「目黒区」タグアーカイブ

目黒川沿いの風景(中目黒)【東京考察#294】

The scenery of Meguro riverside ( Naka-meguro )


中目黒の目黒川


 池尻大橋駅から目黒駅あたりにかけての目黒川には,約830本のソメイヨシノが植えられている.中目黒駅周辺の目黒川沿いには,おしゃれなカフェやショップがポツポツと点在しており,静寂な界隈をぶらり散策すると楽しい.

ソメイヨシノが植えられている
 
目黒川の両側には道路があって,散策することができる.
  
ショップが並んでいる

ふるさとの川案内図として目黒川の案内がある
多くの橋が架かっている
 
川を渡る橋の欄干部分には,ショップを案内する看板が立っている
 
ちょこちょこ現れるショップ散策が楽しい

桜が満開の時に再び来てみたい場所である

恵比寿ガーデンプレイスのクリスマスイルミネーション2007【東京考察#245】

The Christmas illuminations in Ebisu garden place


シンボルツリー


 2007年恵比寿ガーデンプレイスのクリスマスイルミネーションは「Baccarat ETERNAL LIGHTS 2007-歓びのかたち-」と題して,観る人が共に喜びをわかちあえるクリスマスをコンセプトに実施されている.世界最大級を誇るバカラ製のシャンデリアが坂道のプロムナードの奥中央に配置され,しっとりと落ち着いた大人の雰囲気のイルミネーションとなっている.どちらかというと暖色系の灯りを用いており,寒い夜空でも観る人の心を暖かくしてくれる,そんなイルミネーションである.12月21日(金)には皇太子ご一家も訪れになっていた.ちなみに,バカラ製のシャンデリアは250灯だとのこと.クリスマスイルミネーションは2007年12月25日まで.Baccarat ETERNAL
LIGHTS 2007-歓びのかたち-(バカラ製シャンデリア)は翌年1月14日まで開催している.

恵比寿駅からスカイウォークの動く歩道を乗りかえていく

スカイウォークを抜けると恵比寿ガーデンプレイス
 
道路の街路樹にもイルミネーション

シンボルツリーと三越

坂道のプロムナード
赤じゅうたんの先にシャンデリアがある

樹木をライトアップする

これが,バカラ製シャンデリア
世界最大級

250灯のシャンデリア

シャトーレストラン「ジョエル・ロプション」
ミシュランガイド東京2008で三つ星を取ったレストラン.
つまり8店のうちのひとつ.

反対側から撮影

ステージでは音楽ライブも開催される

オープンカフェのテーブル席には,
傘の形をした暖房器具が置かれている.

ヱビスビール発祥の地
もちろんビアステーションもある

自由が丘の魅力【東京考察#147】

The attractiveness of Jiyugaoka


自由が丘駅前

 


 自由が丘は駅を中心として商店の広がるところである.流行に敏感でオシャレな「ブティック」が,普通の住宅街に点在しているように広がっており,ヒューマンスケールの魅力ある商業エリアとなっている.イメージに敏感な東急沿線らしく,街は最先端の流行によって彩られており,街並みも大変オシャレで女心をくすぐるような店舗も多い.街の形態としては「代官山」や「下北沢」に似ているようなところである.大学の飲み会やコンパは自由が丘が多かった.


竹細工のバスケットが並んでいる


店先にはプランターで植物が並べられている


商品のレイアウトの仕方がオシャレで,
自由が丘の店はどこかちょっと違うのである.


路地の一角にて


ちょっと足を止めて,入りたくなってくる


植物が一つのキーポイント


漢方薬を扱う「薬日本堂」
やはりこちらにも植物のプランターがある


路地には人で溢れる


自由が丘では路線バス(東急)もオシャレな塗装に・・・


でも,「ホッピー」を売る赤提灯飲屋街も存在する

 
アメ横のような雰囲気の残る「自由が丘デパート」が駅前にあるのも面白い

目黒寄生虫館【東京考察#68】

The parasitic museum in Meguro


 知る人ぞしる「目黒寄生虫館」である.

「寄生虫」とは,他の動物の表面や体内にくっついて生きていく虫のことである.食べ物を頂戴している宿主を殺してしまうと,自分も死んでしまうので,宿主を殺さない程度に栄養を頂いて生き延びるという,調子のいい虫である.権力や実力のある人のそばにくっついて生きのびている人は,まさに「あの人は寄生虫のような人だ!」ということになる.
身近な寄生虫として,肛門の周りに産卵する「ぎょう虫」や,サバの刺身などから口に入って腸で成長する「サナダムシ」などがある.最近胃炎や潰瘍などの原因とされている「ピロリ菌」も寄生虫である.これらの標本(ピロリ菌はない)が,この展示館にいくと見られるのである.

