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双葉駅から復興祈念公園へ(双葉町シェアサイクル利用)【相双見聞録#01】

東日本大震災の記憶の伝承,復興の歩みの発信などを目的に被災三県に復興祈念公園が整備されているが,ようやく最後まで完成していなかった福島県の復興祈念公園が2026(令和8)年4月に双葉町と浪江町に開園した.

「生命(いのち)をいたみ,事実を伝え,縁(よすが)をつなぎ,息吹よみがえる」とのコンセプトに基づいて,国と県が連携して整備した公園となっている.

広さは約46.4ha,東京ドーム10個分の広さとなっており,うち国営の追悼・祈念施設が約9.4haとなっている.

福島県民からすると,車を利用しなければアクセスが難しいと感じてしまうのであるが,意外とJR常磐線双葉駅からレンタサイクルを利用すれば,気軽に,そして街の雰囲気を肌で感じ取りながら復興祈念公園まで行くことができることがわかった.

JR常磐線双葉駅から,レンタサイクルを使って,福島県復興祈念公園に行ってみた.

常磐線は5両編成.真新しい電車で双葉駅に到着した.常磐線いわき駅から原ノ町駅間では,土休日に限り2026(令和8)年4月4日からサイクルトレインを実施しており,JREMALLチケットから予約すれば自転車を折りたたまずに持ち込むことができる.

跨線橋から双葉駅を望む

改札口には線量計が設置されている.0.078マイクロシーベルト,全くもって問題ない数値.

日中の本数は2時間に1本程度.特急ひたち号は1日3本走っていて,品川や仙台へ直行することができる.

双葉駅前.左側には双葉町のまちづくり会社が運営する「旧駅舎憩いのスペース」がある.レンタサイクルは右側(写真外).

100円を入れて自由に乗れる双葉町シェアサイクル(つまりはレンタサイクル).返却時に100円は戻ってくるので,つまりは無料である.

「旧駅舎憩いのスペース」では,大きな荷物を無料で預かってくれるのも嬉しい.様々な情報が入手できるので,双葉駅に来たら必ず立ち寄ってみたい施設である.

双葉駅前にはコンビニを少し大きくしたサイズのイオンスーパーがある.飲み物や弁当など購入できる.

平坦な道を走って行く.夏場は日差しが強いので日焼け止めを忘れずに.

東日本大震災・原子力災害伝承館と双葉町産業交流センター(F-BICC)の建物が見えてくると,その奥に福島県復興祈念公園が広がる.

ででーん! なお左後ろの建物は最近オープンしたホテル「FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA」.

かなり広大な公園で,一番奥まで往復すると1時間以上見ておいた方がよいらしい.

こちらは公園の管理棟.電動キックボードを借りることができる.

これが電動キックボード

電動キックボードは1時間500円.最大時速6km/h.これをどう感じるかはお楽しみ.

使ってみることにした.

中野地区集落跡地.津波被災のまま残されている家屋.

こちらも当時のまま.

神社は再建されていた.

電動キックボードはゆっくりと時速6km/hで走って行く(が,正直言って遅いので,歩いた方が疲れないと思う).

国が運営する国営追悼・祈念施設に着いた.中に入ると展示が見られる.

1階では献花用の花を販売していた.

扉の先に献花台へのアプローチがある.

伝承館もそうだが,ぐるぐる回るスロープのような施設が多い.

そして上階にあがると,目の前に海が広がる献花台となる.

僕も花を手向け黙祷をささげた.

復興祈念公園はまだ整備途中のものもあり,工事が続けられていた.

広い駐車場

痛んだ舗装道路.被災当時のまま.

両竹地区集落の跡地.水路や道路など当時のまま残されている.

荒涼とした感じで,北海道の原野のよう.

昼食は,隣の双葉町産業交流センターにて.思ったよりもお店が豊富.

あじフライとそばにしました.

お土産も買うことができる.

屋上にいくと,上から復興祈念公園を俯瞰できる.

12時過ぎ,シェアサイクルはすべて貸し出し中であった.

いわき方面の常磐線をホームで待って帰途につきました.

