「会津見聞録」カテゴリーアーカイブ

会津地域の個人的なコラムをお伝えする,見聞録シリーズです.

奥会津(只見線)二次交通マップ&時刻表【会津見聞録#12】

とても乗りやすい!とは言い難いのであるが,只見線の駅に接続している路線バスなどの二次交通について,マップにまとめてみた.

只見線から会津鉄道までを結ぶバス(ワゴンタクシー)が走っており,只見駅から会津田島駅までの路線は,会津田島駅で東武鉄道の特急リバティに接続して浅草まで,1回の乗り換えで行くことができ,これは首都圏と只見を結ぶ新たなルートである.

玉梨八町温泉から東京に向かう場合も,温泉宿に宿泊して朝7時44分発の川口駅行きの会津バスに乗り,只見線で只見駅まで乗車,只見駅から9時10分発の自然首都・只見号に乗って会津田島駅で乗り換え,10時46分発の特急リバティーに乗れば,浅草に14時15分に到着する.

只見線沿線の温泉宿に宿泊して奥会津を満喫していただければ,心が癒やされることでしょう.

この資料は自由にコピー・配布・二次使用していただいて構いません.

奥会津・只見線 二次交通マップ&時刻表[PDFファイル]

奥会津・只見線二次交通マップ(JPEGファイル)

春の飯盛山【会津考察#60】

白虎隊士の墓

 飯盛山は,戊辰戦争における白虎隊自刃の地として知られ,白虎隊十九士の墓をはじめ,イタリアやドイツから贈られた記念碑,さざえ堂,白虎隊引揚の戸口堰洞穴など,史跡名所が残っている場所である.

 会津若松の城下町を見渡す山で、もともとは約1700年前につくられた前方後円墳であり,滝沢村の地元住民の共同墓地でもある.

 幕末の白虎隊の悲劇は有名で,お墓の前の線香の煙りが絶えることがないという.2022(令和4)年のゴールデンウィークに訪れてみた.コロナ禍における3年ぶりに規制のないゴールデンウィークとあって,天気もよく人出も見込まれる陽気であった.

飯盛山ふもとにある「市営観光客専用駐車場」を利用すると便利.無料のうえ,公衆トイレ(写真右)も整備されている.

まだ朝早い時間のため,お店が開いていない.あわまんじゅう店の湯気が立ち上っていた.

頂上までは「動く坂道」(=エスカレーターのこと)があり,楽々に登ることができる.大人250円,小人150円.

夜は登れないらしい.

飯盛山はこんな感じの配置.

結構な急坂の階段.思った以上に息が上がる!

 はじめは「よし行くぞ!」と息巻いたものの,途中で苦しくなっても大丈夫.途中から動く坂道に乗車することができる.途中からだと大人150円,小人100円.

登ってから後ろを振り返ると,会津若松市街が望める.

山腹の途中にある飯盛分店のお店.ギャラリー(無料)があって,ここには松平容保公の晩年の写真が飾られている.

白虎隊十九士の墓.お線香の煙が絶えない.

 白虎隊士自刃の地は,少し離れたところにある.

途中に,飯沼貞吉翁のお墓がある.自刃した中で唯一生き残った白虎隊士.1931(昭和6)年に没した.白虎隊の話は,飯沼貞吉氏によって語り継がれることになった.

写真では分かりづらいが,緑の茂みの中に鶴ヶ城が見える.ここから町中の火事を見て,鶴ヶ城が落城したと見誤り,白虎隊は自刃することになった.

帰りは階段を使わず,右側のスロープを歩いて行くと,さざえ堂,戸口堰洞穴になる.

さざえ堂.正式には円通三匝堂(えんつうさんそうどう)といい,西国三十三観音菩薩を安置した六角三層の観音堂である.1796(寛政8)年に建立され,その形がさざえの殻に似ていることから「さざえ堂」と呼ばれている.
らせん通路となっており,上りと下りの人がすれ違うことなく一方通行で巡れる建築で,国の重要文化財に指定されている.

戸ノ口堰洞穴は,猪苗代湖の戸ノ口から会津盆地への用水を引くために掘られたトンネルで,戊辰戦争時に白虎隊士が戸ノ口原から潜ってここにたどり着いた洞穴である.

麓には白虎隊記念館がある.なかなか昭和レトロチックな管内であるが,在りし日の白虎隊を知ることができる.


【公共交通案内】
○会津若松駅から まちなか周遊バス「ハイカラさん」「あかべえ」で「飯盛山下」停留所下車.

からんころん茶屋の「まかないや」(火・水曜限定のランチ弁当)(三島町)【会津見聞録#11】

 JR只見線の会津宮下駅から徒歩1分,三島町観光協会の案内所観光交流館「からんころん」の中に,コーヒーなどが飲める茶屋がある.
 そこでは,毎週火曜日と水曜日には,曜日限定でランチ弁当の販売を行っている.この茶屋は,町内の方がオーナーとなって営業を行っている.

