東京科学大学大岡山キャンパス(旧東工大)【東京考察#369】

東京科学大学は,2024(令和6)年10月に東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して設立された国立大学である.昨今の理工学と医学との融合によるイノベーションの創出を目指して合併されたが,大岡山キャンパスは東京工業大学のメインキャンパスだったところであり,「東工大」と呼ぶ方が馴染みがある.

大岡山キャンパスの学生数は,学部学生が約6千人,大学院学生が約7千人,あわせて約1万3千人となる.夏休み中のキャンパスを歩いてみた.

東急大岡山駅の改札をでると,すぐ左手に東京科学大学がある.

大岡山駅前からはこんな感じに見える.落ち着いた住宅街の中にキャンパスがあって環境はとてもよい.

後ろを振り返ると,大岡山駅の上には東急病院が建つ.ワイヤーが張り巡らされてツタによる緑化が行われている.

東京科学大学大岡山キャンパス正面入口

春になると満開となる桜並木

まっすぐ歩くと本館となる.1934(昭和9)年に完成した重厚な建物で,鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て地下1階塔屋付き,延床面積は24,269m²,大岡山キャンパスの中心となる建物である.

歴史が感じられる本館

大岡山西5号館.階段を上がった2階には食堂「つばめテラス」がある.2023(令和5)年10月にリニューアルされた.

メニュー.東工大パワー丼(660円)を注文してみた.大学名は変わっても食堂のメニューはそのままのようで,東工大という名称に愛着があるのかもしれない.サラダバーやピザの単品もある.

ピザは単品でセレクト.辛みのある焼き肉と半熟卵がご飯の上にのっている東工大パワー丼.

広くて清潔感のある食堂.

広いキャンパス内の道しるべ.

最近の工業系の学内は,どこのキャンパスもきれいになったと感じる.

正門の脇に百周年記念館があり,その1階には生協が運営する購買書籍部がある.

白衣を売っているあたり,理工系の大学だと感じる光景.

さすがは東工大とあって,理数系の数研グッズがずらりと売られている.