合図,「1」という車だと「1分前」,そして黒い車が走った後に,天候皇后両陛下が乗った車が通るとのこと.ナンバープレートに菊のご紋がついているのでそれが目印であり,ここは交差点前なので徐行して走るので慌てないで撮影してくださいとのこと.また,旗を振るときは大きく左右に振るのではなく,小さく小刻みに動かしてください,最後に「Z」の車が通ったら終了になります,車列が通るときは我々も向こう側をみてここからいなくなります,など,笑いを誘いながら明るい感じで色々と説明をしていた.「B」の車がやってくると,向かい側の歩道には人がいなくなり,昼間なのにしーんと静まりかえって,今か今かと皆,待ち続けていた.

そして車列がやってきた.歓声があがりみんなで手を振った.窓を開け,天皇陛下は奥の席に,皇后さまは手前の席に座られ,笑顔で手を振っていた.あっというまに車は過ぎ去って,交差点を右折したあと,JR線のアンダーボックスの中に入っていった.不思議とジーンと感動してしまう光景である.

動画をどうぞ.

JR郡山総合車両センター一般公開【郡山見聞録#108】

昨年(平成28年)は6月に「郡山車両基地まつり」として開催されていたが,今年は名称を「郡山総合車両センター一般公開」と変え,時期が2017(平成29)年9月16日に開催された.毎年恒例となっているイベントで,普段は見ることのできない列車の整備工場を見ることができ,なんと言っても本物の列車や設備を間近に見れるので,展示館とは違った迫力で見学をすることができるところに大きな魅力がある.子供だけではなく,大人も結構興味をそそられるもので,小さいときに乗り物好きだった思い出を懐かしく感じるお父さんもいるに違いない.いつも目にするJRは,窓口で切符を買って改札口を通り,列車に乗って移動するといったところであるが,実際に列車を運行するには裏方の整備が大変重要であり,鉄道の運行を陰で支える大きな役割の部分を肌で感じられるイベントである.

総合車両センターへは郡山駅から無料の臨時列車が走っており(定員200名で出発の30分前から整理券配布),2両編成の気動車がゆっくりと止まりそうになりながら,右手に東北本線,左手にイオンタウンを眺めて,総合車両センターへと走って行く.臨時列車に乗れなくても,駅前から臨時のバスが走っているので,足に困ることはない.

中に入ると車両が展示されているのはもちろんであるが,トラバーサと呼ばれる車両を横方向(左右)に移動させる機械の実演や,そのトラバーサに実際に乗って1往復移動する体験乗車,レールスター体験乗車,高所作業車に乗って電車の屋根見学,ドア開閉操作体験,車内放送の体験,行き先方向幕の操作体験,モーターや台車,輪軸の展示,台車の組み立て実演,ブレーキ弁操作体験,パンタグラフ動作実演,ミニSL乗車,塗り絵・ペーパークラフトコーナなどなど,様々な体験を本物の装置を使って体験できるところが大変魅力的である.

社員食堂も開放されてカレーライスやそばなどが食べられ,外のテントではやきそばやポテト,ポップコーン,鉄道グッズなども販売されている.高校生による和太鼓演奏やピエロによるバルーンアートなど鉄道以外の催しも取り入れられている.

今年の開催日は3連休の初日であり,他でも秋のイベントが開催されていたりなど,昨年よりも若干人手が少なかったようにも感じるが(その分,それほど並ばずに体験ができたところはGood!),子供達が「ものづくり」や「技術」へ興味を持つきっかけとなるよう,毎年開催して欲しいイベントである.

ビール祭(開成山公園)【郡山見聞録#107】

毎年7月下旬になると開催される「ビール祭」,開成山公園の自由広場において水曜日から日曜日まで計5日間開催された.今回(2017(平成29)年)で23回を迎える夏の風物詩的なイベントなのであるが,もともとはドイツのミュンヘン市で開かれている世界最大のビール祭りである「オクトーバーフェスト」を郡山でできないか,との思いで郡山商工会議所が中心となって開催されてきたイベントである.ビール祭なので子供は楽しめないのかと思われがちだが,中に入ると射的やくじ・スライダー・汽車ぽっぽなど「縁日広場」があって多くの家族連れで賑わっている.

