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小名浜道路開通記念サイクリングイベント(Onahama Ride)【いわき小名浜見聞録#72】

 小名浜道路とは,いわき市の小名浜港と常磐自動車道を結ぶ自動車専用道路で全長は8.3キロ,2025(令和7)年8月7日に開通し,物流を支える小名浜港や,アクアマリンふくしま・イオンモールいわきなどの港湾エリアとを結び,各方面から大きな期待が寄せられている道路である.通行料は無料となっている.

 その開通の前,2025(令和7)年8月3日に開通を記念した特別イベントが開催され,開通前の高速道路を自転車で走行できるOnahama Ride(サイクリングイベント)が行われた.

 なんといっても,信号も障害物もない高速道路を,何の気兼ねも無く走れる滅多にない機会である.

小名浜道路全線が走れるロングコース(17km)と約半分となるショートコース(6km)があり,それぞれ募集人員は400人と200人.ロングコースの参加費2,000円も安くて良心的.職場のサイクル愛好家の方から申込み募集開始の連絡をいただき,早速,息子とともにロングコースに申し込んだ.

駐車場は出発地点の近くに臨時に開設されたヘレナ国際カントリークラブの駐車場.ここから約3kmほど受付場所となるいわき添野ICまで自走して移動する.

受付で名前を伝えると,ゼッケンの代わりとなる番号シールの貼られたオレンジ色のホイッスル(笛)と記念品のシールが渡された.

サイクリングイベントのほか,いわき添野IC付近では賑やかに各種イベントが開催され,いわきFC大倉代表と内田市長によるトークセッション, 市内学生フラガールによるフラダンスショー(いわき総合高等学校フラダンス部『アロヒ・ミノ・アカ』、磐城第一高等学校『一高プアラニ』、『昌平Uilani hoa hele』),小名浜道路実物大看板との記念撮影
, はたらくくるま(パトカー・白バイ・はしご車・建設車両など)の展示, 美味しいいわきの発信(キッチンカー、特産品のPRなど), いわきのマスコット大集合(フラおじさん、アグリンファイブ), クロネコヤマト環境教室とEVトラック乗車体験,現場見学(添野IC 付近)と盛りだくさんなプレイベントである.

ここからスタート地点まで登っていく.

15時から開会式が行われ,まずはショートコースからスタート,15時30分にロングコースのスタートとなった.

GoProによる動画(映像は佐藤師匠より提供)

記念撮影できるポイント.みんなでパチリ!

ゴール後には,冷たいチューチュアイスが配られた.

楽しいサイクリングイベントでした!
(こちらは息子のロードバイク.私は電動アシスト付きのブリジストンeTB1~年寄りにはこれがいい!)

東京科学大学大岡山キャンパス(旧東工大)【東京考察#369】

東京科学大学は,2024(令和6)年10月に東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して設立された国立大学である.昨今の理工学と医学との融合によるイノベーションの創出を目指して合併されたが,大岡山キャンパスは東京工業大学のメインキャンパスだったところであり,「東工大」と呼ぶ方が馴染みがある.

大岡山キャンパスの学生数は,学部学生が約6千人,大学院学生が約7千人,あわせて約1万3千人となる.夏休み中のキャンパスを歩いてみた.

東急大岡山駅の改札をでると,すぐ左手に東京科学大学がある.

大岡山駅前からはこんな感じに見える.落ち着いた住宅街の中にキャンパスがあって環境はとてもよい.

後ろを振り返ると,大岡山駅の上には東急病院が建つ.ワイヤーが張り巡らされてツタによる緑化が行われている.

東京科学大学大岡山キャンパス正面入口

春になると満開となる桜並木

まっすぐ歩くと本館となる.1934(昭和9)年に完成した重厚な建物で,鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て地下1階塔屋付き,延床面積は24,269m²,大岡山キャンパスの中心となる建物である.

歴史が感じられる本館

大岡山西5号館.階段を上がった2階には食堂「つばめテラス」がある.2023(令和5)年10月にリニューアルされた.

メニュー.東工大パワー丼(660円)を注文してみた.大学名は変わっても食堂のメニューはそのままのようで,東工大という名称に愛着があるのかもしれない.サラダバーやピザの単品もある.

ピザは単品でセレクト.辛みのある焼き肉と半熟卵がご飯の上にのっている東工大パワー丼.

広くて清潔感のある食堂.

広いキャンパス内の道しるべ.

最近の工業系の学内は,どこのキャンパスもきれいになったと感じる.

正門の脇に百周年記念館があり,その1階には生協が運営する購買書籍部がある.

