銚子漁港・醤油の街[銚子・犬吠埼へ#2]

■銚子漁港■

銚子電鉄に乗って観音駅から歩いて10分程度のところに銚子漁港(第一卸売市場)がある.日本有数の水揚量を誇る港で,2006年は全国1位の約26万トンであった.

「夕陽と銚子漁港」
思わず写真を撮った.夕陽がとてもきれい.

■近くの海鮮店で「大はまぐり」を食べる■

銚子では,はまぐりも多くとれるとのことで,名物となっているが,お店ではまぐりを注文してみると,これがでかい!イメージしていたものとは違っていた.写真で見ると,あまり大きさが実感できないかもしれが,右上のレモンと比較してみても大きいのである.(皿も大きかった)銚子に来たら,是非大はまぐりを.

やっぱり刺身の盛り合わせは外せないでしょう! ネタも新鮮で美味しい.

カレイを揚げたものに,キノコと大根おろしのみぞれをかけた料理.これもうまかった.

机の調味料のところには「醤油」が2種類置かれていた.「ヤマサ醤油」と「ヒゲタ醤油」.銚子は,醤油の街としても有名なのであった.

■醤油の街・銚子(ヒゲタとヤマサ)■

銚子沖は,暖流と寒流がぶつかり合うので,夏涼しく,冬暖かく,湿度が高いという気候となっており,これが,醤油を醸造する際のこうじ菌などの活動には最適とのことで,江戸時代の初期にヒゲタやヤマサといった醤油造りが始められるようになった.さらに利根川の水運を利用して江戸へ運ぶのにもよい場所であった.
銚子駅のベンチにも,ヒゲタしょうゆ,ヤマサしょうゆの記載があるものが多くある.

銚子駅から西に向かって道路を歩き,南側に線路を渡って歩いて15分ほどで「ヒゲタ醤油」となる.1616(元和2)年創業.事前に電話連絡を入れれば(直前でもOK)無料で中を見学することができる.ただし,土日祝日は,映画上映と史料館のみの見学であるため,フレスコ画を見ることはできない.
通常よりもお得な値段で醤油を買うこともできる.「たまごかけご飯にどうぞ」「銚子ヒゲタ刺身醤油」「ヒゲタ醤油」の3本セットを買って帰った.

今度は,銚子駅から東側に歩いて10分ほど(銚子電鉄仲ノ町駅からも近い)で「ヤマサ醤油」となる.1645(正保2)年創業.こちらも事前に電話連絡を入れれば無料で工場見学をすることができるが,工場休業日は映画上映のみとなる.
ちなみに,うすくち醤油とは,塩の量が少ないという意味ではなく,色が薄いという意味で,塩の量はむしろ多いことを初めて知った.

ヤマサ醤油で販売していた「しょうゆソフトクリーム」.見た目,モカソフトクリームのようだが,味は間違いなく醤油味,甘しょっぱい感じで美味しかった.ヤマサの方が,見学者が多かった.

工場見学の最大の楽しみが記念品.醤油工場では,PRビデオ(上映映画)を見終えた見学客に対し,子供も含めて一人ひとつの醤油がプレゼントされた.
ヒゲタとヤマサの2カ所回れば,2本GETすることができる.(写真左がヒゲタの本膳,右がヤマサ醤油の記念品)