■福島県の文化, 会津考察 束松峠ウォーキング大会(会津坂下町)【会津考察#38】 2012-10-04 BANCHAN Tabanematsu Pass walking Festival (Aizubange-Town) 束松峠ウォーキング大会のスタート地点 高寺公民館 束松峠は,福島県会津若松から新潟県新発田に通じる旧越後街道にある峠で,江戸時代における参勤交代路でもあり,また越後から入ってくる塩の道であったことから,当時は大変賑わっていた峠である.旧街道沿いには沢山の史跡が残されており,地元団体である「束松峠を護る会」の活動によって旧街道の保全活動などが行われており,毎年秋には束松峠ウォーキング大会実行委員会(高寺地区公民館)主催によってウォーキング大会が開催されている. 高寺公民館に集合.受付を済ませる. 史跡の紹介写真が掲示されている. 右の写真は,只見川に架けられていた舟橋.高寺(舟渡)と片門を結んでいた. 最初は,アスファルトの道路を歩いていく. 束松事件現場.手書きの案内看板が立てられている. 元越前藩士・久保村文四郎が会津藩士・高津仲三郎らによって殺害された事件とのこと. 県道・別舟渡線を歩く. 天屋・本名の集落を歩く. 近世の越後街道がここを通るようになると,宿(間の宿)として賑わったところ. 旅籠が軒を並べて,中追馬の基地であった. 束松峠に向かって,道路右側が「天屋(てんや)」, 道路左側が「本名(ほんな)」の集落となる. 集落を過ぎると,なだらかな土の道となる. 地元団体の方により,案内板などがつけられている よく見ないと分からないが,歩きやすくするために敷かれた石畳道. 一里塚. 越後街道の会津側に残る唯一のもの.男壇と女壇がある. 洞門の入口 1882(明治15)年,越後街道の道としてこれまでの急峻な束松峠ではなく, 藤峠(現在の国道49号)を経由にすることになった. そこで,高寺地区民は旧越後街道の賑やかさを再び取り戻そうとして, 自力で230m程の洞門を掘った. しかし,鉄道の時代が到来し,夢は叶えられることなく,洞門跡が残ったものである. 夢とロマンのある洞門なのである. 束松峠の頂上.標高460m. その名の通り,かつては峠の茶屋が2軒並んでいて,あんこ餅が有名だったとか. はるか彼方に磐梯山が望める. 峠の茶屋の名物だった「あんこ餅」 三本松で振る舞われる. 松が束ねられているから「束松」 そのひこ(曽孫)にあたる松が生えている.県の天然記念物. ゴールの高寺公民館では,豚汁が振る舞われる. ウォーキング大会で配布されたマップ 【公共交通案内】 ●JR只見線 塔寺駅下車 車で約10分 関連記事: 草64 池袋駅東口⇔浅草寿町[都バスで東京発見] 浅草雷門と仲見世・公園六区【東京考察#26】 新春の浅草公園六区【東京考察#190】 東京国立博物館(上野) 【東京考察#222】 多摩動物公園(日野市)【東京考察#340】 ヨドバシカメラ新宿西口本店【東京考察#341】