貨幣博物館(日本銀行分館)【東京考察#295】

The Currency museum ( The annex of the Bank of Japan )


日本橋にある貨幣博物館


 貨幣博物館は,日本銀行金融研究所が行ってきた収集・研究等を展示している博物館で,古代から現代まで,そして世界の貨幣についてわかりやすく展示している.1985(昭和60)年に開館した.日本橋三越のある中央通りからちょっと入ったところの日本銀行脇にあるので,あまり目立たない感じ(重要文化財の日本銀行は目立つが)なのであるが,展示してある内容はボリュームがあって,結構興味深くお金の歴史を知ることができる.9:30から16:30(入場は16時)まで,月曜・祝日が休館日.入場無料.館内撮影は自由.

貨幣博物館の入口
入場無料なのが嬉しい

日本最古の通貨として社会科で習った「和同開珎」
しかし,富本銭が最古とする説もでてきているが,こちらはまだ証明されていない.
 
江戸時代から出てきた大判・小判

時代ごとに展示がされている

江戸時代から紙幣の原形が作られていった
(一番左の上下ふたつは会津藩のもの)

懐かしいお札

ずらずらとお札が並べられている
 
ちょっとした体験コーナーもある
左:一億円を持ってみませんか!
右:大判の重さを体験できるコーナー

館内の展示を見ていて感じたのは,貨幣が歴史的に転換しているときというのは,
財政危機という時代背景があって,いつも変化が起こっている.
今の財政状況が続くと,今後大きな変革期が訪れることを歴史は物語っている.

お土産コーナーでは,野口英世のタオルなどを自動販売機で売っている.

  
隣にある日本銀行旧館.国の重要文化財に指定されている.