東京考察, ■東京の情報 赤羽台団地(その2) 取り壊される団地群 【東京考察#220】 2007-04-04 BANCHAN The Akabanedai housing complex part.2 取り壊される21号棟 赤羽台団地(その2)では,赤羽台団地の建て替え事業によって,間もなく取り壊される建物群と,新しく生まれ変わったヌーヴェル赤羽台の建物を紹介する.2部構成で作成しており,(その1)では現在も入居されている建物群をお送りしている. 昭和の高度経済成長の象徴のような赤羽台団地も,老朽化によって建て替え事業が行われており,順次取り壊しが進んでいる.既に,赤羽台西小学校側にあった27~32号棟は取り壊されて真新しい賃貸住宅が建っている.16~26号棟も既に入居者の退去が済んでおり,人々のいなくなって鼓動が止まってしまった団地群が,取り壊される日をひっそりと待ち偲んでいる.昭和の一コマがまたひとつ消えてしまうようで,ちょっと寂しい感じもする. 団地の案内図 左が昔ながらの手書きの案内図で味があって渋い. 16~26号棟は,赤羽台団地建替事業(第Ⅰ期2ブロック)が着工されるため 平成19年1月より仮囲いによって通行止めとなった. 平成22年3月までの予定. 非常にインパクトのあった21号棟 他の住棟とは直交に配置されているため, プライバシーを保つために廊下の壁を高く設置しているという. 右の写真を見てみると,確かに外からは見えにくい廊下である. 21号棟は既に入居者が退去し, あとは取り壊される日を,ただ静かに待ち偲んでいる 入口が閉鎖されている25号棟 階段が横向きである ダストシュートもある 正面は21号棟 右は25号棟 26号棟も空っぽである 手前から順に,24・23・22号棟 24号棟は,側面にベランダがついており, 23号棟は,側面に焼却炉がついており, 22号棟は,側面になにもついていない. これを見ても,様々な設計の建物が建てられていることがわかる 16号棟 関係者以外立ち入り禁止 仮囲いで隔離された22号棟 かつての27~32号棟だったところで行われた 第Ⅰ期1ブロックの建替事業で建て変わった賃貸住宅 モダンなデザインの住宅である.(ヌーヴェル赤羽台) 入口はオートロックセキュリティー 「ヌーヴェル赤羽台」のモデルルーム 賃貸住宅であり,月額169,400円からだとか・・・・・。 団地内にある「あかいとり幼稚園」 桜が満開であった. 参考文献:「僕たちの大好きな団地」,洋泉社,平成19(2007)年4月 関連記事: 赤羽台団地(その1) 区内初の大規模団地開発 【東京考察#219】 午後3時頃の赤羽1番街界隈(北区)【東京考察#354】 飛鳥山公園と3つの博物館【東京考察#41】 岩淵水門【東京考察#116】 十条銀座商店街(北区)【東京考察#212】 豊島五丁目団地(北区)【東京考察#257】