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奥会津(只見線)二次交通マップ&時刻表【会津見聞録#12】

とても乗りやすい!とは言い難いのであるが,只見線の駅に接続している路線バスなどの二次交通について,マップにまとめてみた.

只見線から会津鉄道までを結ぶバス(ワゴンタクシー)が走っており,只見駅から会津田島駅までの路線は,会津田島駅で東武鉄道の特急リバティに接続して浅草まで,1回の乗り換えで行くことができ,これは首都圏と只見を結ぶ新たなルートである.

玉梨八町温泉から東京に向かう場合も,温泉宿に宿泊して朝7時44分発の川口駅行きの会津バスに乗り,只見線で只見駅まで乗車,只見駅から9時10分発の自然首都・只見号に乗って会津田島駅で乗り換え,10時46分発の特急リバティーに乗れば,浅草に14時15分に到着する.

只見線沿線の温泉宿に宿泊して奥会津を満喫していただければ,心が癒やされることでしょう.

この資料は自由にコピー・配布・二次使用していただいて構いません.

奥会津・只見線 二次交通マップ&時刻表[PDFファイル]

奥会津・只見線二次交通マップ(JPEGファイル)

春の飯盛山【会津考察#60】

白虎隊士の墓

 飯盛山は,戊辰戦争における白虎隊自刃の地として知られ,白虎隊十九士の墓をはじめ,イタリアやドイツから贈られた記念碑,さざえ堂,白虎隊引揚の戸口堰洞穴など,史跡名所が残っている場所である.

 会津若松の城下町を見渡す山で、もともとは約1700年前につくられた前方後円墳であり,滝沢村の地元住民の共同墓地でもある.

 幕末の白虎隊の悲劇は有名で,お墓の前の線香の煙りが絶えることがないという.2022(令和4)年のゴールデンウィークに訪れてみた.コロナ禍における3年ぶりに規制のないゴールデンウィークとあって,天気もよく人出も見込まれる陽気であった.

飯盛山ふもとにある「市営観光客専用駐車場」を利用すると便利.無料のうえ,公衆トイレ(写真右)も整備されている.

まだ朝早い時間のため,お店が開いていない.あわまんじゅう店の湯気が立ち上っていた.

頂上までは「動く坂道」(=エスカレーターのこと)があり,楽々に登ることができる.大人250円,小人150円.

夜は登れないらしい.

飯盛山はこんな感じの配置.

結構な急坂の階段.思った以上に息が上がる!

 はじめは「よし行くぞ!」と息巻いたものの,途中で苦しくなっても大丈夫.途中から動く坂道に乗車することができる.途中からだと大人150円,小人100円.

登ってから後ろを振り返ると,会津若松市街が望める.

山腹の途中にある飯盛分店のお店.ギャラリー(無料)があって,ここには松平容保公の晩年の写真が飾られている.

白虎隊十九士の墓.お線香の煙が絶えない.

 白虎隊士自刃の地は,少し離れたところにある.

途中に,飯沼貞吉翁のお墓がある.自刃した中で唯一生き残った白虎隊士.1931(昭和6)年に没した.白虎隊の話は,飯沼貞吉氏によって語り継がれることになった.

写真では分かりづらいが,緑の茂みの中に鶴ヶ城が見える.ここから町中の火事を見て,鶴ヶ城が落城したと見誤り,白虎隊は自刃することになった.

帰りは階段を使わず,右側のスロープを歩いて行くと,さざえ堂,戸口堰洞穴になる.

さざえ堂.正式には円通三匝堂(えんつうさんそうどう)といい,西国三十三観音菩薩を安置した六角三層の観音堂である.1796(寛政8)年に建立され,その形がさざえの殻に似ていることから「さざえ堂」と呼ばれている.
らせん通路となっており,上りと下りの人がすれ違うことなく一方通行で巡れる建築で,国の重要文化財に指定されている.

戸ノ口堰洞穴は,猪苗代湖の戸ノ口から会津盆地への用水を引くために掘られたトンネルで,戊辰戦争時に白虎隊士が戸ノ口原から潜ってここにたどり着いた洞穴である.

麓には白虎隊記念館がある.なかなか昭和レトロチックな管内であるが,在りし日の白虎隊を知ることができる.


【公共交通案内】
○会津若松駅から まちなか周遊バス「ハイカラさん」「あかべえ」で「飯盛山下」停留所下車.

春の只見線(雪と桜の車窓・その2)小出→会津若松【会津考察#59】

田子倉の車窓.まだまだ雪が残っている.
只見線の位置図(国土地理院地図を元に作成)

 只見線は会津若松駅を起点として小出駅まで,福島県会津地方と新潟県魚沼地方を結び,中山間地の自然の中をゆっくりと走る,延長135.2kmのローカル線である.

 区間によっては1日に3本しか走っておらず,さらに列車の接続を考えると,全線乗り通すには極めて難易度の高い究極のローカル線であると言える.

 それ故に,昔ながらの生活や美しい自然の風景を見ることができ,時間と効率を追い求める現代において,このゆっくりと流れる車窓を眺めながら,只見線を旅するスタイルは,至極贅沢な旅であると言っても過言ではない.

 日本有数の豪雪地帯である.春になると待ちわびていたように,植物や動物たちが一斉に活動を始める.今年(2022年)の冬は大雪に見舞われ,まだ積雪が残っている.田子倉では雪が見られ,柳津では桜が咲いているのである.

 そんな只見線に乗ってみました.小出から会津若松まで,車窓からの風景などをお楽しみください.

<前ページ>春の只見線(雪と桜の車窓・その1)会津柳津→小出【会津考察#58】


 長岡駅の駅ビルでへぎ蕎麦とカツ丼のセットを食べ,折り返し小出駅に向かった.今日は只見線往復の旅.小出駅で折り返しの只見線に乗るまで2時間半ほどの時間があったので,長岡駅まで足を伸ばし昼食をとってからとんぼ返りをするところだった.長岡駅での滞在時間は約40分間であった.

 ちなみに,只見線経由で郡山に向かうと,長岡12:34発→郡山18:36着で4,510円.乗り換え案内で検索すると新幹線大宮経由で長岡12:43発→郡山15:06着で14,250円.只見線経由の場合は3時間多くかかるが,約1万円安いということになる.

 13時15分,小出駅を出発した.

 入広瀬を出て,大白川駅に到着する手前左側に真っ赤なスノーシェッドが現れる.国道252号にかぶさる柿ノ木スノーシェッドである.雪崩から道路を守るために作られた構造物で,鋼製の部材は赤く塗られている.この色合いと線形が鮮やかで美しい.
 手前に流れている川は破間川(あぶるまがわ).ここから少し上流に上がったところに破間川ダムがあり,春になると「雪流れ」という流氷のような現象が見られるとのこと.見てみたい.

 只見駅で代行バスに乗り換えて,会津川口駅に到着.駅の中には金山町観光情報センターがあって,手作りのおにぎりが売られていた.土日には人気のヒメマス寿司も販売されている.

 会津水沼駅を出ると左手に見えるのが上田(うわだ)ダムである.重力式コンクリートダムで堤高34m,堤頂長283.7m,1954(昭和29)年に竣工した水力発電用のダムである.

 只見川は第二次世界大戦後,国土総合開発法に基づいて只見特定地域総合開発計画の対象地域に指定され,水力発電による電源開発が進んだ.
 春の雪解け水と上流と下流の高低差を利用し,数多くの水力発電用のダムが建設され,只見川はそのほとんどがダムの湛水域となっている.
 車窓から見える景色は,ほとんどがダムの湖水面であり,渓谷をさらさらと水が流れるといった風景はほぼ見られない.

 第3只見川橋りょうから見える風景.山腹に見える構造物(シェッド)は国道252号.自然環境の厳しいところを道路も鉄道も走っている.

 続いて,宮下ダムが現れる.こちらも重力式コンクリートダムで堤高53m,堤頂長168.5m,1946(昭和21)年に竣工した.只見線沿線にあるダム群の中では最も古い.
 ダム堤体の下流に水力発電所がある.ダム堤体手前に導水トンネルの流入口があって,県道と只見線の下を通って発電所まで導水されている.

 桜が満開である.

 春の只見線は,桜から雪まで一度に風景を楽しむことができる.

会津宮下駅の古い駅名看板.

第2只見川橋りょうからの眺め.右は国道400号.

第1只見川橋りょうからの眺め.中央右に見える鉄塔あたりに,道の駅「尾瀬街道みしま宿」から登っていく展望台がある.

塔寺駅を出ると飯豊山が見え,視界が開けて会津盆地に入る.これまでの山に囲まれた風景から一転,開放的なものとなる.そして,会津坂下駅に到着となる.

17時21分,終点,会津若松駅に到着した.

