木11折返 東陽町駅⇔若洲キャンプ場[都バスで東京発見]

東京23区内唯一のゴルフ場もある若洲海浜公園までを結ぶ路線

木11折返 東陽町駅⇔若洲キャンプ場(経由)新木場駅 深川営業所

路線keyword:若洲海浜公園,若洲キャンプ場,若洲ゴルフリンクス,新木場


新木場のさらに南に位置する若洲海浜公園までを結ぶ路線であり、若洲の物流・倉庫関係会社へ通う通勤客と若洲海浜公園等へ向かうレジャー客を輸送している。
東陽町駅から東京ヘリポートまでは木11甲系統と同じルートを走る。
東京ヘリポートを過ぎると、砂町南運河を若洲橋で渡って若洲へと入る。若洲橋の上からは釣り糸を垂れる人々が数多くいるが、近くには釣り禁止と書かれた看板が立てられている。若洲は、夢の島同様、東京都内から出る生ゴミを埋め立てて造成された、物流業者の倉庫と公園等のレジャー施設が存在する人工島である。
若洲橋を渡り終わると、東京23区内唯一のゴルフ場である東京都若洲ゴルフリンクスのクラブハウス前(左手)となる。このゴルフ場は、18ホール、約6800ヤード、岡本綾子が監修した本格的なゴルフコースであり、都営であることから料金も格安なものとなっている。また、全国でも珍しく禁煙のゴルフ場となっているが、これは埋立地の地盤から出る可燃性ガスを放出するためのガス抜き管が、あちこちに設置されているためである。ちなみに、爆発の危険性はもうなくなっているのでご安心を。
バスは右折して、物流業者の事務所に立ち寄る迂回するルートをとる。休日になると、バスは右折せず、若洲海浜公園まで直進してしまう。若洲の埋立地は、忽然と建っている大倉庫と雑草の茂る大空地のみであり、大きな空き地に雑草が茂る風景は、まるで北海道の湿原のようである。ここは、発展途上の埋立地である。ちょっとむかしまでは、お台場(13号埋立地)もこうであった。
江東倉庫会館を出るとバスは右折し、若洲海浜公園へ向けて直進する。道路にはあちこちにゲートが取り付けられており、「関係者以外立入禁止-東京都港湾局」と書かれた看板が取り付けられているが、昼間は開いており、バスはそのゲートを通過していく。夜間における「走り屋」を閉め出すためのゲートなのだろう。ドライバーテクニックを試すには絶好の場所である。
左手にはゴルフ場が広がり、右手には若洲海浜公園が現れた。そして、突き当たりをUターンすると、終点若洲キャンプ場(若洲海浜公園)に到着する。
若洲海浜公園は、キャンプ場、多目的広場、サイクリングロード、遊歩道、サイクル広場、海釣り施設、人工磯、ゴルフ場、ヨット訓練所が存在する野外レクリエーション公園である。