新しい丸の内ビルディング【東京考察#93】

Marunouchi Building

 


 丸の内地区は一丁ロンドンとも呼ばれる英国風ビジネス街が三菱財閥によって形成されていったところである.旧建築基準法の規制により高さ31mの基準が守られていたが,規制緩和により丸の内地区も高い建物が建てられるようになった.かつての丸ビルの高さである31mを低層部で再現しつつ新たな丸ビルが平成14年秋にオープンした.
丸の内は本社業務地区の集中するビジネス街として,ショッピング街やレストラン街などの商業施設は少なかった.新しい丸ビルは,土日になると閑散としていた丸の内から脱却しようと,低層部と高層階には賑わいのある商業施設を配し,人々の集まるアメニティーのあるビジネス街を形成している
オフィスゾーンは9階~34階,7・8階はインタラクティブゾーンとして300人収容の多目的ホールや6室の会議室を設けている.開発手法としては,隣接する三菱商事ビル別館街区との一体的な計画として「複数街区の特定街区」制度にて1998年6月に都市計画決定され,両街区一体で容積1300%となっている.別館の建て替えは2006年の予定だとのことである.



ガラスを基調にした空間である


しかし,天井と壁面は「木」を縦に配して暖かみを出している.


1階から吹き抜け


7階から下を望む


5階にあるデッキ
太陽の光が降り注ぐ.


とにかくオープンしたてということもあり,人がすごい.開店が午前11時にもかかわらず人が溢れており,シャッターが閉まるビル内をただ歩いているだけである.



午前11時開店前にもかかわらず
人・人・人・・・・・・


展望レストラン街へのエレベーターには長蛇の列