そして凄いと思うのは,屋根付きの大きなテントの中に机といすがズラーッと並べられているテントブース.これだけの規模でテントが設営されているイベントは,なかなか見たことがない.さらに売られている料理も洗練された感じのするメニューが並べられていて,さすが商工会議所が主催となった民間企業の底力が感じられるものである.ビールもキリン・アサヒ・サッポロはもちろんのこと,ドイツのビールも味わえる.

ステージではクイズ大会やダンスなどが開催されているのだが,中でも一番の見ものは本場ドイツからやってきた「ドイツバンド」.みんなで乾杯をしながら音楽で盛り上がっていく.毎日,最後のステージは全てドイツバンドで締めている.暑い熱い郡山の夜を体感できるイベントなのであった.広大なテントスペースなのであるが,人が多くて,早めに行かないと席がとれない.しかし心配ご無用,その場合はビールケースを重ねて机にした「立ち飲みスペース」もあるのでご安心を.

空港公園自然塾(福島空港)【郡山見聞録#106】

福島空港に隣接して広がる自然豊かな公園が福島空港公園である.その福島空港公園では様々なイベントが開催されているのであるが,そのひとつに毎月1回主に子供達を対象として自然の中での遊びや食生活の仕方などを五感で楽しく体験する「空港公園自然塾」が開催されている.7月のテーマは「昆虫トラップづくり」.参加してみることにした.参加方法は至って簡単で,開催の1週間前までに窓口かメール(記載のメールアドレスにそのままメールを送ればOK)で申し込みをすればよい.参加費500円は当日払うことになる.福島空港公園は3つのエリアに分かれているのであるが,今回の会場は「緑のスポーツエリア」の21世紀建設館の会議室であった.

まずは,ペットボトルにカッターで穴を開けて昆虫が入る穴をあけ,足場となるネットを側面に両面テープで貼り付ける.そして,えさとなるバナナ・砂糖・酢・ドライイースト,そして焼酎をビニール袋に入れてグチャグチャに混ぜたものをペットボトルに入れる.木に結ぶための紐をとりつけてトラップ(罠)のできあがり.材料は全て用意してくれる.<br> トラップが完成したら,みんなで林に行ってトラップを仕掛ける.途中,バッタやコガネムシ,蝉の抜け殻など,色々な自然の営みを発見しながら,そして説明を受けながら歩いて行く.クヌギやコナラの木に参加者がそれぞれつくったトラップを結びつけて終了.「次の日に虫が捕まっているかどうか,みんな見に来てね~」と言われ解散となる.駐車場のすぐ脇に草むらと林あって,虫をたくさん捕まえることができるので,虫好きな子供にはとてもよい.なお,道路を越えた草むら(林)には蛇がいるので立ち入らないようにと言われたので,柵があるところには入っていかない方がよいのでご注意を.

スマイルキッズパーク(本宮市白沢)【郡山見聞録#105】

郡山市の北にある本宮市白沢にちょっと面白い遊具が置かれている素晴らしい子供の遊び場がある.その名は「スマイルキッズパーク」.屋外と屋内の遊び場に分かれており,それぞれは動物たちが棲む不思議な洞窟(トンネル)で結ばれている.

屋外遊び場は,「里山あそび」「キッズ」「ふれあい・体験」「自由あそび」「杜の洞窟!探検」「杜の冒険!チャレンジ」の6つのゾーンに分けられているが,それぞれが一体となっているのでどこからゾーンが変わるかはあまり気がつかない.置かれている遊具が,日本のどこの公園に行っても見られるような統一されたものではなく,木を基調とした温もりのあるちょっと小洒落た遊具が起伏をうまく利用して置かれていて,子供たちも楽しそうに遊んでいる.屋外遊び場から屋内遊び場へは,杜の洞窟!探検ゾーンを通って(道路の下を洞窟で歩いて)向かうのであるが,洞窟内にはカブトムシやリス・小鳥などの置物が置かれていて,これまた新たな発見があって楽しい.地下通路とトイレの利用時間は9:00~16:45(冬は16:00,夏休み期間は17:00)まで.

