江戸川区北部を環七通りで縦断する路線
新小20 東新小岩四丁目⇔一之江駅(経由)新小岩駅北口・鹿本中学校 臨海営業所
路線keyword:環七通り,くねり狭路,ビニールハウス
この路線は京成バスとの共同運行であり、そのうえ本数が少ないので、都営バスで乗車しようと思う場合は捕まえにくい路線である。
新小20系統の一之江駅バスのりばは、バスターミナルのりばより少し離れた駅ビルの裏手に存在する。一之江駅を発車するとすぐに環七通りに入り、北を目指して進んでいく。首都高速の一之江ランプを過ぎ、一之江一丁目交差点で京葉道路と交差する。ネギやトウモロコシの植わる畑が時々横切っていく。駐車場と化したオープンスペースが目立ち、環七通り沿線の中で比べると建物の密集密度が低い方である。
大杉、松本、上一色と通過し、JR総武線を越える陸橋は渡らずに横の側道に入って、JR線の線路にぶつかると左にバスは曲がる。狭くくねった道路となり、23区内の都営バスにしては珍しく、白い破線が道路中央に入っている追い越し可能な道路を走っていく。ビニールハウスが過ぎ去っていった。
新小岩四丁目を出ると葛飾区となって、商店街の中をやはり狭い二車線道路で走っていく。朝の時間帯にはこの区間は新小岩駅北口を起終点とするループ運行となって、右回りのみの運行となるのだが、理由は道路が狭いために朝の混雑時はバス同士がすれ違えなくなるからではないか、と推測する。
新小岩駅南口にはバスターミナルが存在するが、このバスは入らずにJR線のガードをくぐって新小岩駅北口の停留所となる。終点まではあと4つであるが、それでも10名程の乗客が乗ってきた。京成バスも含めたバス路線図を眺めてみると、新小岩駅から東新小岩方面に向かうバスは都営バス(新小20・新小24・新小29甲乙)しか走っていない。
巽橋にて右折し、蔵前橋通りへ入る。東新小岩一丁目、東新小岩三丁目となり、朝のループ運行の時間帯には小松橋北交差点で右折してJR線の陸橋を渡り、一之江駅へと向かう。普通の時間帯では東新小岩四丁目を始発として、今通ってきた道を反対側に走り、新小岩駅北口に寄る通常のルートとなる。京成バスは東新小岩三丁目が起終点となり運行している。つい最近までは本系統の都営バスも東新小岩三丁目を起終点としていた。
右手前方にマクドナルドが見えると、その交差点を右折し狭い道をちょっと入ったところに都バス操車所があって、終点東新小岩四丁目となる。京成バスが東新小岩四丁目まで乗り入れないのは、自社の折返し施設がないためだと憶測する。操車所は、住都公団のエステート東新小岩の低層(5階建て)住宅が背後に建ち並ぶ、ひっそりとした佇まいの所にある。