目黒寄生虫館は,1953年に医学博士亀谷了の私財投入によって設立された研究機関で,現在は財団法人として研究活動を行っている.世界でもたったひとつしかない寄生虫の博物館ということで,内外から注目を浴びており,現在の建物が完成したのは1993年であった.展示館となっているのは1階と2階のみで,その他の階は寄生虫関連の研究施設・資料書庫・会議室などとなっている.生きた寄生虫は展示されておらず,全てホルマリンに浸してある標本となっているが,約300点の標本は「うぉっ」と思わずにはいられない.入館は無料である.

気持ちの悪い寄生虫であるが,人間にとっては伝染病などの病気の克服といった観点から,非常に重要な研究分野であり,それらの功績や歴史に触れることができるのも,この博物館である.


寄生虫の標本が並ぶ


ミュージアムショップでは,館内のパンフレットや
サナダムシが立体になったTシャツなどを販売している


300円で売られている「目黒寄生虫館ガイドブック」の表紙
上がミンククジラの胃に寄生するアニサキス成虫
下がスケトウダラの肝臓表面に寄生するアニサキス幼虫
非常にグロテスク!!

見たい方は,足を運んで購入しましょう.

東98 等々力(操車所)⇔東京駅南口[都バスで東京発見]

東京駅と世田谷区等々力を目黒通りで結ぶ長距離路線

東98 等々力(操車所)⇔東京駅南口(経由)目黒駅・東京タワー 目黒営業所

路線keyword:目黒通り,新山の手住宅地(目黒区),東京タワー,赤煉瓦駅舎


赤煉瓦駅舎の東京駅丸の内口(南口)から、山の手住宅地として人気の高い目黒区を通って、神奈川県との県境近くである世田谷区等々力駅までを結ぶ路線である。東急バスと共同運行しており、東京駅で赤い帯を締めた東急バスの姿を見ることができる。
内幸町までは黒10系統と同じルートを走る。
内幸町にて右折し国会通りに入る。右手には比谷公会堂・市政会館、都立日比谷図書館が現れ、バスは次の家裁前交差点にて左折する。まっすぐ進めば霞が関となって国会議事堂に突き当たる。家裁前交差点の左手にはロンドンの二階建てバスをそのまま喫茶店にした店が過ぎ去って、通産省前停留所となる。
中小オフィスビルの立ち並ぶ西新橋界隈の2車線道路をバスは南に走っていく。左手に東京慈恵会医科大学看護専門学校、続いて芝公園が現れて突き当たりを右折すると東京タワー停留所となる。東京タワーはあまりにも近すぎる為に右側の窓側に座って首をひねり上げないと見ることができない。左には東京プリンスホテルがある。
赤羽橋を通り桜田通り(国道1号)となる。三田二丁目にて右折すると右手に慶應義塾大学が現れて正門前となる。魚藍坂下を過ぎて清正公前になると目黒通りに右折する。ここが目黒通りの起点である。赤羽橋から清正公前までは右左折を繰り返したが、通り名は同じ桜田通り(国道1号)である。
坂を上って白金台となり、首都高速と交差してしばらく走ると駅ビル「サンメグロ」が見えて目黒駅前となる。
ここから先は東急バスのエリアとなる。権之助坂<説明>と呼ばれる大きな坂を下って目黒川を渡り、今度は坂を上って大鳥神社前となる。山手通りと横切り、かつては競馬場のあった元競馬場停留所となる。バス停の名前には、かつての街の様子を伝えてくれるものもあり、路線バス旅の魅力の一つである。
三代将軍家光の鷹狩りの狩猟地であった鷹番、そして碑文谷を過ぎ、柿の木坂陸橋にて環七通りと横切り、東急東横線のガードを上に見て都立大学駅前となる。この辺りは昭和以降に高級住宅街として人気の高くなった地域であり、現在の「山の手住宅地」と言えば目黒区・世田谷区あたりのことを指す。付近には芸能人も多く住んでいる。目黒通りからの風景では高級住宅街の家並みを見ることは難しいが、一歩裏の路地に入ると庭付きの豪華な一戸建て住宅が現れ、そこには東急バスが縦横無尽に走っている。
ケニア大使館のある八雲を過ぎ、目黒区から世田谷区に入って等々力となる。密度の低い住宅地の広がるところである。この辺りまでくると、丸の内や日比谷、霞が関のピリッとした緊張感の走る刺々しさがなくなり、静閑な住宅街の様相を呈するようになる。東急大井町線を越える陸橋には上らずに側道に入り、線路手前を右折する。そして終点等々力駅前に到着する。等々力操車所は少しまっすぐ行ったところにあり、始発はその操車所からの発車となる。