春の只見線(雪と桜の車窓・その1)会津柳津→小出【会津考察#58】

会津若松駅に停車中の只見線
只見線の位置図(国土地理院地図を元に作成)

 只見線は会津若松駅を起点として小出駅まで,福島県会津地方と新潟県魚沼地方を結び,中山間地の自然の中をゆっくりと走る,延長135.2kmのローカル線である.

 区間によっては1日に3本しか走っておらず,さらに列車の接続を考えると,全線乗り通すには極めて難易度の高い究極のローカル線であると言える.

 それ故に,昔ながらの生活や美しい自然の景色を見ることができ,時間と効率を追い求める現代において,このゆっくりと流れる車窓を眺めながら,只見線を旅するスタイルは,至極贅沢な旅であると言っても過言ではない.

 日本有数の豪雪地帯である.春になると待ちわびていたように,植物や動物たちが一斉に活動を始める.今年(2022年)の冬は大雪に見舞われ,まだ積雪が残っている.田子倉では雪が見られ,柳津では桜が咲いているのである.

 そんな只見線に乗ってみました.車窓からの風景などをお楽しみください.


朝の柳津駅ホーム.今朝は小雨の降る天気だったが,ホームの桜は満開で風に吹かれて花びらが舞っていた.7時04分発会津川口行きの列車を待ちます.(会津若松駅は6時05分発です)

 柳津駅前は桜の名所である.C11-244型の蒸気機関車(SL)が静態保存されている.

 柳津駅からは3名の乗車だった.ひとりは旅人,もう一人は高校生である.無人駅なので車掌さんから切符を購入するが,ローカル線でもSuicaでの精算ができるのは素晴らしい.さすがJR東日本!といったところである.

 小出駅では折り返しの列車まで時間が空いている.時刻表を開いてみると在来線で長岡まで往復できることがわかった.今日は長岡まで足を伸ばしてみることにした.

 6時37分に宮下駅に到着した.交換列車を待つために10分ほど停車する.駅舎に向かうためには急な階段を降りて線路を直接渡る.懐かしい施設である.

 只見線は1971(昭和46)年に全線開通して,今の形になった.

 まず,1926(大正15)年に会津線として,会津若松ー 会津坂下間が開業する.続いて,会津柳津までが1928(昭和3)年に,会津宮下までが1941(昭和16)年に開業する.
 そして戦後,会津川口まで1956(昭和31)年に延伸開業するが,会津川口から先は,水力発電用ダムの建設のための貨物専用鉄道として電源開発(株)により建設され,1957(昭和32)年からは貨物専用の輸送を行った.この区間で営業旅客するのは,1963(昭和38)年からとなる.

 一方,新潟県側は只見線として,1942(昭和17)年に小出ー大白川 が開業する.そして,福島県との県境(大白川ー只見間)が開通したのは,1971(昭和46)年8月29日.この日を境に,小出ー大白川間の只見線の名称を,会津線と呼んでいた会津若松-只見間にも適用して,新たな只見線が誕生した.

 この日からの「おかげさまで只見線開通50周年」なのである.

 宮下駅を出てトンネルを抜けると,パッと只見川の視界が開けて早戸駅となる.ここは霧の幻とかいて霧幻峡(むげんきょう)と呼ばれ,川霧が幻想的に発生して人々を魅了する.
 今日は残念ながら霧は出ていないが,霧幻峡では,対岸の三更(みふけ)地区から出ていた渡し舟が再現され,観光舟として乗ることができる.写真右側はその舟付き場(護岸)となっている.

 早戸駅から水沼駅にかけて,左側に国道と只見川が併走する区間がある.車窓からだと気がつかないが,ここの道路には工夫が凝らされていて,車が時速50km/hで走るとカントリーロードのメロディーが流れる.
 夏だと窓をあければメロディーが聞こえてくるのかもしれない.

まもなく細越橋梁を渡る.8径間連続コンクリートアーチ橋.

 そして,メロディーロードが終わるところで「細越橋りょう」を渡る.8径間の連続コンクリートアーチ橋で,1939(昭和14)年に竣工.選奨土木遺産として土木学会から認定されている.

 只見線には数々の土木遺産がある.選奨土木遺産とは,土木遺産の顕彰を通じて歴史的土木構造物の保存に資することを目的に公益社団法人土木学会が認定する制度で,只見線鉄道施設群として,2021(令和3)年9月17日に認定された.

 認定された施設は16橋梁と1トンネルで,施設名は次のとおり.
●橋りょう
 大川(会津若松市)
 宮川(会津美里町)
 滝谷川(柳津町・三島町)
 第一只見川、第二只見川、大谷川、阿寺沢、第二左靭、山中沢、第三只見川(三島町)
 細越、第四只見川、第五只見川、第二西谷(金山町)
 第八只見川(只見町)
 第四平石川(新潟県魚沼市)
●トンネル
 六十里越(只見町・魚沼市)

 上井草橋が見えてくると,まもなく終点の会津川口となる.今日は風もなく水面が穏やかで,逆さまに橋の姿が写っていた.

 会津川口駅から只見駅までの間は,2021(平成23)年の新潟・福島豪雨による災害により橋梁が流され,代行バスによる運行となっている.今年(2022(令和4)年)の秋に全線再開通を控えており,代行バスの運行もあと僅かとなっている.

 只見町に入ると,まだまだ雪が残っている.天気も悪くて霧が立ちこめており,春の陽気まで「まだまだ」といった感覚になる.写真は叶津川橋梁.カーブを描きながら叶津川を渡っている.そして代行バスは9時05分,只見駅に到着した.

 駅の待合室には,暖かい色合いの只見町インフォメーションセンターがある.ここで只見周辺の観光情報を入手することができる.
 駅前には,会津鉄道の会津田島駅までを結ぶ定期路線ワゴン「自然首都・只見号」が出発を待っていた.只見駅前9:10に出発すると田島駅で乗り換えて,東武鉄道の浅草駅に14:15に到着する.東京から只見へは,東武鉄道の特急を利用するという方法もあることに気がついた.

 只見駅9時30分発の小出行き.次の大白川駅までは29分間ノンストップで,長いトンネルを走って行く.田子倉トンネルは約3.7km,六十里越トンネルは約6.4km,福島県から新潟県へ,県境をゆっくりゆっくり走る.

 田子倉トンネルと六十里越トンネルの間に,少しだけ外を走る明かり部がある.田子倉はまだまだ残雪が多い.
 写真の建物は田子倉無料休憩所.夏のみの開設だが,24時間利用可能で簡易水洗トイレがついており,浅草岳の只見沢登山口の近くとなっている.昔は近くに田子倉駅があったが今は廃止されているため,この無料休憩所に只見線から降りて行くことはできない(只見駅から歩いて行けば別だが・・・).

 10時41分,上越線の小出駅に到着した.
 折り返し只見行きの列車は13時15分発であり,約2時間30分ほど時間が空く.時刻を調べてみると,長岡駅まで往復できる電車があり,約40分ほどの時間の内に昼食をとれる.長岡駅で昼食をとって戻ってくることにした.

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3連休の楽しかった釣り【目指せ!アングラー#37】

今週は三連休なので,東山ダムに行ってきました。前来た時より,水が増えていました。風も強くて思ったところに投げられなかったけど,川の方は凄く透き通っていて,綺麗でした。

行きも帰りも,落ち葉がたくさん落ちてて,滑りそうになったので,皆さんも行くときは気をつけて。


次の日は,いつもの池にやって来ました。11月なので,釣れるか心配でした。やっていると,ブルーギルが泳いでいたので,ルアーでチョンチョンと水面に波紋をたたせていると,そのブルーギルが寄ってきて,バグッと食ってきました。針はちゃんと口に刺さっていたので,良かったです。

次は少し場所を変えました。ここでは,カニカマで攻略して,ここでは,5匹ぐらい釣れました。

次は少し急なところに来ました。早速投げてみると,小さいギルが1匹いました。ちっちゃいけど,なんとかうまく釣れました。今日は,冬なのに,9匹も釣れました。去年の11月は,2匹しかつれなかったけど,今年はたくさん釣れたので,良かったです。

 

初めての東山ダム【目指せ!アングラー#36】

今回は,初めて東山ダムというところに釣りに行ってみました。なんとなくやってみようと軽い気持ちで入っていったら,急に足がズボッっとはまって抜けなくなりました。そこはけっこう深いヘドロでした。足は抜けたんですが,長靴がなかなか抜けませんでした。偶然木の板があったので,それを使ってなんとか抜けました。そのせいで長靴と靴下がベチョベチョです。でも僕は釣りを続けました。

東山ダムは結構深いところでした。釣り人も何人かいて,結構つれるのかなと思いました。

ヘドロだらけだと思うところに石を投げてみると,すっかり奥にズボッと入っていきました。

やっていると,40センチぐらいのバスを釣っている人がいました。

帰り道は崖です。ロープが張ってあったので,なんとか登り切れました。これからも,東山ダムでは頑張っていきます。

熊倉経由・喜多方行(路線バス)【会津考察#57】

熊倉経由喜多方行き(会津バス)

 会津若松から米沢街道の宿場町・熊倉(くまぐら)を経由して喜多方まで走る路線バスがある.現在は平日は1日6本,土休日は1日4本が運行されているが,2020(令和2)年9月をもって一部廃止される見通しとなった.