白衣を売っているあたり,理工系の大学だと感じる光景.

さすがは東工大とあって,理数系の数研グッズがずらりと売られている.

郡山総合体育館(宝来屋ボンズアリーナ)で女子バレーSVリーグ「デンソーエアリービーズ」観戦【郡山見聞録#125】

郡山総合体育館は,開成山公園から内環状線を挟んで隣接している施設である.命名権の導入によって2025(令和7)年4月より「宝来屋 ボンズアリーナ」の名称が使用されている.

 1974(昭和49)年に開館しており,WBCフライ級タイトルマッチやふくしま国体における競技会場,郡山市民の体育活動の場として,活用されてきた.
 施設の老朽化やプロスポーツの本拠地とするための基準を満たすことなどにより改修工事が進められていたが,この春に工事が完了し,観客席が5013席(移動式も含む)へとほぼ倍に増設され,壁面4箇所に大型ビジョンの新設,照明のLED化,トイレの増設などが行われ,魅力的で使いやすい施設に生まれ変わった。体育館の2階に個室観覧席(VIP席),1階に移動式の観覧席などが設けられている.
 駐車場のある開成山公園からの移動で内環状線(道路)の横断歩道を渡らなくても済むよう,公園と体育館の間にペデストリアンデッキ(歩道橋)が設置され,2025(令和7)年4月にグランドオープンを迎えた.

 郡山総合体育館(宝来屋ボンズアリーナ)を本拠地とするプロスポーツチームは,プロバスケットボールB2の「福島ファイヤーボンズ」と、バレーボールSVリーグ女子の「デンソーエアリービーズ」の2つである.


 2025(令和7)年4月19日(日)に,SVリーグ女子バレーのチャンピオンシップ・クォーターファイナルの2試合目が行われた.対戦相手は埼玉上尾メディックス.チャンピオンシップは,秋から春までの半年間に開催されたレギュラーシーズンの上位8チームが参加でき,1位と8位,2位と7位,3位と6位,4位と5位が対戦して,トーナメント方式でチャンピオンを決定していく仕組み.
 デンソ-エアリービーズは4位なので,5位の埼玉上尾メディックスと対戦したのが本日なのである.これに勝ち進むと,1位と8位の勝者と対戦して,さらにこれに勝ち進めばファイナル戦がゴールデンウィーク中に東京有明で開催される.
 そして,今日のこの試合が本当に凄く白熱し,素晴らしい大接戦の試合となった👏 5セット目はデュースの末,ホーム地となるデンソーエアリービーズの勝利🏅 大声援の中で手に汗握るものだった.ファンが増えること間違いなし😊😊🏐🏐 スポーツ観戦は,一体感のあるライブが一番である.皆様も是非,郡山総合体育館(宝来屋ボンズアリーナ)で応援をお願いします!白熱ですよ~😊

宝来屋ボンズアリーナ.開成山公園の隣にある.改修工事が行われて座席も増えてプロリーグの基準も満たせるようになった.

駐車場からは,内環状線を越えるペデストリアンデッキ(歩道橋)が新たに設けられた.

デンソーエアリービーズ・ホームゲーム!ゲート

入場ゲートでは,各自スマホのQRコードを表示させて確認を行う.

1階では,いろいろなグッズや飲食物が販売されている.

座席図

これがボンズアリーナ内部.1階には移動式の椅子が設置され,最大収容人数は約5千人.(今回の入場者数は公式発表で2107人)

試合開始は15時05分となっているが,開始前のイベントがあって,入場は1時間前くらいから入っていた方が楽しめる.

まもなく試合開始.

なんか幻想的.こんな演出もできるんだ~.

試合が始まりました!

デンソーエアリービーズがポイントを上げると,「タオルをまわせ!」とビジョンにマスコットガールの「ぶんぶん」が出てきて,みんなで赤いタオルをブンブン回す!
ちなみに,エアリービーズとは「快活なミツバチたち」という意味で,コート上で躍動する選手たちの姿をミツバチにたとえて,蜂のように速く鋭い攻撃で日本バレー界の女王を目指すという思いが込められているとか.

生ビールの売り子もいるんだ.これは公共交通で来ないとだめだね.試合開催日には,郡山駅西口から無料!のシャトルバス(大型の観光バス)が15分おきに準備されています.この心遣いさすがです!

2セット目が修了した後に15分程度の休憩時間がある.グッズ売り場には多くの人だかりが.

やっぱ生ビールでしょ!