 「からんころん」の外観を見ても,ランチ営業をやっているようには見えないのであるが,中に入って奥に行くとランチメニューのボードが出ていれば営業中の証である.

ランチメニューの案内ボード

 メニューは日替わりである.弁当として販売しているが,そのまま弁当を店内で食べることも可能で,その時には水が出される.

天丼
ガパオライス
サラダ丼
ルーロー飯
タケノコとミートボール入りの「グリーンカレー」

 値段は700円.ボリュームを求める男性には少し物足りないかもしれないが,味と質は確かでありとても美味しい.弁当として出されることがどこにも記載されおらず,持ち帰れるのか不安になるかもしれないが,持ち帰りと伝えればビニール袋に入れてくれる.


隔週の土・日曜日の茶屋では,そばを味わうことができる.

赤べこカレー(ほっとinやないづ)【会津見聞録#10】

 道の駅やないづの隣に「憩の館 ほっとinやないづ」という物産館がある.物産の販売の他にも赤べこの絵付け体験や足湯体験,あわまんじゅうで有名な小池菓子舗の実演コーナーなどもあって,柳津に来た際には立ち寄ってみると面白い.

 そして,あわまんじゅう販売所の隣に食堂があって,そこにこの「赤べこカレー」がある.850円.

 ライスは,ケチャップの入ったチキンライス風(チキンではなくベーコンが入っている).
 そして,特徴的なのが「目」.白い部分はらっきょうを薄くスライスしたものだが,目玉の部分は・・・? 味付けのり?,漬物?,わさび・・・?
 結局わかりませんでした!

「赤べこ」の部分をアップ!

 サラダも山盛りで,らっきょうと福神漬けもいっぱい盛られ,おいしくいただきました.

奥会津から発信!【会津見聞録#9】

 今年(2020(令和2)年)の4月より,奥会津地方で勤務することになりました.会津地方に住むのは実に6年ぶり.以前は会津若松市に居住していましたが,今回は奥会津地方に居住します.

 この「会津見聞録」では,テキストのコメントを中心に,気軽に会津地方(#9以降,しばらくは奥会津です!)の情報を発信してまいります.生活も落ち着いてきて,気がつけばすでに11月となってしまいましたが,ようやくこのコーナーへの更新がはじまります.(最近,息子の釣りに付き合っていて,更新も息子の釣り情報がメインとなっていた感じでした!)

 この地域は,日本一のローカル線である只見線をはじめ,霧のかかる只見川,味わいのある小さな温泉群,金山の炭酸水,そして奥まで行けば田子倉湖,と観光資源も多くある地域です.

 一方で,福島県内でも過疎化が進んでいる地域でもあり,高齢化率も高く,中山間地の課題を抱えている地域でもあります.

 只見線の会津宮下駅や会津川口駅に行くと,国籍別にシールをはるボードが置かれており,昨年までは台湾やタイなどから多くの外国人観光客の皆様が来ているではありませんか!
 これほどまでに只見線に外国の方が来ていたとは驚きでした!

 ただいまコロナ禍の中で,高齢化率の高い奥会津地方ではありますが,これまで感染者を出すこともなく,日常の生活を続けております.

 そんな奥会津地方をメインに見聞録をお送りします.どうぞお楽しみに.

只見線の線路を横切るように参道がある「三島神社」(三島町)

会津若松見聞録【#1-#8】[一括掲載]

(このページは2012年~2014年に掲載したものです)

No.8 一世を風靡した「わけわかまつ!」

今から20年以上も前だろうか,会津地方の小中高生の間で大流行した言葉が「わけわかまつ~!」である.意味は,「訳わかんな~い!」「わけわかめ!」と同じく,意味が分からない,訳がわからない,といった時に使われるのであるが,ちょっとした会話の落ちに突然「わけ,わかまつ~!」と叫ぶので,なんだかこっちも「わけ,わかまつ~!」っていう感じ.
訳がわからないの「わからない」と,会津若松の「若松」をかけた言葉で,この流行語は恐ろしいほど会津地方に伝播していった.例えば,
先生「はーい,これから抜き打ち数学テストを行う!」
生徒「えー,わけわかまつ~!」
今となっては,ほとんど死語に近い言葉となっているが,ユーモア溢れるご当地ギャグとして,「ならぬものはなりませぬ」と同様に,後世に受け継いでいって欲しいものである.(2014,02)