「第2期会津若松市公共交通再編実施計画(案)令和2年8月(予定)」ホームページより抜粋.2020(令和2)年10月より実施予定とのこと

 詳しくは,会津若松市のホームページに「第2期会津若松市地域公共交通再編実施計画(案)」が掲載されているのだが,今から四十数年前,会津若松市内の中心部にある幼稚園に行くとき,毎日乗っていた思い出の路線である.会津若松市側は平日の朝夕のみ一部区間で運行されるようだが,もう乗ることができなくなってしまう前に,最後にもう一度乗ってみることにした.

 会津若松から喜多方までは2つの系統の路線バスがある.ひとつは,国道121号を走って行く塩川経由・喜多方行き.会津アピオや会津医療センター,旧塩川町内など幹線道路を走っていく路線で,本数も1~2時間に1本程度走っている.

会津若松駅バスターミナル時刻表
熊倉経由・喜多方行きは本数が少ない.土休日は1日4本.

 一方,熊倉経由・喜多方行きは本数が少なく,国道121号より東側に走る県道を走って行く.途中,狭い道路となる集落内を走ったりとローカルバスの醍醐味を存分に味わえる路線となっている.

会津若松バスターミナルでバスが来るのを待つ
国道49号から右折して県道に入り,坂を下って,これからJR磐越西線の踏切を渡るところ.

会津若松駅を出発すると,バスは北に向かい,国道49号に出てJR磐越西線の線路を跨線橋で渡って,すぐに県道北山会津若松線へと右折する.

乗客は5~6名程度.六丁を過ぎて広田郵便局を過ぎると,沢目で右に曲がって,最初の狭い道を走っていく.

広田駅付近で直角に左に曲がって広田駅前停留所.駅は後ろ側.

大和田鍛冶屋前停留所付近

バス停に「大和田鍛冶屋前」とか「田斗床屋前」などといった名前が残っているが,今はなくなっている(面影もない).昔の在りし日の思い出を残してくれているのが停留所の名前であった.

会津盆地の田園風景と猫魔ヶ岳の姿が広がる.この風景は昔も今も変わっていない.

江添地区に向けて,狭い道を再び走る熊倉喜多方線

日橋川を渡ると,会津若松市から喜多方市に入る.塩川別停留所を出ると再び狭い道となり,江添集落をゆっくりと通り過ぎる.しばらく旧道を走る狭路のルートを走っていく.

熊倉になると,米沢街道の宿場町の面影が残る町並みとなる.

塀ギリギリを左折!ドライバーの腕の見せ所.

塀ギリギリの直角の交差点を左折していく.

蔵の街,喜多方市小田付.

そして,蔵が見えてくると,終点喜多方駅となる.


「第2期会津若松市公共交通再編実施計画(案)「第2期会津若松市公共交通再編実施計画(案)令和2年8月(予定)」ホームページより抜粋.2020(令和2)年10月より実施予定とのこと

 2020(令和2)年10月からは,会津若松~熊倉~喜多方間の路線が会津若松市側と喜多方市側との2つに分割されて,市境を走らないことになる予定.

 喜多方市側は「塩川・熊倉線」として,塩川を会津若松などへの接続点とすることで対応予定としている.

「第2期会津若松市公共交通再編実施計画(案)令和2年8月(予定)」ホームページより抜粋2020(令和2)年10月より実施予定とのこと

 一方,会津若松市側は「河東・会津医療センター線」として,
①「会津医療センタ~広田駅~六丁~北柳原~会津若松駅~米代二丁目(かつての米代バスセンター)」
②「島~大和田~広田駅~六丁~北柳原~若松駅~米代二丁目」の2系統を走らせる予定.ただし運行本数が朝夕のみの2本程度になるとか.

「第2期会津若松市公共交通再編実施計画(案)令和2年8月(予定)」ホームページより抜粋
2020(令和2)年10月より実施予定とのこと

 では,それ以外(朝夕以外)の時間(旧河東町北部のエリア)はどうなるか.地元の広田タクシーが「河東地域内交通」として完全予約制でワゴンタイプのデマンド交通「みなづる号」で対応予定としている.

 このデマンド交通は,集落ごとに決められた待合乗降場所があって,そこから目的地乗降場所(広田駅やリオンドール河東店,会津医療センターなど)への移動が大人500円でできるのであるが,平日のみの運行であることと,会津若松市の中心部へは乗り入れしていない点が,これまでの路線バスと大きく異なる.

 集落内に細かく待合乗降場所が決められている点は便利であるが,会津若松市の中心部へ行くには,目的地乗降場所となる広田駅からJR磐越西線もしくは湊方面からくる路線バス,河東地域コミュニティバス「みなづる号」(こちらも「みなづる号」なので,デマンド交通の「みなづる号」と混同してしまうが,コミュニティバスは会津若松中心部から国道49号を経由し,広田中心部を走って会津村まで走るバス)に乗り換える必要がでてくる.

 いっそのこと,会津若松市中心部からやってくるコミュニティバス「みなづる号」を,会津村から一方向の循環ルートとして,東長原駅を経由して,空也原→茶臼森→冬木沢→北高野→柏原→田斗→島→大和田→熊ノ堂→金道などの集落を通って,広田駅(またはリオンドール河東店)を循環ルートの合流点として,会津若松中心部へ戻るようにすれば,若松中心部と旧河東町北部とを乗り換えなしで直接結ぶことができるのではないかと思うのだが・・・.

 これも,時代の流れである.


 そして2020(令和2)年9月7日に,会津バスのホームページに以下のとおり掲載された.

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[Aizu Wakamatsu – Yunokami hot spring – Aizu Tajima – Aizu kogen Oze guchi – Kinugawa hot spring – (Nikko) – Asakusa(Tokyo) / Aizu Railway / Yagan Railway / Tobu Railway]TIMETABLE

TRAIN
Aizu Railway / Yagan Railway / Tobu Railway

[Aizu Wakamatsu – Yunokami hot spring – Aizu Tajima – Aizu kogen Oze guchi – Kinugawa hot spring -(Nikko) – Asakusa(Tokyo)]
[会津若松 – 湯野上温泉(大内宿) – 会津田島 – 会津高原尾瀬口 – 鬼怒川温泉 – (日光) – 浅草(東京)]

Aizu Railway 会津鉄道
Yagan Railway 野岩鉄道
Tobu Railway 東武鉄道

aizu-railway_20200314

※2020年6月5日までは一部時刻が変更となっている列車があります。

Reservation is not required except for limited express 予約不要(特急を除く)

JAPAN RAIL PASS
JR East-South Hokkaido Rail Pass
JR EAST PASS (Tohoku area)
×
TOHOKU HIGHWAY BUS TICKET×
Aizu Gurutto Free Pass (会津ぐるっとカード
▲:Available section Aizu Wakamatsu – Aizu Tajima
Aizu Railway(At Yunokami hot springs Station)
Aizu Railway
Aizu Railway(Aizu Mount Express/Red Color Trains)
Aizu kogen ozeguchi station

[Koriyama – Inawashiro – Aizu Wakamatsu – Kitakata – Niigata / JR Ban-etsu West Line / Highway Bus]Timetable

TRAIN
JR Ban-etsu West Line(JR磐越西線)

[KoriyamaInawashiroAizu WakamatsuKitakata – Niigata]
[郡山猪苗代会津若松喜多方 – 新潟]

JR-EAST – East Japan Railway Company JR東日本

banetsu-west-line_20200314

JAPAN RAIL PASS
JR East-South Hokkaido Rail Pass
JR EAST PASS (Tohoku area)
TOHOKU HIGHWAY BUS TICKET×
Aizu Gurutto Free Pass (会津ぐるっとカード
▲:Available section Inawashiro – Aizuwakamatsu – Kitakata
Koriyama Station Guide
Aizu Wakamatsu Station Guide
JR Ban-etsu West Line Train(Photo at Aizuwakamatsu station)
JR Ban-etsu West Line Train(Photo at Aizuwakamatsu station)

Highway Bus

[Aizuwakamatsu Station – Koriyama Station – Iwaki Station]
[会津若松駅 – 郡山駅 – いわき駅]