とてもいい試合でした.
エアリービーズのファンクラブはこちらから

デンソーエアリービーズは,東北地方のバレーボールの発展と東日本大震災の復興を支援することを目的として,2024(令和6)年にホームタウンを愛知県西尾市から福島県郡山市に移転した,郡山市民にとって大変嬉しいチームです.西尾市とはマザータウンとして,交流は続けていくとのことですので,この縁が広がっていくといいですね.

セイコーミュージアム銀座(銀座4丁目)【東京考察#368】

The SEIKO museum Ginza

セイコーミュージアムは,1981(昭和56)年にSEIKOの創業100周年の記念事業として,「時と時計」に関する資料・標本の収集と保存,研究をする機関として誕生したもので,2020(令和2)年に墨田区から服部時計店を創業した地である銀座へ移転して開館している.

晴海通りから並木通りを入った裏路地にあるため,一見すると見逃してしまいそうだが,ブラブラと銀ブラをしてふらりと入ってみるのも楽しい.

地下1階から6階まで,入場無料,時計に関する興味深い展示を見ることができる.開館時間は10:30~18:00.

入場無料.ぶらりと歩いていて,この博物館の存在を知る方も多い.(自分がそう!)

コインロッカーもあります.

地下1階から6階まで.フロアーの移動はエレベータのみ.

展示フロアー

真ん中のクレドールエントラータは230万円也.

陸上競技などで見る計測時計.

創業者・服部金太郎と渋沢栄一はつながっていた.

銀ブラで.

豊洲市場(江東区豊洲)【東京考察#367】

The Toyosu market

 いや~,すごい人です.

 豊洲市場は,都内に11箇所ある東京都中央卸売市場のひとつで,かつて築地にあった築地市場の代わりに移転して造られたものであり,2018(平成30)年9月に開場した.

 築地市場については,東京考察No.35No.36No.334で掲載しているが,エネルギッシュな活気を直に感じる市場であった.しかし,老朽化や手狭となって危険な市場内などの課題がでて,豊洲へと移転してきたのである.
 開場前の豊洲市場の場所については,東京考察No.151で掲載しているが,使われなくなった建物などがある無機質で草が生える埋め立て地であった.
 今は,小綺麗な真新しいコンクリートの建物の中で,見学者からするとちょっと物足りない感じもするが,中で働く皆さんにとっては,築地に比べると環境が格段に良くなっているのではと思われる.

 インバウンドの外国人観光客も多く来訪しており,飲食店は大行列,近年の物価高や円安も手伝って,非常に高値のランチとなっている.これだけ豊洲に人が来ていると,昔の築地場外は閑散としているのかな,と思ってしまうが,いやいや,豊洲に来る前に都バスの中から築地場外市場を眺めたら,築地もまたすごい人の波であった.
 市場は,観光客を引き寄せる何かがある.

 豊洲市場に行くには,ゆりかもめの市場前駅が一番便利.東京メトロ豊洲駅から乗り換えていく.駅を出たらそのまま豊洲市場の案内の方向へ.ペデストリアンデッキで直行することができる.
 なお,駅を出て左側に行くとセリなどを行う「水産卸売場棟」,右側に行くと物販ができる「水産仲卸場棟」となる.飲食エリアはどちらにもある.

道路を挟んで,右側が仲卸棟,左側が卸売棟.

豊洲場外 江戸前市場.
突然,和風の建物が建ち並ぶ商業エリアが現れる.

豊洲場外と言われるところ.中に飲食店や物販の店がある.

多くの観光客が押し寄せている.

ウニ丼7,000円,皇帝18,000円・・・いつからこんなに高くなったんだろう.

豊洲場外「江戸前市場」から,さらに奥に歩いて行くと,仲卸場棟にたどりつく.

仲卸場棟内にも飲食店街があって,こちらは少しお値段もお得か.(というか,安く感じてしまう)

美味しそ~う!

まぐろ・サーモン・うにのどんぶりをいただきました.

仲卸場棟には,仲卸の店が並んでいるが,朝早くが営業時間でお昼になるとほとんどの店は閉じている.

仲卸場棟

一旦,市場前駅まで戻り,今度は反対側の卸売場棟へ向かう.

巨大なマグロがお出迎え.ぎょぎょっ!

ここが見学ギャラリーで,セリを上から見ることができる.マグロのセリは早朝の5時半~6時半に行われる.

卸売場棟にも飲食エリアがあって,こちらは豊洲場外江戸前市場と比べると若干すいているように感じる.