屋内遊び場は,建物内に部屋ごとに分かれて遊び場があるもので,「ベビーコーナー」「プレイルーム」「砂遊び」「ジュニアアスリートエリア」「サーキット(玄関を出た屋外にある)」「エントランス」に分かれている.これまた面白い遊具が盛りだくさんで,アスリートエリアなどは壁をよじ登ったり,壁伝いに設置してある通路を歩いたりと,けがをしないかヒヤヒヤしながら見ているのであるが,子供たちはそのような環境でも伸び伸びとどこからが危険かを自ら察知しながら遊んでいる.午前(10:00~12:30)と午後(13:00~15:50)の入れ替え制となっており,夏休み期間は15:50~17:00の時間も設けられている.入るときに氏名等の記入と名札をもらうことが必要だが,入場無料なのは素晴らしい.休館日は水曜日と年末年始.

プリンス・ウィリアム・パークという愛称がつけられているが,初来日した英国のウィリアム王子がこの公園を訪問して視察したことがきっかけとして英国との交流が進められている.今年(2017年)の秋には英国庭園もオープンし,様々な花が訪問者を出迎えてくれることとなる.

郡山駅開業130周年イベント(JR東日本)【郡山見聞録#104】

JR郡山駅は1887(明治20)年7月16日に開業し,今年(2017(平成29)年)は開業130周年を迎える.それを記念して郡山駅で7月15日(土)に記念イベントが開催された.イベントの主な内容は,○×クイズ・コンコース内の音楽演奏・新幹線なすの号と子供写真記念撮影・起床装置体験・ミニSL乗車体験・130周年記念弁当販売・駅スタンプ記念台紙などとなっている.

「ミニSL乗車体験」は,駅前広場に直線の線路を引いて,本物の煙を出しながら走るミニSLに乗車するというもの.前進して一旦停車し,バックして乗車場所に戻る.あっという間に終わってしまうのであるが,子供たちは結構楽しんで乗車していた.乗車とあわせて塗り絵の本がもらえたのでさらに大喜びであった.

「駅スタンプ記念台紙」を受付でもらってスタンプを押すと,JR特製の記念品がもらえた.SLが描かれたエコバック,新幹線のカラーデザインのクリアファイル,そして旅行パンフレット.エコバックは利用価値がありそうだ.

そして,大人も興味のそそられる内容だったのが「新幹線なすの号と子供写真記念撮影」.通常は入ることができない貴賓室の見学と,新幹線ホームまで直通のエレベータで上がり,子供用のJR制服を着てなすの号先頭車両と記念撮影をするというもの.1日3回の開催であり1回あたり5組までの参加なので,受け付け開始から締め切りまですぐであった.いつもはそれほど気にとめない業務用の扉を開けて入り,まずは貴賓室の見学となる.室内は絨毯が敷かれソファーが並べられている.天皇皇后両陛下や安倍総理が利用されたとのこと.郡山駅にも貴賓室があるところなど,さすがはJR(国鉄)といった感じである.

次に,業務用のエレベータに乗って上へあがると,そこは新幹線のホームであった.通常は改札口を通って行くのに,こんな簡単に新幹線のホームに行ける裏ルートがあるなんてとても不思議な感覚になる.ホームの先端まで行き,子供用の制服に着替えて新幹線と記念撮影!(子供が,である).びゅんびゅん通過する新幹線を脇に見てイベントは終了した.通常は貴賓室が見られる機会(イベント)がないので,とても貴重な経験をした.