Fukushima Transportaion 福島交通
Aizu Bus 会津バス
Shin Joban Kotsu 新常磐交通

No reservation required 予約不要

JAPAN RAIL PASS
JR East-South Hokkaido Rail Pass
JR EAST PASS (Tohoku area)
×
TOHOKU HIGHWAY BUS TICKET
Aizu Gurutto Free Pass (会津ぐるっとカード
▲:Available section Inawashiro – Aizuwakamatsu – Kitakata
×
Koriyama Station Bus Stop Guide
Aizu Wakamatsu Station Guide
Koriyama Station Bus Terminal
Highway Bus (Photo is Aizu Bus at Koriyama station)

[Aizu Wakamatsu – aizu yanaizu – Aizu Miyashita – Aizu Kawaguchi – Tadami – Koide / JR Tadami Line] Timetable

TRAIN
JR Tadami Line(JR只見線)

[Aizu Wakamatsu – Aizu Bange – Aizu yanaizu – Aizu miyashita – Aizu kawaguchi – Tadami – Koide]
[会津若松 – 会津坂下 – 会津柳津 – 会津宮下 – 会津川口 – 只見 – 小出]

JR-EAST – East Japan Railway Company JR東日本

tadami-line_20200314

JAPAN RAIL PASS
JR East-South Hokkaido Rail Pass
JR EAST PASS (Tohoku area)
TOHOKU HIGHWAY BUS TICKET×
Aizu Gurutto Free Pass (会津ぐるっとカード
▲:Available section Aizuwakamatsu – Aizu Yanaizu
JR Tadami Line (Photo at Tadami Station in winter)
Tadami Station(Heavy snow zone in winter)

ブラックバスの扱い方【目指せ!アングラー#2】

ブラックバスは外来魚として有名で,繁殖力も強く,在来種を食べてしまうため,生態系を乱す魚として,「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(外来生物法)により「特定外来生物」に指定されている魚である.

ということは,持ち出すことや,ほかの川に放流することはできないわけで,祖父母の洗い場で捕れたブラックバスは,一旦,同じ場所に戻したのであったが,法律的解釈に基づくとどう扱ったら良いのか.

福島県内の淡水魚に関する試験・研究を行っている「福島県内水面水産試験場」に聞いてみることにした.

「国の法律により、ブラックバスを生きたまま運搬(引取)することは原則禁止されています(別添PDFの88ページ「コラム」参照)。このため、ブラックバスは空気中での乾燥・窒息等により殺処分し、一般廃棄物として処分するのが妥当であると考えます(別添PDFの57ページ「外来生物法の規制の対象」、88ページ「5 処理方法の検討」参照)。
また、食用として活用することもご検討ください(「キャッチアンドイート」のパンフPDF参照)。」

と,資料付きの丁寧なメールで教えていただいた.

運搬してもいけないし,移動してもだめ.釣ったら処分(食べることも含めて!)するしかないのが法律上の解釈のようである.

祖父母の家の洗い場は,下流に逃げていくことが物理的に不可能な構造なので,しばらくは,そのままブラックバスを泳がしておいても問題ないと判断している.
でも,小さな子供に,ありのままに「外で干からびるまで置いといてゴミに出す」とは言えないな~...

祖父母の家にブラックバスが【目指せ!アングラー#1】

会津若松市にある祖父母(息子からみたら曾祖父母)の家には,用排水路を利用した小さな洗い場がある.生き物や昆虫に興味のある息子は,冬の間はバッタやカマキリ,ヤゴやスジエビなどの虫たちを捕まえることができず,早く春が来るのを待ちわびていたのでした.

が,寒い冬のとある日,その洗い場(小さな池といっていい)に1匹の魚の影を発見した.

早速,網ですくってみると・・・

「うわー,でかい鯉だ~」

寒さから動きが鈍いようで,簡単にすくうことができたが,こんなにでかい魚がいるなんて思ってもいなかった.

のちのち,詳しい人に写真を見せると,
「これは,ブラックバス,それもコクチバスだね~」

ブ・ブ・ブラックバス!(生まれて初めて見た!)

この日以来,虫好きな息子の興味は,一気に釣りへと傾いていった.

「釣りがしたい,釣りがしたい」

いままでほとんど釣りをしたことがない私.何からどうやって釣りを始めればよいのか? じっとがまんして魚が釣れるまで待つのは何が楽しいのか,魚はスーパーで買えばよい,私の釣りへのイメージはそんな感じであった.

アングラー(釣り人)への道を歩み始めるきっかけとなった出来事でした.

[Shinjuku Busterminal(Tokyo) – Inawashiro Station – Aizu Wakamatsu Station – Kitakata Station/ – Sukagawa – Koriyama Station – Fukushima Station / Highway bus]Timetable

Highway BUS
Yume Kaido Aizu Line / Abukuma Line(夢街道会津号/あぶくま号)

[Shinjuku Station=Busterminal Shinjuku(Tokyo) – Inawashiro Station – Aizu Wakamatsu Station – Kitakata Station]
[バスタ新宿(東京) – 猪苗代駅 – 会津若松駅 – 喜多方駅]

[Shinjuku Station=Busterminal Shinjuku(Tokyo) – Sukagawa – Koriyama Station – Fukushima Station]
[バスタ新宿(東京) – 須賀川 – 郡山駅 – 福島駅]

JR Bus Kanto JRバス関東
Aizu Bus 会津バス
Fukushima Transportation 福島交通
JR Bus Tohoku JRバス東北

Reservation required 予約制

JAPAN RAIL PASS
JR East-South Hokkaido Rail Pass
JR EAST PASS (Tohoku area)
×
TOHOKU HIGHWAY BUS TICKET ×
Aizu Gurutto Free Pass (会津ぐるっとカード ×

Koriyama Station Bus Stop Guide

Aizu Wakamatsu Station Guide

JR Highway Bus(Photo at Koriyama Station)

Highway Bus(Photo is Aizu Bus at Koriyama Station)

Highway Bus(Photo is Fukushima Transportaion at Koriyama Station)

キャンドルナイト希望のあかり2014~会津【会津考察#51】

Candle Night 2014 in Aizu


キャンドルナイト2014・会津会場

 


 東日本大震災から3年目を迎える2014年3月.県内各会場でキャンドルナイト希望のあかりが開催された.会津会場は県立博物館で開催され,来場する人の思いをキャンドルホルダーに描き,3.11のメッセージを未来へ届ける光である.監修・プロデュースとして,キャンドルアーティスト・Candle
JUNEが手がけており,犠牲者への哀悼と復興への思いがキャンドルで灯されていた.

駐車場から県立博物館入り口へ

横断幕

あかべこもいた

メッセージを書きます
 
キャンドルには思いのメッセージが込められている

キャンドルの中

プロデューサーのCandle JUNE(キャンドル・ジュン)が挨拶していた

だんだん暗くなって,灯りが見えてきた.
 
 
そして,真っ暗に.
 

甘酒と豚汁が振る舞われた

会津若松見聞録【#1-#8】[一括掲載]

(このページは2012年~2014年に掲載したものです)

No.8 一世を風靡した「わけわかまつ!」

今から20年以上も前だろうか,会津地方の小中高生の間で大流行した言葉が「わけわかまつ~!」である.意味は,「訳わかんな~い!」「わけわかめ!」と同じく,意味が分からない,訳がわからない,といった時に使われるのであるが,ちょっとした会話の落ちに突然「わけ,わかまつ~!」と叫ぶので,なんだかこっちも「わけ,わかまつ~!」っていう感じ.
訳がわからないの「わからない」と,会津若松の「若松」をかけた言葉で,この流行語は恐ろしいほど会津地方に伝播していった.例えば,
先生「はーい,これから抜き打ち数学テストを行う!」
生徒「えー,わけわかまつ~!」
今となっては,ほとんど死語に近い言葉となっているが,ユーモア溢れるご当地ギャグとして,「ならぬものはなりませぬ」と同様に,後世に受け継いでいって欲しいものである.(2014,02)

No.7 漢字4文字の市「会津若松市」

証明書を申請するとき,懸賞にハガキで応募するとき,病院で初診にかかるときなど,住所を書く機会はよくある.福島県会津若松市○○○大字○○字○○・・・・,この会津若松市を書くとき,4文字を書かなければならないのは,結構億劫だったりする.市中心部ならまだいいが,合併した旧町村部など大字や字のつく地域では,漢字がずらずらと並んでおり,もっと簡単に記載ができないものか,とつい思ってしまう.そこで,同じような思いをしている人がいるのかと思い,全国に漢字4文字以上の市がいくつかるか調べてみると,市は20市,町村では27町村が存在していて,全国1742市町村のうち,47市町村の住民は同じ思いをしているに違いない(ちなみに福島県内では,会津坂下町,会津美里町の2町が該当する).会津若松というネーミングはとても気に入っているので,それはそれで良いのだが,会津若松市内で完結する書類などのときは,わざわざ「会津若松市」と書かず,「市内」と2文字だけ記入してしている次第である.
ちなみに,漢字4文字以上の市はこちら・・・五所川原(青森),陸前高田(岩手),由利本荘(秋田),会津若松(福島),常陸太田(茨城),常陸大宮(茨城),那須塩原(栃木),那須烏山(栃木),東久留米(東京),武蔵村山(東京),富士吉田(山梨),北名古屋(愛知),近江八幡(滋賀),河内長野(大阪),大阪狭山(大阪),大和郡山(奈良),大和高田(奈良),安芸高田(広島),山陽小野田(山口),四国中央(愛媛),土佐清水(高知),豊後大野(大分),豊後高田(大分),薩摩川内(鹿児島)(2014,02)

No.6 会津若松の除雪は本当に下手なのか?