No.7 漢字4文字の市「会津若松市」

証明書を申請するとき,懸賞にハガキで応募するとき,病院で初診にかかるときなど,住所を書く機会はよくある.福島県会津若松市○○○大字○○字○○・・・・,この会津若松市を書くとき,4文字を書かなければならないのは,結構億劫だったりする.市中心部ならまだいいが,合併した旧町村部など大字や字のつく地域では,漢字がずらずらと並んでおり,もっと簡単に記載ができないものか,とつい思ってしまう.そこで,同じような思いをしている人がいるのかと思い,全国に漢字4文字以上の市がいくつかるか調べてみると,市は20市,町村では27町村が存在していて,全国1742市町村のうち,47市町村の住民は同じ思いをしているに違いない(ちなみに福島県内では,会津坂下町,会津美里町の2町が該当する).会津若松というネーミングはとても気に入っているので,それはそれで良いのだが,会津若松市内で完結する書類などのときは,わざわざ「会津若松市」と書かず,「市内」と2文字だけ記入してしている次第である.
ちなみに,漢字4文字以上の市はこちら・・・五所川原(青森),陸前高田(岩手),由利本荘(秋田),会津若松(福島),常陸太田(茨城),常陸大宮(茨城),那須塩原(栃木),那須烏山(栃木),東久留米(東京),武蔵村山(東京),富士吉田(山梨),北名古屋(愛知),近江八幡(滋賀),河内長野(大阪),大阪狭山(大阪),大和郡山(奈良),大和高田(奈良),安芸高田(広島),山陽小野田(山口),四国中央(愛媛),土佐清水(高知),豊後大野(大分),豊後高田(大分),薩摩川内(鹿児島)(2014,02)

No.6 会津若松の除雪は本当に下手なのか?

よく会話の中で「南会津や裏磐梯・猪苗代の方は除雪がきれいなのに,会津若松の除雪は下手だ」などという声を耳にする.床屋に行っても,飲み屋の会話でも聞いたことがある.これは,会津若松の気象条件と交通量によって,どうしてもそうなってしまうのではないか,と感じる.
まず,南会津や裏磐梯・猪苗代は気温が低くて除雪し終わっても道路の雪が融けることがないため,よほど気温が一気に上がらない限り,シャーベット状のザケた雪となることが少ない.そして,車の量が少ないため,除雪した後の道路もそれほど痛まない(というか汚れない?)で済む.
一方,会津若松市内では,標高が200m程度なので日中の気温が高くなり(0℃を超える),除雪したあとの路面の雪がすぐ融けてしまう.そして,交通量が多いため,シャーベット状の雪のひどさにさらに輪をかけてしまう.また,市ではトラックで運んだ雪を捨てる排雪場所を3カ所設けているのだが,城下町特有の狭い道路も多くあり,大雪が降ってしまうと排雪に時間がかかってしまうのである.つまり,会津若松の除雪が下手なのではなく,会津若松の気象や交通条件などによって,どうしても降り積もった雪の状態が悪くなってしまうのである.毎朝早くから出動している作業員の方には,頭の下がる思いである.(2014,02)

No.5 大雪の降り方にも違いが・・・

年に数回はドカ雪となる会津地方である.その大雪の降り方には大きく分けて2つの種類があるように思う.
一つは,西高東低の冬型の気圧配置となり,天気図の等圧線が本州に何本もかかるときである.シベリアからの湿った空気と上空の寒気によって気温が下がり,細かくてサラサラの雪がシンシンと降り積もるタイプ.雪が降った直後は,降り積もった雪もフワフワなので,スコップでかくのも楽なのであるが,気温が低いため,かいた雪がなかなか融けてくれない.
そしてもう一つは,春によく見られるのであるが,太平洋側に低気圧が通過して,関東やいわき地方でも雪が降るもので,こちらはボタボタと大粒の雪で,水分を含んだ重たい雪で,雪かきするときも腰に力を入れて運ばなくてはならず,一苦労な雪である.しかし,気温が高いため比較的融けるのも早く,日の当たるところにおいておけば,数日であっという間に融けてしまう雪である.
いずれにしても大雪はいやなのであるが,大粒で湿った重たい雪が降ってくると,春ももうすぐだなぁ~,もう一踏ん張り!という思いにさせてくれる,そんな雪であった.(2014,02)

No.4 田中茂風呂ショップ

会津若松を車で走っていて,時々目に入ってくるものに「田中茂風呂ショップ」という看板がある.何の商品を取り扱っているのかは想像がつくのであるが,気になるのはそのネーミング.おそらくオーナーが「田中茂」さんなのだろうが,名字の田中だけにとどめずに名前をつけており,それも本当に「ふつー」のお名前(すいませんm(_ _)m),そこに風呂ショップという,これまた「ふつー」に名前をつけており,単刀直入でわかりやすくていい.横文字風にして,「タナカバスショップ」にすると大型バス販売ディーラーと間違えてしまうし,「田中風呂センター」だと日帰り健康センターの入浴施設と間違えられかねない.「田中バスセンター」にいたっては駅前バスターミナルになってしまう.田中さんは日本に多くある名字なので,差別化を図るためにあえて名前をつけたのかも.そう考えると,もっとも的確なネーミングとして,この「田中茂風呂ショップ」に落ち着いたのだろう.ホームページで調べても情報が載っていなく,お店には一度も足を運んだことがないのであるが,車を運転していると,つい気になってしまう「田中茂風呂ショップ」なのであった.(2013,12)

