国立新美術館(六本木) 【東京考察#226】

The national new art museum (Roppongi)


国立新美術館

防衛庁は,現東京ミッドタウン


 国立新美術館は,1923(昭和3)年に旧陸軍第一師団歩兵第三連隊新兵舎として建設され,戦争が終了してからは,東京大学生産技術研究所として利用されてきた跡地に建てられたもので,2007(平成19)年1月にオープンした.東京大学生産技術研究所は駒場に移転している.独立行政法人の国立美術館としては5番目の美術館で,特定の美術品を所蔵せずに,国内最大級の展示場(延べ14,000m2)を有し,展覧会会場の提供や自主企画展などを実施している.
建物は建築家黒川紀章氏による設計で,外観は前面を覆うガラスカーテンウォールが波のようにうねって曲線を描いている.10を越える展覧会が同時並行で開催できるよう,作品の搬出入において機能性を重視し,バリアフリーへの対応も行っている.

美術館建物内への入口

最上階までは吹き抜けになっている

椅子と机が置いてあり,休憩をとることができる
 
曲線でうねる外壁・ガラスカーテンウォール
施工するのは大変だっただろうと想像する
右側写真の逆円錐の上の部分にはレストランやカフェがある

展示室側の壁は木目調

エスカレータの上階より撮影

やっぱり,ここにも「竹」が.

館内には,1つのレストランと3つのカフェがある.
ここは,フランスの三ツ星レストラン『レストラン ボキューズ』
初の海外進出だとか.

資料室「アートライブラリー」があって,誰でも利用することができる

地下1階はミュージアムショップ
 六本木には三角形を描くように3つの美術館が位置するようになり,この「国立新美術館」,東京ミッドタウンの「サントリー美術館」,六本木ヒルズの「森美術館」の3つのことを「六本木アートトライアングル」と称して,六本木をアートに親しめる街にしていくことを目指している.六本木ヒルズと国立新美術館との間には,無料のシャトルバスが運行されている.