よく会話の中で「南会津や裏磐梯・猪苗代の方は除雪がきれいなのに,会津若松の除雪は下手だ」などという声を耳にする.床屋に行っても,飲み屋の会話でも聞いたことがある.これは,会津若松の気象条件と交通量によって,どうしてもそうなってしまうのではないか,と感じる.
まず,南会津や裏磐梯・猪苗代は気温が低くて除雪し終わっても道路の雪が融けることがないため,よほど気温が一気に上がらない限り,シャーベット状のザケた雪となることが少ない.そして,車の量が少ないため,除雪した後の道路もそれほど痛まない(というか汚れない?)で済む.
一方,会津若松市内では,標高が200m程度なので日中の気温が高くなり(0℃を超える),除雪したあとの路面の雪がすぐ融けてしまう.そして,交通量が多いため,シャーベット状の雪のひどさにさらに輪をかけてしまう.また,市ではトラックで運んだ雪を捨てる排雪場所を3カ所設けているのだが,城下町特有の狭い道路も多くあり,大雪が降ってしまうと排雪に時間がかかってしまうのである.つまり,会津若松の除雪が下手なのではなく,会津若松の気象や交通条件などによって,どうしても降り積もった雪の状態が悪くなってしまうのである.毎朝早くから出動している作業員の方には,頭の下がる思いである.(2014,02)

No.5 大雪の降り方にも違いが・・・

年に数回はドカ雪となる会津地方である.その大雪の降り方には大きく分けて2つの種類があるように思う.
一つは,西高東低の冬型の気圧配置となり,天気図の等圧線が本州に何本もかかるときである.シベリアからの湿った空気と上空の寒気によって気温が下がり,細かくてサラサラの雪がシンシンと降り積もるタイプ.雪が降った直後は,降り積もった雪もフワフワなので,スコップでかくのも楽なのであるが,気温が低いため,かいた雪がなかなか融けてくれない.
そしてもう一つは,春によく見られるのであるが,太平洋側に低気圧が通過して,関東やいわき地方でも雪が降るもので,こちらはボタボタと大粒の雪で,水分を含んだ重たい雪で,雪かきするときも腰に力を入れて運ばなくてはならず,一苦労な雪である.しかし,気温が高いため比較的融けるのも早く,日の当たるところにおいておけば,数日であっという間に融けてしまう雪である.
いずれにしても大雪はいやなのであるが,大粒で湿った重たい雪が降ってくると,春ももうすぐだなぁ~,もう一踏ん張り!という思いにさせてくれる,そんな雪であった.(2014,02)

No.4 田中茂風呂ショップ

会津若松を車で走っていて,時々目に入ってくるものに「田中茂風呂ショップ」という看板がある.何の商品を取り扱っているのかは想像がつくのであるが,気になるのはそのネーミング.おそらくオーナーが「田中茂」さんなのだろうが,名字の田中だけにとどめずに名前をつけており,それも本当に「ふつー」のお名前(すいませんm(_ _)m),そこに風呂ショップという,これまた「ふつー」に名前をつけており,単刀直入でわかりやすくていい.横文字風にして,「タナカバスショップ」にすると大型バス販売ディーラーと間違えてしまうし,「田中風呂センター」だと日帰り健康センターの入浴施設と間違えられかねない.「田中バスセンター」にいたっては駅前バスターミナルになってしまう.田中さんは日本に多くある名字なので,差別化を図るためにあえて名前をつけたのかも.そう考えると,もっとも的確なネーミングとして,この「田中茂風呂ショップ」に落ち着いたのだろう.ホームページで調べても情報が載っていなく,お店には一度も足を運んだことがないのであるが,車を運転していると,つい気になってしまう「田中茂風呂ショップ」なのであった.(2013,12)

No.3 分別によって違うゴミステーション

会津若松市のゴミ分別は,大きく分けて7種14分別に分けられているが,ゴミの分別によってゴミ集積場(ステーション)の場所が違うので注意が必要である(地区による.特に市街地部で違う場合が多いようである).燃やせるゴミ・燃やせないゴミ・古紙類は「ごみステーション」に出して,かん類・びん類・ペットボトル・プラスチック製容器包装は「資源物専用ステーション」へ出すのである.なぜこのように2種類に分かれているのか,ここからは推察なのであるが,ごみステーションより資源物専用ステーションの方が数が少ないのであるが,資源物回収については回収する総量が燃やせるゴミなどに比べると少ないので(回収も原則週1回~月2回),回収地点を少なくして効率よく収集するためなのではないかと思われる.
紛らわしいのは古紙類で,古紙の収集日は資源物と同じ週1回となっているのだが,資源物専用ステーションではなく,ごみステーションに出すこととなっているのである.そのため,週1回の資源物のゴミ出しの日には,まず段ボールや新聞紙などの古紙類をごみステーションまで運んで,次に,びんかん類やペットボトル,プラスチックのゴミを資源物専用ステーションまで運ぶという,手間のかかるものとなっている.
資源物専用ステーションでは,ゴミを捨てるための専用の大きなケースを,自治会で割り当てられた担当者が朝早くセッティングするルールとなっている(資源物ステーションでは,プラスチック以外はビニール袋から取り出して専用のケースに入れなければならないため,このように専用のケースを自治会でセッティングしているのである).引っ越した当初は,このごみステーションと資源物専用ステーションの違いが分からずに,出す場所に戸惑った次第である.同じように思う人が多いためか,ごみステーションに「ここに資源物は出さないでください」といった張り紙を多く見かける.(2013,12)

No.2 アピオとアピタ

「昨日,アピタに子供と行ってきた」とか,「今度の日曜日,アピオでイベントがあるんだって」という会話が交わされる.この「アピオ」と「アピタ」,初めは同じ施設なのかと思いきや,このふたつ,全くの別物なのである.まず,アピオから.
アピオの正式名称は「会津アピオ」であり,会津若松インターチェンジの西側に広がる物流団地のことである.1998(平成10)年から施設がオープンしており,団地内には,リオン・ドール 会津アピオ店,レオクラブ TSUTAYA 会津アピオ店,ブックオフ 会津アピオ店,ドトール 会津若松アピオ店,サンドラッグ 会津若松アピオ店,マクドナルド 会津アピオ店,カワチ 会津アピオ店,コスモ石油 アピオSS,ケーズデンキ by Denkodo 会津若松本店,西沢書店,プラネット,ビビホーム大和一,東邦銀行会津アピオ支店,会津アピオ郵便局,福島銀行ATM,会津信用金庫ATMなどの店舗が存在している.隣接地には,ユニクロ,西松屋,イエローハットなどもある.基本的に独立店舗なので,それぞれの店に行くには,車に乗って駐車場を渡り歩く必要がある.
次にアピタ.こちらは愛知県に本社を置くユニー(株)が展開している大型ショッピングセンターで,西若松駅の西側,神指町のオリンパス工場近くにある.イオンモールなどがない会津若松にとっては,テナントの多く入る唯一の大型ショッピングセンターであり,週末は子供連れの家族が多く訪れるスポットとなっている.家族で行くところがないと,「とりあえず,アピタに行ってみようか」という程,小さな子供を持つ親にとってはありがたい存在で,店内も広々としており,いくら走り回っても大丈夫である(!?).(2013,12)

No.1 おかえりなさい「会津若松」へ

実に34年ぶりに住むことになった会津若松市.幼稚園まで住んでいたときと,良くも悪くも,あまり大きく変わることもなく,ゆっくりと会津の時を刻んでいます.歴史・文化の色濃く残る会津若松市は,人口約12万5千人.鶴ヶ城をはじめ,飯盛山・御薬園・東山温泉など,数多くの観光施設が存在して,多くのお客様を迎え入れています.東日本大震災後の原発事故により,福島県全体が放射能汚染されているように捉えられがちですが,会津地方は放射線量も低く,訪問についても心配する必要はありません.これから,会津若松地方の見聞録をシリーズで掲載します.お楽しみに・・・.(2012,06)

(このページは2012年~2014年に掲載したものです)

Bar Octave(バー・オクターブ)【会津考察#50】

Bar Octave (Aizu-wakamatsu city)


ジャズのライブが聞けるバー・オクターブ

 


 会津若松市でジャズのライブが聞けるバーがある.Bar Octave(バー・オクターブ)は550種を超える洋酒をそろえたカクテル&ウィスキーバーで,月に2回,会津若松市では貴重なジャズのライブが聞けるお店である.
ライブは,第2・第4木曜日に開催され,1stステージは21:00~(30分間),2ndステージは22:00~(30分間),別途チャージ料はとられない.第2木曜日はドラム・ベース・ピアノのトリオ,第4木曜日はギター・ベース・ピアノのトリオ,その他,不定期でライブ演奏が行われている.2ndステージではリクエストも受け付けているので,お気に入りの曲があればマスターに伝えてみるのもよい.
また,店にはメニューがない.今月のおすすめカクテルというものが案内されているが,基本的には自分の知っている飲み物をオーダーするか,マスターにこんなカクテルが飲みたい!おすすめのカクテルは?などと伝えて,オーダーをする.メニューがなくても気さくで静かに語りかけるマスターなので,臆することなくお酒を楽しむことができる.ちなみに,マスターは日本バーデンター協会福島県本部会津支部の技術研究部長を務めており,国際バーテンダー協会(I.B.A)認定のバーテンダーである.
お値段は,カクテル2杯飲んで,2000円~3000円程度,二次会以降のお酒を落ち着いて楽しむバーである.営業時間は19時~4時.