No.3 分別によって違うゴミステーション

会津若松市のゴミ分別は,大きく分けて7種14分別に分けられているが,ゴミの分別によってゴミ集積場(ステーション)の場所が違うので注意が必要である(地区による.特に市街地部で違う場合が多いようである).燃やせるゴミ・燃やせないゴミ・古紙類は「ごみステーション」に出して,かん類・びん類・ペットボトル・プラスチック製容器包装は「資源物専用ステーション」へ出すのである.なぜこのように2種類に分かれているのか,ここからは推察なのであるが,ごみステーションより資源物専用ステーションの方が数が少ないのであるが,資源物回収については回収する総量が燃やせるゴミなどに比べると少ないので(回収も原則週1回~月2回),回収地点を少なくして効率よく収集するためなのではないかと思われる.
紛らわしいのは古紙類で,古紙の収集日は資源物と同じ週1回となっているのだが,資源物専用ステーションではなく,ごみステーションに出すこととなっているのである.そのため,週1回の資源物のゴミ出しの日には,まず段ボールや新聞紙などの古紙類をごみステーションまで運んで,次に,びんかん類やペットボトル,プラスチックのゴミを資源物専用ステーションまで運ぶという,手間のかかるものとなっている.
資源物専用ステーションでは,ゴミを捨てるための専用の大きなケースを,自治会で割り当てられた担当者が朝早くセッティングするルールとなっている(資源物ステーションでは,プラスチック以外はビニール袋から取り出して専用のケースに入れなければならないため,このように専用のケースを自治会でセッティングしているのである).引っ越した当初は,このごみステーションと資源物専用ステーションの違いが分からずに,出す場所に戸惑った次第である.同じように思う人が多いためか,ごみステーションに「ここに資源物は出さないでください」といった張り紙を多く見かける.(2013,12)

No.2 アピオとアピタ

「昨日,アピタに子供と行ってきた」とか,「今度の日曜日,アピオでイベントがあるんだって」という会話が交わされる.この「アピオ」と「アピタ」,初めは同じ施設なのかと思いきや,このふたつ,全くの別物なのである.まず,アピオから.
アピオの正式名称は「会津アピオ」であり,会津若松インターチェンジの西側に広がる物流団地のことである.1998(平成10)年から施設がオープンしており,団地内には,リオン・ドール 会津アピオ店,レオクラブ TSUTAYA 会津アピオ店,ブックオフ 会津アピオ店,ドトール 会津若松アピオ店,サンドラッグ 会津若松アピオ店,マクドナルド 会津アピオ店,カワチ 会津アピオ店,コスモ石油 アピオSS,ケーズデンキ by Denkodo 会津若松本店,西沢書店,プラネット,ビビホーム大和一,東邦銀行会津アピオ支店,会津アピオ郵便局,福島銀行ATM,会津信用金庫ATMなどの店舗が存在している.隣接地には,ユニクロ,西松屋,イエローハットなどもある.基本的に独立店舗なので,それぞれの店に行くには,車に乗って駐車場を渡り歩く必要がある.
次にアピタ.こちらは愛知県に本社を置くユニー(株)が展開している大型ショッピングセンターで,西若松駅の西側,神指町のオリンパス工場近くにある.イオンモールなどがない会津若松にとっては,テナントの多く入る唯一の大型ショッピングセンターであり,週末は子供連れの家族が多く訪れるスポットとなっている.家族で行くところがないと,「とりあえず,アピタに行ってみようか」という程,小さな子供を持つ親にとってはありがたい存在で,店内も広々としており,いくら走り回っても大丈夫である(!?).(2013,12)

No.1 おかえりなさい「会津若松」へ

実に34年ぶりに住むことになった会津若松市.幼稚園まで住んでいたときと,良くも悪くも,あまり大きく変わることもなく,ゆっくりと会津の時を刻んでいます.歴史・文化の色濃く残る会津若松市は,人口約12万5千人.鶴ヶ城をはじめ,飯盛山・御薬園・東山温泉など,数多くの観光施設が存在して,多くのお客様を迎え入れています.東日本大震災後の原発事故により,福島県全体が放射能汚染されているように捉えられがちですが,会津地方は放射線量も低く,訪問についても心配する必要はありません.これから,会津若松地方の見聞録をシリーズで掲載します.お楽しみに・・・.(2012,06)

(このページは2012年~2014年に掲載したものです)