旧古河庭園(西ヶ原)【東京考察#266】

The old Furukawa garden ( Nishigahara )


旧古河庭園


 旧古河庭園は,1917(大正6)年に古河虎之助の邸宅として現在の建物となったもので,太平洋戦争末期には軍に接収され,戦後はイギリス大使館の宿舎として利用された.財産税の物納として国有財産となり,現在は東京都が借り受けて一般公開をしている.国指定の名勝にもなっている.古河虎之助とは日本の実業社で足尾銅山で銅を算出する古河工業が有名で,現在では古河電気工業などの工業部門も知られている.
旧古河庭園には,ジョサイア・コンドルが設計した洋館をはじめ,バラで有名な西洋庭園,小川治兵衛作の日本庭園などが見所.開園時間9時~17時まで.休園日は年末年始.入園料150円.みどりの日(5月4日)と都民の日(10月1日)は無料公開を行っている.
 
洋館.内部見学には事前予約が必要だが,
時間指定でガイド付きツアーにより中に入れることもある.
 
バラ園 見頃は5月中旬から6月下旬

左右対称の幾何学模様の刈込のフランス整形式庭園

バラ園からみた洋館

日本庭園 心字池

枯滝
  
日本庭園
逃げようともしない鴨?アヒル?

奥の院型 灯籠

本郷台地と低地を利用した「大滝」

茶室もある