今月のおすすめカクテルが置かれているが,
基本的にメニューはないので,マスターに気軽にオーダーする.

私の好きなカクテル「雪国」
 
洋酒がずらずらと並べられている.
一人で来たときはカウンターへ.マスターとの会話が弾む.

第2・第4木曜日はジャズライブが聴ける.
ミュージックチャージはない.
 
アイリッシュコーヒー
温かいコーヒーのカクテル.

木目調のムードある落ち着いた店内

会津清酒屋台村(会津若松市)【会津考察#48】

Aizu Japaneze sake stand festival (Aizu-Wakamatsu city)


会津清酒屋台村

 


 今回で第5回目を迎える会津清酒屋台村.会津清酒消費拡大推進協議会(事務局:会津若松酒造協同組合)が主催となって実施しているイベントで,野口英世青春広場において,2013(平成25)年10月25日に開催された.会津清酒にあうおつまみ類が屋台として並び,秋のお酒となる「ひやおろし」が各種楽しめるものとなっている.
ひやおろしとは,冬に仕込んだ新酒が秋にほどよく熟成し,その日本酒を通常は2回火をいれているところを,1回のみ火を入れて冷やのまま出荷用の木樽へとおろし,樽詰めしたことからこのように呼ばれるようになったという.ひやおろしは,作りたての豊かな香りが残っている.
利き酒セットは500円となっており,花春酒造,名倉山酒造,辰泉酒造,榮川酒造,鶴乃江酒造,末廣酒造,石橋酒造場,高橋庄作酒造店,宮泉名醸,会州一酒造,磐梯酒造,稲川酒造展から5種類の組み合わせができるようになっている.
2013(平成25)年はあいにくの雨模様となっていたが,無類の酒好きたちがテントの中で,秋のひやおろしを味わっていた....ちなみに,毎月25日は会津清酒の日となっている.

中央のテントが酒を飲む場所

ひやおろし 1杯は300円

利き酒は5種類で500円 おちょこに入れられる
 
おつまみも売られている

スーツをきた男性が多い

岩魚の塩焼きにおでん,玉こんにゃく

野口英世像 忍耐と記してある
酒には「忍耐」が必要か....
【公共交通案内】
●路線バス(ハイカラさん)
若松駅→鶴ヶ城→会津武家屋敷→飯盛山→若松駅 野口英世青春広場下車

蒼翔祭(会津大学学園祭)【会津考察#47】

Sosyo festival (Aizu University school festival)


会津大学学園祭「蒼翔祭」

 


 福島県立会津大学の学園祭は「蒼翔祭(そうしょうさい)」と呼ばれ,2013(平成25)年は10月12日(土)~13日(日)に行われた.今年(2013年)で創立20周年を迎え,記念すべき区切りの年となっている.1993(平成5)年創立当時の第1回学園祭は蒼翔祭ではなく,翔壮祭(しょうそうさい)と呼ばれており,読み方が逆の発音であった.現在の呼び名に変わったのは第4回(1996(平成8)年)からで,蒼は磐梯山,猪苗代湖,また青く澄んだ空のイメージ,翔はおおきくはばたこうというメッセージ,この2つの意味をあわせて磐梯山や猪苗代湖をバックに大空まで羽ばたいていこうという意味でつけられたという.ちなみに会津短期大学の学園祭は「紅翔祭(こうしょうさい)」とのことで,短大は紅,大学は蒼というシンメトリーとなっている.

壁面に掲げられた垂れ幕

ここから会津大学へ

案内図

秘境ツアーなるものがある
 
学際では必ずつきもののバンド演奏

講義棟の廊下
呼び込みのぬいぐるみも頑張っている

廊下では写真展が行われていた

なんか学生のノリっていう感じ

スタンプラリーも実施

フリーマーケットも開催(管理棟)

大講義室
 
研究棟ではオープンラボを実施中
 
模擬店が並んでいる

メインステージではイベント開催
 
学食は通常時でも誰でも利用できる

図書館も通常時でも誰でも利用できる

子供広場の模擬店
 
会津大学蒼翔祭20周年
【公共交通案内】
●会津若松駅より会津バス 会津大学・松長団地行き約15分 会津大学下車

物産市&Hey!ちゃん市(会津若松駅前)【会津考察#41】

Product exhibition & station square Hey!chan exhibition (The Aizu Wakamatsu station square)


会津若松駅前で開催される物産市

 


 ここ数年,夏になると会津若松駅前のタクシープールと,その隣の駅前公園を使用して「物産市&駅前Hey!ちゃん市」が開催されている.タクシープールではミニSLが運転されていて,無料で乗車することができるので,子供たちには大人気な催しである.物産市では,会津地方各市町村を始め,新潟市や米沢市からも出店があって,夏のひとときを過ごす楽しいイベントである.2013(平成25)年は7月15日に開催された.
 
会場では,ミニSLが走っている.
 
各市町村の物産市が開かれている.

ミニSLは無料で乗ることが可能.
 
駅前公園の方でも開かれている.
 
米沢と新潟からも出店.

湯川村からは「米」

あかべぇ登場!

城前団地(会津若松市)【会津考察#39】

Siromae Housing complex (Aizuwakamatsu city)


城前団地

 


 一歩足を踏み入れた瞬間,背中にゾクゾクとしたものが走った.このようなすばらしい思想を持った団地開発があって,いまだに現存しているのである.周りの人に城前団地のことを聞くと,決してよい話が返ってこない.今となっては老朽化が激しく,入居者の高齢化も進み,魅力的な居住スペースとは言い難くなってしまった感のある団地なのであろうが,建設当時としては日本の最先端をゆく設計思想が入った団地開発だったはずである.
城前団地の面積は約5.6ha,鶴ヶ城のすぐ近くの北東側にあって,さまざまなタイプの中低層住宅を中心とした団地が建ち並んでおり,市営住宅が多いのであるが,一部県営住宅や民間住宅も混じっている.さらに団地中央には都市公園が整備されており,児童センターや保育園,近隣商業施設(今は機能していない),公衆浴場(銭湯)などの施設もきちんと計画されており,1960(昭和35)年という整備年次を考えると,日本の団地の先駆けであった貴重な開発なのである.
明治時代には,歩兵部隊の兵舎があったところで,戦後は引揚者用の住宅となっていたという.その後,1954(昭和29)年に公営住宅法を受けて,国からの補助金により公営住宅の整備を始め,1960(昭和35)年の住宅地区改良法を受けて,兵舎の住宅を除却し現在の改良住宅を整備したという.
城前団地は建替計画が進められており,平成16(2004)年からは新居入居を行わないこととしているという.今後は順次取り壊しが行われる城前団地であり,この貴重な歴史的遺産ともいえる団地開発を,無くなる前にこの目にとどめておきたいものである.
参考文献:「会津若松市のまちづくりにおける城前団地(福島大学)」

2階建ての低層住宅.
1~2階が使用できるメゾネットタイプのようである.
 
2階建ての低層住宅.
  
2階建ての低層住宅.
 
3階建ての中層住宅.
 
3階建ての中層住宅.
 
3階建ての中層住宅.
  
団地の中央には「つばくろ公園」が配置されている.

保育園も配置されている.保育園は真新しい建物である.

町内会案内図

4階建ての中層住宅であるが,
1階部分は近隣商店街として店舗の入るものであった.
 
平屋建てのものもある.

市道に面した中層住宅.1階の店舗は皆休業.

風呂が設置されている部屋が少ないため,
公衆浴場も配置されている.
  
いろいろなタイプの団地が建てられている.