きうり天王祭(須賀川市)【郡山見聞録#103】

きうり天王祭は須賀川市で毎年7月14日に開催されているお祭りである.「きうり」とはキュウリ(キウイではない!)のことで,須賀川市の特産であるきゅうりを南町に当日設けられている仮の祭壇に2本お供えをし,別のきゅうりを1本持ち帰ってそれを食べると無病息災,家内安全などのご利益があると言われている.約200年以上も前から今の場所でお祭りが行われるようになった歴史あるもので,キュウリは5~6000本も供えられるとか.県道は通行止めとなって多くの露店がずらっと建ち並び,大勢の人の熱気に包まれてごった返す.ちなみに,1本返されるキュウリはお供えした2本ではないものが返されるので味などに保証はなく,また,ちまたの噂では,供えられたきゅうりは漬け物にして販売され須賀川の経済に貢献するとのことである.

三穂田温泉【郡山見聞録#102】

田んぼの真ん中にポツンと存在するのが三穂田温泉である.大きな旅館という感じではなく,昭和の香りが漂う施設で,どちらかというと日帰り温泉施設に宿泊施設が付属でくっついた感じの民宿といったところか.なんといっても値段の安さがうれしい限りで,日帰り温泉の場合大人550円,小学生350円,3歳以上幼児200円であるが,ファミタンカード持参の場合は幼児が無料となる.また宿泊料金は大人1泊2食付きで8,500円となっており,豪華で立派な旅館ではなくても,質のよい泉質の温泉でゆったりと過ごすにはいい場所である.泉質は,地下800mからわき出る52℃の源泉かけ流しとなっており,加温・加水を一切しないことから,冬の露天風呂はぬるめのお湯になってしまうとのこと.ナトリウム塩化物・硫酸塩温泉で,肌がスベスベとなってポカポカ暖まるが,浴室の足下もヌルヌルしていて滑りやすくなっているので入浴時は注意が必要である.無料休憩所もあって,食事もとることができる.日帰り入浴は6時~22時まで.近所の年配の方の利用が多い.

自転車もヨドバシカメラ【郡山見聞録#101】

イオンバイクなどの自転車屋では自社ブランドの商品が多く展示されており,ブリジストンの自転車はほとんど置かれていない.ブリジストンの自転車は多少値は張るが,品質に安心感があるので現物を見てブリジストンを購入したいと思い,取扱店検索で調べてみたところ「ヨドバシカメラ郡山店」と出た.いまや,自転車もヨドバシの時代なのである.

ヨドバシカメラに行ったところ,欲しいと思っていたサイズの自転車が展示されていなかった(子供用の自転車なので,試しに跨がらせて購入したい)ため,1週間程度で取り寄せるので,それを確認してから購入を決めてもらってよいとのこと.さらに,比較対象としていた別の商品もあわせて取り寄せてもらえるとのことで,商品取り寄せの予約を行った.

そして1週間後に自転車が届き,試乗(といってもビル内の店内で試乗は基本的に難しく,ペダルがついていない自転車で跨がらせて少し動き回る程度)をさせてもらい,お気に入りの自転車を購入した.店内には自転車整備士兼販売員が2名いて,修理も受け付けてもらえるとのこと.物心ついたときからヨドバシ一筋で育ってきた私にとっては,品揃えが豊富でよく利用しており,ヨドバシドットコム(ネット通販)もよく使っているのであるが,自転車も今後はヨドバシでお世話になるようになったのであった.

ところが,ヨドバシ郡山店での自転車展示販売は,7月上旬をもって完全終了してしまうとのこと.アフターサービスと取り寄せは行えるが,毎日自転車整備士が店内にいるとは限らないとのことで,残念な限りであった.

