三宅坂界隈【東京考察#149】

The Miyakezaka neighborhood


三宅坂交差点
左手には最高裁判所,国立劇場がある.
背後には「TOKYO FM」がある


 「三宅坂」という地名はよく耳にする.特にラジオを付けて車を運転している人にとっては馴染みのある交差店名である.交通情報で「首都高速都心環状線は三宅坂を頭に○○km渋滞しています」といった感じに.三宅坂は,皇居に面した内堀通りと赤坂方面へ向かう青山通りとの分岐にある交差点で,周辺には最高裁判所や国立劇場,ちょっと歩けば永田町となって国会議事堂や憲政記念館などが存在するエリアである.日曜日になると人は閑散としており,皇居の青々と茂った緑を眺めながら開放的な都心空間を散策するのも悪くはない.
かつての三宅坂は,陸軍省の諸施設が並んでおり,「三宅坂」と言うと「参謀本部」を意味する言葉でもあった.昭和41年に国立劇場,昭和47年に最高裁判所が設けられて,現在のような姿になっている.江戸時代には大名屋敷が並んでいたところであった.


最高裁判所 昭和47年完成


国立劇場 昭和41年完成
歌舞伎などが公演されている


ブロンズの少女群像(平和の記念像)
三宅坂交差点前の三宅坂小公園に建つ


三宅坂交差点からは,警視庁公舎及び霞ヶ関官庁街が見える


皇居桜田濠から眺める官庁街
開放的な都市空間が広がる
ここは個人的に好きな空間のひとつである.


皇居周辺では,ジョギングやサイクリングをやっている人が多い


桜田門