改造が年月を物語る.
【公共交通案内】
●まちなか周遊バス(ハイカラさん) 若松駅→七日町→鶴ヶ城北口→若松駅(逆回りは「あかべえ」)

会津藩奴隊【会津考察#35】

The Aizu-han Yakko tai

鶴ヶ城を出陣する会津藩奴隊
(会津まつり(2012年))

 


 白虎隊ではありません.奴(やっこ)とは,武士が外出する時の荷物を運ぶなど,いろいろな雑務を行っていた人で,主に農民や町民が雇われていることが多かったという.会津藩奴隊(やっこたい)は,この奴に扮装してお祭りなどで演技を行っている団体である.会津まつりのメインイベントである「会津藩公行列」では,朱色の顔をした奴隊が先陣をきって演舞を行うことから,見所のひとつとなっている.隊列は,前から順に「旗持ち」「先払い」「露払い」「表道具」「草履」「挟箱」「毛槍」となっており,およそ40名の隊列が会津の街を練り歩く.
2012(平成24)年の会津まつりはあいにくの雨模様であったが,沿道には多くの見物客で賑わっていた.その時の模様をお届けする.
 
会津まつりのメインイベント「会津藩公行列」の先陣をきって出陣する会津藩奴隊
鶴ヶ城から市内へ練り歩く.

<<旗持ち>>

<<先払い・露払い>>

<<表道具>>

<<挟箱>>

<<毛槍>>

沿道から声援をもらって会津若松市内を練り歩く

毛槍を投げるパフォーマンスは見せ場のひとつ
ここで拍手がわき起こる.

石部桜(会津五桜)【会津考察#29】

Ishibe cherry tree (One of five Aizu cherry trees)


石部桜

 


 石部桜(いしべざくら)は,会津五桜にあげられる桜(エドヒガンザクラ)の銘木であり,中世会津の領主・葦名氏の重臣であった石部治部大輔の庭にあった樹であると言い伝えらており,「石部桜」の名もここからきている.幹が8本に分かれている大樹で,樹齢は約600年,田んぼの中にぽつんと1本立っている姿はとても様になっている.東日本大震災から1年が経過した5月のゴールデンウィーク,今年は寒い日が続いて桜の開花がゴールデンウィークまで大幅にずれ込み,天候にも恵まれて多くの観光客が訪れていた.通常の見頃は4月中旬から下旬となっている.
来年の2013(平成25)年に放送されるNHK大河ドラマ「八重の桜」のオープニングの桜の木に,この石部桜が使われるらしく(今は,使われています!),テレビクルーが田んぼの中で撮影を行っていた.放映が楽しみな「八重の桜」である.田んぼの中に1本ぽつんと立つ石部桜=ハンサムウーマンとして気丈に生き抜いた新島八重(八重の桜),こんな構図ができあがるかもしれない.
 
観光客専用の市営無料駐車場
(飯盛山北駐車場,4月~11月 8:30~17:00 小型15台駐車可)
車の場合,ここに停めて歩いていくと便利
 
初めは,住宅地の中を歩く
 
そして,田んぼの中を歩いていくと・・・

石部桜に到着

田んぼのなかに1本ぽつんと立っている
桜が咲くと,ひときわ目立つ存在に
 
樹齢600年の巨木,枝分かれした幹は支柱で支えられている

周囲の田んぼは個人の所有地
警備員の人が見張りをしている
【公共交通案内】
●会津若松駅から 周遊バス・あかべぇ乗車 飯盛山下下車 徒歩約15分 (逆回りの周遊バス・はいからさんでも下車可能)

会津絵ろうそくまつり【会津考察#28】

The Aizu picture candle festival


鶴ヶ城

 


 会津絵ろうそくまつり(ゆきほたる)は,毎年2月の第2金・土曜日の夜に開催されている冬の祭りで,500年以上受け継がれてきた会津の伝統工芸品である「絵ろうそく」を,鶴ヶ城や御薬園で灯すお祭りである.絵ろうそくを知っていただこうと,2000(平成12)年に御薬園で初めて開催されたのが始まりで,今では鶴ヶ城や街なかで絵ろうそくの幻想的な灯火が,2日間点灯している.
会津の「絵ろうそく」とは,今から500年ほど前の領主・芦名盛信が漆樹の繁殖栽培を奨励して漆器の製造と共に,その実からとれる最上級の木ろうから「ろうそく」を作らせたことから始まる.その後,蒲生氏郷や保科正之による会津産業の振興のため,会津塗りやろうが多く生産されるようになった.そして,江戸時代には,参勤交代の際に献上品として「南天と福寿草(難を転じて福となす)」が描かれた絵ろうそくを献上したところ,時の将軍綱吉に喜ばれ、会津絵ろうそくは広く世間に知られることになる.主に,神社仏閣への奉納や高級な贈答品として使われるなど上流社会で愛用され,婚礼の際には一対の会津絵ろうそくが灯され,また,花のない会津の冬には仏壇に供える花の代わりに絵ろうそくを飾るようになったといわれている(会津絵ろうそくまつり実行委員会ホームページより抜粋).
(鶴ヶ城会場)

かわいい灯籠

メッセージの書かれた灯籠が迎えてくれる

優しい灯の「会津絵ろうそく」

中学生の製作による灯籠
 
四角い灯籠もある

絵ろうそく点灯中は,係員が定期的にろうそく芯の清掃を行っている.

(御薬園会場)

鶴ヶ城会場から御薬園会場へは,100円のバスに乗って移動する.
もともと,この絵ろうそくまつりは御薬園から始まった.

竹筒に灯された蝋燭

御茶屋御殿では琴の演奏が行われていた
(御薬園の写真は,暗くてうまく撮影できなかった)
【公共交通案内】
●会津若松駅から 周遊バス・ハイカラさん乗車 鶴ヶ城下車・御薬園下車

松平家御廟(院内)【会津考察#27】

The Matsudaira house mausoleum


松平家御廟所

 


 松平家御廟所は,東山温泉の手前である東山町院内にある会津松平家のお墓である.1657(明暦3)年の藩祖保科正之の子正頼が亡くなったときにはじまり,二代目の保科正経から九代目松平容保までの墓所がここにある.大名家の神式墓所として1987(昭和62)年に国の史跡に指定されている.二代目の正経(まさつね)は仏式で,三代目正容(まさたか)から九代目容保(かたもり)までが神式となっている.神式の墓として,まず前面には亀形の石の上に碑石があり,その奥の高い場所に灯篭が並んでいる.さらにその奥に墳丘を造ってその上に八角形の鎮石が置かれている.麓から頂上までは階段を登って約20分程度はかかるので,ちょっとした登山であり,気軽に訪れれる場所ではない.しかし,お墓とはそういうものではないかと思う.

山の麓まで院内の住宅街を歩いていく

ここから山を登っていく

急な石段を登っていく

道標では「松平家御廟 すぐ」と書かれているのだが,
その上にテプラで「ここから3代正容の墓所まで徒歩15分~20分かかります」と追記されている.
テプラの方が真実を伝えているのだと感じた.


松平家墓所案合図
  
昔のままで,急な石段が続く.
でも,この整備されていない道が,かえって昔を彷彿させていい雰囲気.
(でも,登るのは辛い!)
 
これが,神式の墓となる,亀形石の上に立つ碑石.

その奥に,鎮石がある.

9代目容保(かたもり)の墓は,さらに上がった奥にある.

9代目 松平容保(かたもり)の墓
【公共交通案内】
●会津若松駅より 周遊バス・ハイカラさん 「院内」下車

満田屋(味噌田楽)【会津考察#26】

Mitsutaya (Miso Dengaku)


満田屋(田楽・味噌)

 


 満田屋は1834(天保5)年に,味噌の製造と販売を始めたのが始まりで,店内の囲炉裏で焼いた味噌田楽を食べることができる.そもそも「田楽」とは,田植えなどの農耕の儀礼として笛や鼓などによって舞った日本芸能(能楽より古い)のことであるが,そのときの白装束の踊りが串形豆腐の形に似ていることから,豆腐を竹串に刺して味噌をつけて火であぶったものが「田楽焼き」となっているという(満田屋ホームページより).食事の営業時間は10時から17時まで.
 
