ホテルニューオータニの日本庭園(紀尾井町)【東京考察#268】

The Japanese garden in Hotel New Otani ( Kioi-cho )


ニューオータニの日本庭園


 ホテルニューオータニは,紀尾井町にあるホテルで,「御三家」と呼ばれる高級ホテルである.1964(昭和39)年に東京オリンピックにおける外国人受け入れを目的として現在の本館がオープンした.その後,1974(昭和49)年に別館のタワー棟(ガーデンタワー)も建設されている.江戸時代には,近江彦根藩の井伊家屋敷があったところで,さらにその昔は,加藤清正公の江戸屋敷であった.昭和に入り,伏見宮邸であった日本庭園を戦後外国人の手に渡ろうとしていたところ,ホテルニューオータニの創業者大谷米太郎氏が惜しみ,政府の要請もあって1946(昭和21)年に譲り受けて 改修した庭園が現在のホテルニューオータニの日本庭園となっている.
広さは約40,000m2で,本館とタワー棟に接している日本庭園は,両館を結ぶ通路2階にあるガーデンラウンジからも窓越しにダイナミックに眺めることができ,ホテルニューオータニ東京の名所として,外国人観光客にも喜ばれている.春夏秋冬,日本の四季も味わえる日本庭園である.ちなみに住所の「紀尾井町」とは,紀伊徳川家,尾張徳川家,そして井伊家の頭文字をとって,明治5年に付けられた町名である.

まずは,ホテルニューオータニ本館

こちらが,ガーデンタワーと呼ばれるタワー館

日本庭園のマップ
  
Japanese Garden

日本庭園内に離れのレストランがあって,庭を眺めながら食事をすることができる.
(ただし,ちょいとお高めであるが・・・)

滝も流れている(写真の方はシンガポールからこられたとのこと)

滝の上はこうなっている

ビオトープも創出されていた

2階のガーデンラウンジ
窓越しに庭園がみられる(珈琲1杯1200円也)

創業者大谷米太郎氏の銅像
ひっそりとしたところに設置してある