元旦営業の初売り【郡山見聞録#100】

ワークライフバランスの観点から元旦営業をやめるところも増えているが,元旦は初詣をしたあとはどうしようかと時間をもてあましてしまう.そこで元旦初売りをやっているところを駆け足で回ってみた.
まず,朝8時30分から初売りとなる郡山駅前のヨドバシカメラ.事前に新聞のチラシ等でチェックしていた福袋を買うために大勢の人がすでに列をつくっていて,時間になると整理券を受け取って購入.福袋以外はそれほど安売りしている感はないのであるが,ついでに球切れしていた懐中電灯の電池を購入した.
次に,郡山イオンタウンへ.ここもほぼ元旦から営業していて,さらに初売りバーゲン開催中!子供たちに人気のトイザらスなどがあるが,子供へのプレゼントは既にクリスマスで終了しているので今回は立ち寄らず(寄るとだだをこねられて収拾つかなくなり,結局買う羽目になる!),おしゃれ館へ.販売員の方々が「ただいまタイムセールで~す!半額セールをやっていま~す!限定10個の福袋で~す!」などと大声を張り上げている.元旦営業のお店が少ないからか,結構大勢の人で賑わっている.ぐるりと一周して,サーティーワンの初アイスクリームを子供と食べて後にした.サーティーワンでも2000円の商品券の入った福袋が売られていたが,これを結構みんな買っていた.
日頃食料品を購入しているヨークベニマル.普段よりもガラガラ(初売りにみんな行っている模様)であったが,ここでもつかみ取り入れ放題の初売りが!入浴剤や缶ジュース,おかしなどが山積みされ,「詰め放題!」などと言われるとついつい得した気分になってくるものである.
私はシャツを買いたかったので,午後になってから今度は一人で初売り店へ.ゼビオ本社1階にあるNEXT,X’tyleに行ってみた.50%や70%オフの初売りをやっていたのであるが,お気に入りのシャツのサイズは既に売り切れ!Sでは小さすぎるし,XLでは大きすぎる!初売りバーゲンは午前中早めに行くべきだと痛感した.
夕方になってきた.最後に西武系列の郡山モールへ.最近は土日でも結構すいている郡山モールであるが,さすがに元旦は大混雑.郡山イオンタウンと同様,「福袋,あと2つで~す」「バーゲン50%オフで~す!」などと叫び声が聞こえてきたが,私は無印良品へ.値札よりレジにて30%や50%引き,冬物を2点以上買うとさらにレジにて20%引き(さらにである!)になるというセールをやっていたので,シャツを2枚購入したのでありました.30%×20%=44%割引ということに.
そんなこんなの元旦でした.明日は,うすい百貨店や駅ビルエスパルの初売りが・・・・.(2017,01)

コミュタン福島(福島県環境創造センター交流棟)【郡山見聞録#99】

コミュタン福島とは,放射線や環境問題について展示やワークショップ等を通じて理解を深めることができる入場無料の展示施設で,福島県環境創造センターの交流棟に入っている.そもそも環境創造センターとは何かということとなるが,原子力災害により放射能で汚染された福島の環境回復や創造に向けて,モニタリング・調査研究・情報収集・発信・教育・研修・交流を行う総合的な拠点となっている.コミュタン福島の常設展示は5つのブロックで構成されている.まず入場すると地元新聞の1面が並べられた「①ふくしまの3.11から」のエリアとなる.事故後の東京電力福島第一原子力発電所の模型や,映像シアターなどによりあの震災を振り返ることとなる.そして,環境回復の現状などを展示した「②ふくしまの環境のいま」,放射線のことを映像やゲームで知ることができる「③放射線ラボ」,原子力に依存しないふくしまの実現に向けた取り組みを示す「④環境創造ラボ」,球体の内側がスクリーンになっている「⑤環境創造シアター」,子供たちも楽しみながら学べるようにわかりやすく,ゲームも交えて展示されている.正直なところ,放射線について小さな子供が全て理解するにはちょっと難しいのではないかと思われるが,放射線とは関係ない内容のイベント(映画上映会やテーブルサイエンス,クラフト作り,生物に関する展示等・・・)が多数開催されているので,家族で訪れてみるとよい.三春町の田村工業団地内にある.土日祝日には郡山駅東口から1日4往復の無料シャトルバスが運行されている.開館時間9時~17時まで,月曜日と年末年始は休館.(2016.12)

