有楽町駅前第1地区市街地再開発事業(従前の姿)【東京考察#161】

The urban area redevelopment project in front of Yuurakuchou station (Before building)


取り壊される寸前の有楽町駅前地区


 有楽町駅前を降りてマリオン(銀座)方面に向かう一角は,戦後の密集した面影を色濃く残す地区であったが,第1種市街地再開発事業によって新しいビルディングに生まれ変わることになった.ヒューマンスケールの街並みといった視点からは非常に残念であるが,美的といった観点からは今流行の複合ビルディングに生まれ変わった方がいいのかもしれない.東京銀座の玄関口として.昨年末までに閉鎖した店舗が多く,残りの営業を行っている店もまもなく店じまいすることになるのだろう.そんな風景を撮ってみた.

ミニシアター系の映画館「シネ・ラ・セット」も閉鎖している

かどの果物屋さんは,営業を続けていた

有楽町駅からマリオン・銀座方面への近道となるこの通りは,
いつも人通りが多い.工事中は迂回することになるのだろう

一本裏の通りになると,ごらんの通り全て既に閉鎖していた

店先に張ってあった閉鎖を知らせる張り紙
「昭和22年の創業以来・・・」 歴史を感じさせる

あとは取り壊される日を待つのみ・・・
 
歴史を感じさせる建物も建っている
有楽町駅前第1地区第1種市街地再開発事業は,平成19年の竣工予定である.