小田急線が地下化した下北沢の街並み【東京考察#377】

小田急線の下北沢駅が地下化されたのは,2013(平成25)年3月である.かつての下北沢駅は擁壁のコンクリートがむき出しの壁があったり,ホームの幅も狭く,井の頭線との乗り換え客でごった返す状況が続いていた.

 地下化から既に10年以上も経過してのであるが,駅前の真新しさは遜色がない.「シモキタ」は,劇場やライブハウスなどが集まるほか,古着店やヴィンテージショップなども多く並んでおり,カレーのお店が多いことでも知られる,サブカルチャーの街である.

 地下化前のシモキタは,駅前に狭い路地が張り巡らされていて,洗練された街というよりは,どちらかというと人間くさい庶民的な雰囲気も漂う街であった.駅前がきれいになったことにより,その雰囲気もなくなってしまったのかと思いきや,路地裏の人間くさい雑然とした街並みは今も健在で,このヒューマンスケールの街並みは,多くの若者らの心をつかんでいる.

 僕がシモキタに足を運んでいたのは,かれこれ約40年も前,中学・高校の通学に小田急線を利用していて,水曜日や土曜日は半日で授業が終わるため,下北沢駅で途中下車して,友達と昼食を食べて遊んで帰る,そんな思い出の街なのでありました.

 新しくなった駅前と,当時と変わらぬ街並みをお送りします.

小田急線下北沢駅.京王井の頭線は昔から高架であったので,地下化したのは平面を走っていた小田急線のほう.かつての雑然とした駅前の雰囲気はなくなっていた.

へぇ~,これがシモキタ? というような駅前の真新しさ.

これこれ,この雰囲気が昔からのシモキタなんですよ.細い路地裏にびっしりとショップが並ぶこの街並み,駅前を離れるとまだまだ健在でした.

これが毎週のように通っていた「餃子の王将」.駅からここまでぶらぶら歩いて,昼飯を食って帰っていた懐かしの思い出の店.いまだに健在しているのが嬉しい!

若い頃は気づかなかったが,庚申堂という御堂があった.

路地裏のドンキ,なんか不思議な感じ.

ファーストキッチンも健在! 当時,ちょうど発売されたベーコンエッグバーガーを食べましたよ.

本多劇場.シモキタでは有名ですね.

いろいろと小劇場がある.

ここもシモキタを象徴する施設,ザ・スズナリ.小劇場の原点とも言われている劇場.昭和を彷彿させる.

本多劇場の脇には居酒屋街が.夜にやると賑やかになるでしょう.

下北沢駅まで戻り,こちらは「ミカン下北」.渋谷まで結ぶ京王井の頭線の高架下を利用して2022(令和4)年3月にオープンした商業施設.「常に未完」という意味も含まれているとか.こちらは真新しい,洗練された空間である.

これまでの雑多なシモキタの雰囲気とはがらりと変わり,小田急線が地下化されて生み出された地上部分の線路跡地・全長1.7kmに「下北線路街」が生み出され,その施設のひとつが「reload」と呼ばれる個店街.写真はそのマップ.

不思議な導線をもつ建物.1階から2階へ,歩いて巡ると面白い.

電動キックボードLUUP.レンタルできる.

SIDEWALK COFFE ショップ.ここは日本なんです.

歩いて行くと,東北沢駅まで回遊できる.

ヨドバシカメラ・マルチメディア池袋(池袋駅東口)【東京考察#376】

正式名称は「ヨドバシカメラ マルチメディア池袋」,もともと建物すべてが西武百貨店であったが,西武池袋本店の一部不動産を約3000億円で取得し,2026年6月30日に池袋駅東口に直結する形でオープンしたヨドバシである.売場面積は約33,000㎡で地下1階から地上6階まで,関東で最大級の店舗となっている.

ついにヨドバシが池袋上陸したのである.池袋と言えばビックカメラの本拠地.個人的には,昔からヨドバシ一択(ポイントカードが創設されたときから会員!)なので,池袋に出店するニュースを聞いたときには大喜びした.

