秋葉原の免税品店・免税店【東京考察#145】

The duty-free shop at Akihabara


DUTY FREE SHOP

 

 秋葉原といえば電気街である.日本が得意とするありとあらゆる電気製品を取り扱う街として,世界中から観光客がやって来て品質の高い日本製品を買っていく.秋葉原を歩いていると,世界各国から訪れている外国人をよく目にするが,製品の裏側をみて「Made
in JAPAN」ではない表示を見てガッカリすることもあるに違いない.
それはさておき,秋葉原に店を構える各大型電気店では,そんな外国人をターゲットにした免税品店を開設しているところが多い.それが,ビル丸ごと(といっても小さなビルであるが)全館を免税品店にしている店もあり,さながら外国に行ったような気分を味わえる.値札も英語や中国語などの表記になっている.現在は消費税込みの内税表示が義務づけられているが,ここでは消費税5%を除いた税抜き表示(つまり免税金額の表示)となっている.
そして,さらに免税品店の面白いところは,電気街なのに日本人形や扇子,東京のTシャツ,ゆかたや着物などを扱う,日本文化を存分に楽しむことができるフロアーが存在しているところである.「日本ってこんなイメージなのか!」と改めて日本人としてのアイデンティティーを感じさせてくれるのである.なんとも不思議な雰囲気になる場所である.もちろん日本人も入れるので,是非一度足を踏み入れてみると面白い.


いたるところに目につく「DUTY FREE SHOP」


こんな感じで商品が並んでいる.値札は英語,税抜き.
店内には国旗が並んでいたりする.


英語,中国語,ハングル,まるで外国のようだ.


でも,面白いのは日本文化の商品を売っているコーナー


日本人形やこけし


「SAKE SET」では,とっくりとおちょこ.
「TEA SET」では,急須と湯飲み.


着物や浴衣


日本地図の入った絵皿
地名が「MISAWA」「ATSUGI」「YOKOTA」「KADENA」「SASEBO」
全て米軍基地のある場所しか載っていないところが凄い.


極めつけは「日本刀」
日本でも日本刀を探すのは難しい


エレベータの階数表示
色々な国の言葉が並んでいる.
外国人の店員さんもいる.


最近は,外国人観光客向けのスタンド
「たこ焼き屋」もある