表参道マルシェ【郡山見聞録#98】

東京原宿の表参道?と思われるかもしれないが,こちらは安積國造神社から郡山ビューホテルアネックス南側のなかまち夢通りまでを結ぶ表参道のことである.表参道マルシェは,(一社)食大学が開催している1日限りのマルシェ(市場)で,今年(2016年)はまず6月25日(土)に開催された.食大学では,生産者から消費者までのネットワークづくり,福島県産食材を使用した料理教室,直売イベントなどを運営している団体.東日本大震災による原発事故により福島県の食材は,なかなか手にとってもらえない,同じ価格で買ってもらえない.そういった中から,美味しくて魅力ある「食」をみなさまにお届けしたいという強い思いから生まれたのが食大学だという.本物の魅力を伝えるため,生産者と消費者をつなぐ取組を行っているのである.まずは,地元の方々に満足して楽しんでもらえるような仕組みづくりとしてはじまったのが開成の柏屋ポケットガーデン(復興レストラン「福ケッチァーノ」の隣)で開催された「開成マルシェ」である.表参道マルシェは,場所が郡山駅近くに移ったもので,東京など県外からも足を運びやすいものとなっている.マルシェはとてもオシャレな空間となっていて,木の枠組みをつかったテントや,食材等を美しくならべるなど,お祭りの出店とは全く違った雰囲気となっている.今回の出店者は,郡山ブランド野菜協議会,ふるや農園,やますけ農園,季の子工房,佐藤物産,金賞野菜研究会,ブーランジェリーパルク,Nitcho,清水台平野屋,カメレオン郡山,おやしろカフェ!,福島6次化商品販売ブースとなっている.パン,お菓子,野菜,ワイン,ジャムetc,いろいろな福島の逸品が購入できる.次回,「表参道マルシェ」の開催は8月27(土),10月22日(土).ちなみに,柏屋開成店中庭ポケットガーデンで開催される「開成マルシェ」は7月23日(土),9月24日(土),11月26日(土),12月10日(土)開催となっている.福島の食に関する素材が手に入ります.是非,お越しを.(2016,06)

品揃え豊富なビバホーム【郡山見聞録#97】

 私が好きなホームセンターのひとつに「ビバホーム」がある.第1号は須賀川店を1977(昭和52)年にオープンさせたのがはじまりで,現在は株式会社LIXILビバとして本社をさいたま市において事業展開を図っている企業である.福島県内では5店を展開しているが,私がよく行くのは桑野店.現在のビバホームの店舗の中で最も歴史ある店となっている.とにかく品揃えが豊富で,「ホームセンターのヨドバシ!」と勝手にネーミングしている.それほど広大な店内ではなく決して新しい建物ではないのであるが,不思議と(といっては失礼か!)品揃えが豊富で,レアなものでも置いてある.個人的な嗜好の問題もあるのかもしれないが,ダイユーエイトでは気に入ったものがなくても,ビバホームには置いてあることが多い.現金会員になるとポイントがためられるほか,年に数回行われる5%・10%割引キャンペーンのはがきが送られてくる.
ちなみに,昨年までは横塚にスーパービバホームがあったが,土地賃借関係の契約更新がうまくいかず横塚店は閉店になって今はパチンコ屋になっている.そして,ヨークベニマルやほっともっとがある横塚2丁目に2016年12月末オープンを目指してダイユーエイトの出店が計画されている.(2016,06)

ただ,最近はお客さんもすくなくディスプレイなどが雑然として魅力がなく,元気がなくなってきたように思う.今はもっぱら「ジョイフル山新」に足を運ぶようになっている.(2021,04)