オープン当初は,まだ完全に改装が終了しておらず,地下の入り口がわかりづらかった.

黒い部分がヨドバシカメラ.半分は西武百貨店が残っている.

店内は他のヨドバシと同じ雰囲気.品揃えが豊富である.

やや空間が広々としている感じもするが,元々デパートなので横に長~いフロアとなっている.

西武百貨店とヨドバシカメラとをつなぐ通路.雰囲気ががらりと変わる.

このように完全に自動ドアで区切られている.庶民派VS高級感といった感じ.

4階のインフォメーション.

ガチャガチャジャングル.とてもなく広いガチャ空間がある.こんなに台数が置いてある店舗は見たことがない.

奥の奥までガチャガチャ!

池袋駅の地下コンコースに直結している.

新大久保のコリアタウン【東京考察#375】

 休日になると,すごい人・人・人で溢れかえる新大久保駅界隈.1950年代にロッテの新宿工場が近くにあり,在日韓国人が労働者として集まるようになってコミュニティーが形成されていったのが始まりと言われており,その後,1980年代になると歌舞伎町で働く韓国人の居住地としてタウンが育ち,2000年代になると日韓ワールドカップや韓流ブームにより,今では韓国文化を体感できる街として変わっていったところである.

 K-POPや韓国コスメなどの若者の情報発信の場としても多くの観光客で賑わっている.歩道は,車道にはみ出してしまいそうなほどの溢れる人で埋め尽くされ,韓国好きにはたまらない,またアジアのエキゾチックな空間を味わえる楽しい街となっている.

 JR山手線新大久保駅から東西に走る大久保通りを中心に,街は形成されている.

韓国の食材などを扱うコンビニ.

東西に走る大久保通りを中心に街が広がっている

まるで韓国を旅行しているような感じ

韓国のK-POPミュージックを扱うお店

この人混みはすごい! こんなに韓国ファンが多いことに驚く。

黄色いカップをもって何か食べているんだよね~.なんだろう?

昼食は「民族村」という韓国料理店へ.

普段の焼肉屋では食べることのできなメニューが沢山あって,現地の味になっているのだと思う.

路地裏もすごい人.皆さん,何かしら食べてます.

キッチンカーもあります.後ろは新宿方面.

自動販売機が,なんとも多国籍向け.

石鍋商店のくず餅[ぶらっと!王子1丁目#8]

 僕,くず餅が大好物なんです!

 くず餅は,関西と関東では全く違うもので,関東のくず餅は小麦粉からグルテンを分離させた後の浮き粉を発酵させたもので,葛粉を使用する関西のものとは,原料も製法も全く異なる.関東のくず餅は漢字で「久寿餅」と書く.

 家族からは美味しいという言葉があまり発せられない(残念!)のであるが,あの独特の酸味と,きな粉と黒蜜をかけて弾力のあるくず餅を食べると,僕は,絶頂の幸福感が味わえるのである.

 江戸時代後期から,葛飾郡(現在の東京都区部東部を含む地域)の「葛」に由来して,関西のものと区別するために「久寿」と当て字をしたと言われており,かつて葛飾郡だった江東区の亀戸天神社のほか,池上本門寺(大田区),川崎大師(川崎市)の門前町,王子近くでは西新井大師(足立区)の参道のお店でも食べることができる.

 そして,王子稲荷神社に向かう途中にも,久寿餅で有名な「石鍋商店」がある.

久寿餅と書かれたのぼり旗もあって,中に入るとショーケースと狭いながらイートインスペースもあって店で食べることもできる.

何か歴史や言われが書かれているようだが・・・.

王子には大晦日に各地から集まった狐が,大きな木の下で装束を整えて王子稲荷神社に詣でたという伝承があり,毎年,大晦日から元旦にかけて,狐の行列が行われている.今は外国人にとても人気のあるイベントとなっているようで,こういったローカルな催しが外国人には大変受け入れられているという.

これが久寿餅の外観.
消費期限が翌日まで(製造日から2日以内)なので,長持ちしない.つまりお土産としてもレアな商品なのである.ちなみに船橋屋のくず餅はあさって(製造日より3日)まで持つとなっているので,ここ石鍋商店のくず餅はさらにレアなのである.