ヨークパーク(西ノ内)【郡山見聞録#124】

 ヨークパークは,イトーヨーカドー郡山店の閉店後,ヨークベニマル西ノ内店を中心として再オープンしたショッピングセンターである.2025(令和7)年3月14日にグランドオープンした.売場面積は,ヨークパークで15,424 ㎡,駐車場は1,305台を備える.
 なんといっても,イトーヨーカドーのときと比べて,テナントが大きく入れ替わっており,福島県内初出店となるLOFTをはじめ,再び県内への出店となった赤ちゃん本舗やくら寿司,ユニクロ大槻店からの移転による出店など,魅力あるテナントが集まったところに特徴がある.オープン前からマスコミなどでも取り上げられ,話題沸騰のショッピングセンターとなった.

 このヨークパークの良いところは,まず,コンパクトな中でも色々と揃う幅広い種類の店舗が展開されていること.イオンモールなどは巨大な店舗でとても大きく,それはそれで魅力的なのだが,店内を歩いて目的のものを探すまでに時間と労力を要するため,このような適度な大きさで何でも揃うショッピングセンターはとても行きやすい.

 次に,公共交通である路線バスで行くことが容易であること.郡山駅から福島交通の路線バスで約15分,西ノ内経由のバスに乗れば230円(西ノ内病院前下車)でたどり着く.本数も,平日は10分おき,休日は20分おきに走っており,1日に数本しか走っていないローカルバスとは違って時間を気にする必要がない.ユニクロの場合は,これまでバスで行くには不便なところに店舗があって車でしか行くことができなかったので,公共交通でユニクロに行けるのはとても嬉しい限り(基本的に僕は車の運転が嫌い!).

 さらに,市街地の中にショッピングセンターがあること.大きなショッピングセンターは郊外にあることが多く,どうしても車でちょっと遠出するイメージがある.郡山駅前とはいかないまでも,中心市街地からほど近い場所にショッピングセンターがあるのは,とても気軽に行きやすい場所となるのである.

 そんな,オープンして1週間ほどした祝日である3月20日に,ヨークパークに行ってみました.

 郡山駅からは10番のりばのバスに乗ればヨークパークまで行ける.全てのバスが西ノ内経由で乗車可能.(福島交通の時刻表郡山駅)・(太田西ノ内病院前))
 ちなみに,福島交通の路線バスでは,最近,クレジットカードのタッチ決済で乗れるようになった(マスターカードは非対応なので注意).この場合,整理券を取らずに,乗るときと降りるときに機械にタッチするだけで済むのでとても便利.

下車するバス停は「西ノ内病院前」(郡山駅から大人運賃230円).一つ先のバス停「西ノ内二丁目」でもよいが,郡山駅から乗車した場合だとバス運賃が30円アップする.

建物はイトーヨーカドーのまま.外装や内装をリニューアルしている.

1階入口を入ると,イベントなどが開催できるスペースがある.

これが主なテナント一覧.まだ他にもテナントが入っている.詳しくはこちらの公式ホームページで.

ミスド,たこ焼き,焼き鳥,クリームボックス(ロミオ)...イートインできるスペースもある.目の前で焼いているので,食欲がそそられるんですよね~.

そして,1階にはユニクロ.大槻店から移転してきた(大槻店は閉店に).

1階の奥に,福島県内でおなじみのスーパー,ヨークベニマルがある.

2階とえばLOFT.福島県内初出店とあって,多くの人で賑わっている.郡山で文房具といえば,うすい百貨店の丸善か,富久山にあるオフィスエイトであった.

そのほか2階には,ヨークベニマルの衣料品店,ハニーズ,タリーズコーヒーなどがある.

3階はたくさんテナントが入っていて,靴のABCマート,眼鏡のJINS,雑貨のパステル,宝飾のMASHIKO,100円ショップダイソー,買取の大吉~~,などなど幅広く盛りだくさん!

そして4階には,赤ちゃん本舗,体操教室,ラーメン大志軒,牛タン利休,くら寿司など.くら寿司は午前11時には「3時間待ちで~す」と店員さんが案内していた!

エスカレーターの吹き抜け

ロフトでは,地域限定グッズとなる酪王牛乳の赤べこなどを売っていた.


ヨークパークの隣には,平地の駐車場を挟んで西部プラザがあり,タリーズ脇にある2階の連絡通路で行き来することができる.

ちなみに西部プラザには,スポーツ用品・ファッションのゼビオ,家電のケーズデンキ,ゲーセンのナムコ,雑貨のビレッジバンガード,ケンタッキーにサーティーワンアイスが入っている.

相乗効果で,西ノ内に来れば何でも揃うのである.

午前11時で既に満車.左のヨークパーク,右の西部プラザ,どちらにも建物内の立体駐車場も完備されていて,駐車台数は合計で約3,000台とのこと.