スマホで情報提供「ココナビこおりやま」【郡山見聞録#96】

「ココナビこおりやま」と聞くと,市内の施設などを案内する地図情報システムかなと思う名前であるが,これは,専用のアプリ「FixMyStreetJapan(フィックスマイストリートジャパン)」により,道路の破損や防犯灯の故障などについてスマートフォンなどから写真で投稿し,郡山市役所に情報を提供するシステムである.この投稿を受けて,郡山市の担当部局が調査を行って補修などをするもの.市民にとってはこれは画期的なシステムで,一個人からの投稿により街がどんどんよくなっていくというものである.市役所でも人出が足りないため,細かいところまでは気づかないこともあると思うが,その細かい部分を市民からの投稿で補っている.先日,道路と歩道の街灯が5箇所ほど切れていて夜道が暗かったため,早速スマホで投稿したところ,すぐに対応していただき,夜道がとても明るくなった経験がある.市役所の独自判断では対応できない案件の場合は,地元の地区と相談して対応していくという回答が掲載され,警察署の案件の場合は,警察署に情報をつなぎ,担当が別の機関の場合はそこにつなぐといった対応が取られている.
郡山市のトップページからは,「市政情報」>「公聴」>「ココナビこおりやま」をクリックし,さらに外部サイトから新規レポートを投稿するようになっている(ユーザー登録が必要).現在,全国の自治体でこのシステムを導入しているのは,半田市,別府市,生駒市,郡山市の4市となっている.(2016,06)

東急ハンズトラックマーケット「BLOCKS」【郡山見聞録#95】

郡山駅のエスパル1階に期間限定で「東急ハンズトラックマーケット ブロックス」がオープンしている.開催期間は2016(平成28)年3月26日~9月25日.東急ハンズトラックマーケットとは,「大都市を中心に出店するこれまでのハンズとは異なり,地方中規模都市を出店候補地とする期間限定・短期FC形態の新たなビジネスモデル」とのこと.商業施設内の遊休区画やイベント会場などに出店し,自らトラックに旬の商材を詰め込みその地に赴くことで,これまで東急ハンズの体験が難しかった地方の方々へ,気軽に「ハンズ体験」する場を提供するものとなっている.マツモトキヨシの隣に店舗があり,売られているものがキッチンやバス,健康,トラベル用品などであるためか(そもそも東急ハンズは都市型のホームセンターなのである),マツキヨの延長線上の店舗のようにも見える.東京の東急ハンズのように品揃え豊富に並べてあるといった印象ではないが,もともと東北地方への出店に消極的であった東急ハンズが福島県内にある!といった点では話題となるスペースである.ちなみに現在,東急ハンズトラックマーケットが開催されている都市は,小樽・千歳・青森・青森ELM・郡山・千葉・木更津・藤沢・浜松・豊田・岐阜・常滑・堺・和歌山となっている.(2016,05)

小児科の夜間救急病院【郡山見聞録#94】

子供が小さいときはなにかとお世話になる夜間救急.子供が通常の診察時間外に高熱を出して下がらないときなど,救急車を呼ぶほどではないけれど医者の先生に見てもらいたいときには2つの方法がある.
まず,上亀田にある「郡山市休日・夜間急病センター(電話024-934-5656)」.元旦を除く午後7時から午後10時までの毎夜間と日曜祝日の午前9時~午後5時までの診察を行っているところで,郡山医師会の先生が輪番制で担当して診察している.高度な検査や医療はできないが,薬をもらいたいときなどは重宝する.
次に,郡山市内の大きな病院が輪番制で担当している救急受付がある.かつては太田西ノ内病院が行っていたが,現在は,負担軽減のため輪番制で担当病院が変わっていて,月・水・金曜日は太田西ノ内病院,火曜日は星総合病院,木曜日は寿泉堂病院,土日は別途定められた輪番制となっている.こちらは午後10時までということではなく24時間で対応を行っていると思われる.
上亀田の郡山市休日・夜間急病センターに行こうか,大病院に行こうか迷ったときは,まず郡山市休日・夜間急病センターに電話をして症状を伝えると,大病院に行った方がよい症状の場合は,その日の病院名を紹介してもらえる.
ちなみに,休日祝日には,さらに休日当番医が割り当てられている(休日の日中)ので,市政だよりや市ホームページで確認してみるといい.(2016,03)