ふたを開けると,くず餅の上に,別包装できな粉と黒蜜が入っている.

説明書.
「久寿餅は発酵食品の為,酸味やにおいがありますが,これは品質の劣化ではなく,発酵食品独特の風味ですので安心してお召し上がりください」うちの家族に受け入れられないのは,この部分なんですよね.でも,これがくず餅の大きな特徴なのである!

別に包装されている.

くず餅1枚.
「切れているものをください」と言うと,写真のように食べやすく三角形に切られた商品が渡される.
通常は切れていない1枚のくず餅を食べやすい大きさに切って食べる.

どばっ!と黒蜜ときな粉をかける!

僕はこうやって,フォークでザクザク刺して食べています!う~ん・美味しい!幸せ!

風情がある店先.

ちなみに,石鍋商店は王子1丁目ではなく,線路を挟んだ岸町にあります.

郡山・新越谷線(あだたら号)高速バスの魅力[現:郡山・埼玉線]【郡山見聞録#129】

上河内SAにて休憩中のあただら号

福島交通 郡山-新越谷 ホームページ(外部リンク)
https://www.fukushima-koutu.co.jp/express/line/10.html
運行経路(外部リンク)
https://busget.fukushima-koutu.co.jp/map/highway/line/856/0/

新越谷行き? 東京駅や新宿駅など東京都内,または埼玉県屈指の大都市・大宮駅行きならわかるが,なぜ郡山から新越谷行きの高速バスなのか.でも,使い方によっては,とっても便利な高速バスである.

JR郡山駅と東武鉄道スカイツリーライン新越谷駅とを結ぶ高速バスは,2006(平成18)年から運行が開始され,当初は1日6往復走っていた.東武バスセントラルとの共同運行便となっている.(東武バスなので東武線の駅前が終点となっているということか)

佐野プレミアムアウトレット経由とするなど乗客増加策を行っていたが少しずつ減便され,今では土日祝日の1日2往復の運行が基本となっている.お盆や年末年始などは東武バス便のみ増便され,1日3往復の日もある.時刻表上は1日4往復の表示がされているが,実際に運行しているいのは2往復のみで,運休扱いとなっているので,乗車の際には別に表示されている運行日を確認したほうがよい.

あただら号(現:郡山・埼玉線)の魅力は以下のとおり.

  • 料金が安いこと.郡山から新越谷駅まで,大人片道3,600円で,往復でも7,200円となる.(あぶくま号のバスタ新宿までは,大人片道4,750円(再繁忙期))
  • 地下鉄に乗り換えれば都心へのアクセスも良好.東京メトロ浦和美園駅で乗降が可能なので,南北線にのれば王子,駒込,四ッ谷,麻布十番,六本木,目黒,東急目黒線に直通しているので,新横浜や横浜中華街など横浜方面にもいける.
  • 東武線新越谷駅は,JR武蔵野線南越谷駅と隣接しており,浦和や大宮をはじめ,西船橋や舞浜(東京ディズニーランド)にもアクセスが容易である.
  • あまり知られていないからなのか空いている.東京方面へ向かう土日の午前便は混んでいるのであるが,郡山駅からバスタ新宿までのあぶくま号は満席でも,あだたら号は大抵空いており,しかも2席を1人で利用できる.
  • ネット(スマホ)でのチケット購入が出発直前まででき,座席指定も可能.バスタ新宿行きのあぶくま号は出発の2時間前で発売が締め切られるが,ギリギリまで選択が可能なのはとてもありがたい.
  • 浦和インターチェンジで降りてすぐ浦和美園駅に到着するので,首都高速の渋滞を回避できる.

是非,お試しに,地下鉄南北線浦和美園駅・東武スカイツリーライン新越谷駅・JR武蔵野線南越谷駅のあだたら号を利用してみてください!

2026(令和8年)年10月より,路線名称が変更され,「郡山・埼玉線」となった.ダイヤなどは変更なし.