東京国際フォーラム【東京考察#172】

Tokyo International Forum


ガラス棟・会議室


 東京国際フォーラムは,現在は西新宿に移転した都庁の跡地に建てられた国際的なコンベンションセンターであり,大小7つのホールと33の会議室があるガラス棟,展示ホール,ギャラリーなどを備えている.1997年1月にオープンした.設計は,日本初の国際設計コンペによって行われ,50カ国395点の作品の中からアメリカ人建築家ラファエル・ヴィニオリ氏の設計が選ばれた.3600枚のガラスを用いたガラス棟が大きな特徴で,全長210m,地下1階から地上7階まで吹き抜けになったガラス空間は圧巻させられるものがある.また,ガラス棟の中空にはスロープ・ブリッジが設けられていて,ちょっとした空間歩行を味わうことができる.が,一歩足を踏み出すと足がすくわれる感じがして,高所恐怖症の人にはちょっと歩けない散歩ルートであろう.
レストランや相田みつを美術館などもあるので,銀座や有楽町に来たついでに,ブラッと立ち寄ってみるのも面白い.
ちなみに,会議室約50m2の午後1~5時までの4時間利用で約25,000円である.あの立地条件の良さを考えれば,ホテルなどに比べるとリーズナブルな値段である.施設の運営管理は,東京都が51%株主として出資している(株)東京国際フォーラムが行っている.利用料金・施設仕様は全てホームページにて公開されている.

1階の地上広場

これがガラス棟.3600枚のガラスが用いられている.
会議室は右手側の建物の4~6階に33室そろっている.
 
空中スロープ・ブリッジ
散歩コースとなっているが,歩くと足がすくむ.

会議室が並ぶ

会議室・ホール使用予定を知らせる電光掲示板がある
まるで空港のチェックインカウンターのよう

展示ホールBの入口

一般公開されていない展示使用の場合は,
ここから先へは入れない.

使用されていないときはこんな感じ.

ヘミスフィア・サークル
イギリスの芸術家リチャード・ロングの作品

地下2階にある展示ホールは
シースルーで内部を外から見下ろすことができる.

相田みつを美術館