奥にある食事処

囲炉裏で田楽を焼く

こんにゃく

カウンターでも食べられる

味噌なども含めお土産を購入できる
【公共交通案内】
●会津若松駅から 周遊バス「ハイカラさん」 大和町下車 徒歩3分
●JR只見線・会津鉄道 七日町駅から徒歩10分

冬の只見線(ローカル線)【会津考察#23】

JR Tadami line in winter (Local line)


究極のローカル線・只見線

 


 只見線は,福島県会津若松(あいづわかまつ)駅から新潟県小出(こいで)駅まで,135.2kmを結ぶ日本でも有数のローカル路線である.只見から小出までの区間には国道252号線が並行して走っているが,冬期間は道路が通行止めとなり,鉄道が唯一の交通機関となることから,国鉄再建法による赤字ローカル線廃止の対象から除外となった路線である.1972(昭和46)年に全線開通している.秋の紅葉はすばらしく,只見川に沿った山間をのんびりと走り,冬には2m以上も雪が積もる只見を通る.会津若松から小出まで,途中には大きな都市もなく,時速60km程度のスピードでマイペースで走っていく.乗り通すと約4時間もかかる.国鉄時代からの赤字ローカル線の雰囲気を残す路線として,全国からファンがやってくるのである.スピードと効率化が求められている時代に,この只見線の雰囲気を味わってみるのも,たまにはいい.

会津若松駅の時刻表
小出まで直通するのは1日3往復のみ
必然的に,連絡がよく景色が見られる列車は,昼の13:08となる.

3連休の中日とあって車内は満席
2両編成のうち,1両はロングシートの場合もある.
 
只見川沿いを走っていく.
電源開発で行った水力発電のダムにより水が貯められている.
  
会津宮下や会津川口,只見などといった沿線で核となる駅では,
列車交換などのため10分程度の停車時間がある.
車内の乗客も降りて,写真を撮影したりする.
 
豪雪地帯には欠かせない除雪機械
ホームの雪を掻くためのハンド式除雪機械である.

停車時間中,子供達も大はしゃぎ
お兄ちゃんにやられた仕返しに,今度は妹がお兄ちゃんを雪の中へ!
子供を連れて乗り通している家族も多かった.
 
美しい只見川の風景の中,のんびりと走っていく.
 
こちらは線路の除雪車
前のアームにより細かい作業ができそう
 
車内は非冷房車.扇風機のスイッチがある.懐かしい.
 
只見に近づいてくると,雪の量も多くなる.
駅舎待合室の屋根の積雪もごらんのとおり.
ちなみに只見(蒲生)の警戒積雪深は280cmだとか.
2m80cmまでは普通の積雪ということになる.
  
  
只見線の雪景色
 
只見駅

只見駅の外にある防雪柵

除雪で積み上げられた雪の山
 
田子倉湖と田子倉駅 冬期閉鎖の駅

田子倉駅をでると六十里越トンネルで新潟県へ.
夕刻となり,梅酒で乾杯!
 
17:42小出駅到着
長い旅でした.

【公共交通案内】
●本数
会津若松から小出まで,直通する列車は1日3往復

田季野(わっぱ飯)【会津考察#22】

Takino (Wappa-meshi)

 


 田季野は「わっぱ(輪箱)飯」の店として有名である.わっぱ飯は,尾瀬を有する檜枝岐村における山人の弁当の器として用いられてきた「曲げわっぱ(輪箱)」に,会津の食材を活かした料理を盛り込んだ創作料理で,1970(昭和45)年にオープンしている.わっぱ飯の他にも,会津の郷土料理が食べられ,会津に来たら一度は立ち寄りたいお店である.また,建物も歴史があり,築150から200年前に建てられたもので,会津西街道の旧家であったものを移築復元したものとなっている.

田季野の店構え
 
わっぱ飯 いくつか種類があるが,色々と入った五種輪箱がお薦め.

会津西街道にあった旧家を移築した店内

【公共交通案内】
●路線バス
・ハイカラさん
若松駅→若松市役所前→鶴ヶ城→飯盛山→若松駅  若松駅からバス約20分
・若松駅より西若松駅行,本郷行,高田行,芦の牧温泉行などで神明通り下車.徒歩5分.

会津武家屋敷【会津考察#21】

Aizu Samurai residence


会津武家屋敷

 


 会津武家屋敷は会津藩の家老西郷頼母邸を中心に,江戸時代の会津藩の生活・文化がわかるテーマパークである.重要文化財の旧中畑陣屋,茶室, 藩米精米所,会津歴史資料館の他に,会津の郷土料理を味わえるレストランも併設されている.

駐車場から階段を登って入口へ

家老屋敷・西郷頼母邸をぐるりと一周見て回る.

容保公接見
上級の部屋から順番に見る順路となっている.

福島県の重要文化財に指定されている旧中畑陣屋
矢吹町から移築復元されたもの.

茶室もある

弓道体験もできる
このほかに,赤べこ絵塗り体験,ガラス絵彫りができる.

【公共交通案内】
●路線バス(ハイカラさん)
若松駅→鶴ヶ城→会津武家屋敷→飯盛山→若松駅
・若松駅からバス約30分,タクシー10分

神指城跡【会津考察#19】

Kozasi-jo Castle (Aizu-wakamatsu city)


神指城跡(北東端の櫓台の土塁)

 


 知る人ぞ知る「神指城跡」である.地図の標記では,「神指城跡」というよりは「高瀬の大木(ケヤキ)」と記されていることが多い.神指城は,慶長年間(1600年)に領主上杉景勝が家老直江兼継に築城を指示して工事を開始した.築城の目的として,会津鶴ヶ城は東に山が迫っていて拡張の余地がなかったため,徳川家康との戦いに備えて拡張のため築城したとも,東日本における中心都市をつくることが目的であるともいわれているが,関ヶ原の戦いが徳川家康の勝利に終わったため,お城が完成せずに土塁や石垣,水堀と門が完成したところで工事は中止し,幻の巨城となった.
高瀬の大木は,神指城築城前から既に大木だと言われており,根本の周囲が12.55m,樹高約25mのケヤキの木で,1941(昭和16)年に国指定の天然記念物に指定されている.なお,この高瀬の大木があるところは,二の丸・北東端の櫓台の土塁であり,本丸の土塁はここから南に300mほどいったところにあるが,本丸の土塁跡は繁みや畑などになっていて,看板などは何も建っていない.
2009年のNHK大河ドラマ「天地人」では直江兼継が主人公となっているが,直江兼継とゆかりのある史跡として,注目を浴びるかもしれない.この神指城跡は,史跡の名所としてきれいに整備されているわけではなく,築城後の跡地がそのまま400年にわたってひっそりと時を過ごしてきたといった感じ(ちょっと悪い表現をすれば「ほったらかしのまんま」)で,駐車場やお土産屋などがあるわけでもなく,田んぼの中に大木の繁みがあって,石垣の石がごろんと置かれているので,あえて説明をされないと「単なる石」だと思ってしまう.でも,このような雰囲気の方が,なんだか歴史の事実をそのまま素直に,手を加えずに伝えてくれているようで,私は好きである.この大木や石が,戊辰戦争の会津を眺めていたかと思うと,なんだか不思議な気分になる.大木の脇に立って稲刈りの終わった会津盆地と猫魔ヶ岳・磐梯山の姿を眺めて,そう思った.

何の飾り気もなく,田んぼの中にぽつんとある土塁跡地(北東櫓台)

これが高瀬の大木(ケヤキ)

ここから南に300mの本丸跡地にあった石垣の基礎石をここに移設したもの

ちょっとした休憩施設がある

高瀬の大木(二の丸・北東側櫓台土塁)と本丸との関係図
赤い矢印を入れていないが,高瀬の大木の左(西)側の田んぼの真ん中に不自然にある地図上の○線も北西側の櫓台土塁跡である

稲刈りが終わったばかりの会津盆地.背景の山は猫魔ヶ岳と磐梯山

【公共交通案内】
●路線バスなし
タクシーで約10分,距離は約5km.

うなぎの「えびや」(馬場町)【会津考察#15】

EBIYA in the eel restaurant


大きな「う」ののれんが目印

 


 明治時代に創業した老舗の鰻屋であり,現在の店主は4代目.若松でうなぎと言えば「えびや」である.店前には炭火で焼かれている鰻の香りが漂い,大いに食欲をそそる.おおきな「う」の字ののれんが目印で,年末年始には縦長のカレンダーが配られる.うなぎはもちろんのこと,ご飯も炭火で炊かれている.かつての中央公民館の斜め前,市中心部の馬場町にある.入り口の扉を開けると,2階へ上る大きな木の階段が目に入り,冬には炭の炉が暖かく迎えてくれる.
 
歴史を感じさせる店内

観光パンフレットやお店の案内など,
お店の人が渡してくれる.

これ,たばこ盆.木製で懐かしい.
(うちのじいちゃんもこんなのを使っていた)

うな丼(きも吸い付き)
今回はサービスで茶碗蒸しもついていた.
手前の箸入れには会津のことが書かれていて,
記念に持ち帰る人も多い.

【公共交通案内】
●路線バス(市内3コース・西若松駅行・芦の牧温泉行・本郷高田行・坂下行など) 郵便局前下車徒歩5分程度
若松駅→郵便局前→神明通り→各方面
●まちなか周遊バスはいからさん 市役所前下車徒歩5分程度
若松駅→七日町駅→市役所前→武家屋敷→飯盛山→若松駅