日暮里駄菓子屋問屋(ひぐらしの里地区再開発)【東京考察#263】

The cheap sweet shop wholesale district ( The redevelopment )


ビルの中に入った駄菓子問屋


 かつて日暮里駅北側には駄菓子屋問屋街が形成されていて,戦後ヤミ市の昔懐かしい佇まいを残した街並みのなかで,駄菓子を卸す問屋が軒を連ねていた.日暮里舎人ライナーの工事建設とともに,この駄菓子屋問屋街は取り壊されて,第1種市街地再開発事業「ひぐらしの里」によって,日暮里駅前の地区一体の風景が様変わりした.
ひぐらしの里再開発は,JR日暮里駅前に地上25階,36階,40階建ての高層ビルを建てて,低層部は商業施設やオフィス,高層部は住宅となっている再開発である.2010(平成22)年には成田空港まで36分で結ぶ成田心高速鉄道の開通も予定されており,世界へのアクセスも便利になる地域である.そのひぐらしの里再開発のビルの中に,かつて営業していた駄菓子屋問屋が2件入居し再開オープンしている.かつて昭和時代の全盛期には100軒近くあった駄菓子屋問屋であるが,2軒だけでも息が途絶えることなく,時代と共に営業を続けていることになんかちょっぴりうれしくなった.

大勢の卸客で賑わう店前(2階)

駄菓子が箱ごと山積み

こちらは1階にある問屋

店は小綺麗になったが,売っているものは変わらず,なつかしいものばかり.
(私にとっては「懐かしい」のであるが・・)

ひぐらしの里再開発
大きなビルに生まれ変わった

日暮里駅前