統一展望台・臨津江(イムジン川)駅[ 福島空港から行く韓国・ソウルへPart2-#2]

今度は非武装地帯の「板門店」に行こうと思い,オプショナルツアーに申し込んでいたのだが,申し込んだときにはすでに満席でキャンセル待ちとのこと.何しろ,板門店ツアーは政府から許可の受けた2社しか催行することができず,1日の入場者数に限りがあるので,非常に参加が難しいとのこと.さらに,よく中止になるので,本当にラッキーなときにしか参加できないようである.キャンセル待ちもかなわず板門店へは行くことができなかった.一般人が普通に立ち入って北朝鮮を眺めることが出来るオドゥサン統一展望台と軍事境界線を流れる臨津江(イムジン川),自由の橋などを見てきた.ドイツも統一し,世界の秩序が変わろうとしている現在,東西の分断が行われているのは,唯一ここの朝鮮半島だとのことで,世界各国から旅行者が訪れているという.

<統一展望台と京義線>

ところが,今朝の冷え込みが厳しく,気温差が大きかったからか,臨津江(イムジン川)には霧が立ちこめており,北朝鮮側の山がうっすらと見える程度の視界しかなかった.統一展望台からは,望遠鏡の中に北朝鮮の住宅などを見ることができるというが,肉眼では確認することができなかった.展望台の中には日本語の案内ビデオが流れているので,ビデオで鑑賞することとなった.

北朝鮮との境は「国境」とは呼ばす,「軍事境界線」と呼んでいる.つまり,第2次世界大戦後の国境は北緯38度線であるが,朝鮮戦争によって南に行ったり北に行ったりした挙げ句,現在の境界線で一時戦争を休止しようと宣言して現在に至っているので,そう呼ばれるのである.つまり,今でも戦争は終わっておらず,あくまでも「休止」なのである.

その軍事境界線はイムジン川に設けられている部分もあり,北朝鮮側からのスパイや脱走者を防止するために,川と道路の間には鉄条網や監視小屋が物々しく設置されており,特に夜間における監視が強化されているという.監視しているのは徴兵制によって兵役を行っている韓国軍の若者である.

道路より見える北朝鮮の山(うっすらと確認できるのだが・・・)

統一展望台

イムジン川と道路の間にある鉄条網

同じく鉄条網がものものしく続く

京義線の連結計画図(現在は分断されているが,つながったときの計画図)

左側が現在の新しい京義線の鉄橋(この先は都羅山(ドラサン)駅)右側の橋脚跡は北に爆破されて,そのままになっている橋脚
このイムジン川から向こうは非武装地帯(DMZ)なので,一般には立ち入ることができない.(この場所の向こう側は北朝鮮ではない)

イムジン川のほとりにある臨津江(イムジン川)駅.線路はもう一つ先の非武装地帯・ドラサン駅まで続く.今現在,韓国で訪れることのできる京義線の最北端.

ソウルと平壌を結ぶ鉄道で京義線という線がある.しかし,今は軍事境界線で分断されており,韓国側は非武装地帯の中にある都羅山(ドラサン)駅までが建設されている.イムジン川駅からドラサン駅までが開通したのが2002年であり,その時にはアメリカ大統領との会談が行われて一般人に公開されていたが,現在はイムジン川駅-ドラサン駅間の列車の運行は休止されており,ソウルからイムジン川駅の間での運行となっている.ガイドさんから,「ドラサンまで1日3往復運転されているので,往復乗ってみますか.パスポートがあれば誰でも乗れますよ!」と言われていたので,楽しみにしていたが,駅員の人から「今はここまでしか運転しておらず,ドラサン駅までは運休中で,もう3ヶ月以上も運転していない.」と言われてしまい,京義線の韓国側の最北端であるイムジン川駅で写真を撮ってきた.

自由の橋の上で

北朝鮮の教室や部屋には必ず金日成と金正日の肖像画が飾られている.韓国では「北朝鮮」のことを,「北韓」と呼ぶ.「北朝鮮」とは言わない.

右に見える白い門が非武装地帯に入るときの検問所.板門店などにいくDMZツアーはここで軍人によるチェックを受け,イムジン川を渡って非武装地帯に入っていく.

<クリスマスイルミネーション>

ソウル市内に戻ると,一転,クリスマスイルミネーションの飾られた賑やかできらびやかなソウル市街があった.このギャップは何なのかと思ってしまうが,日本も韓国もクリスマスの盛り上がりは同じようである.写真はロッテデパートのイルミネーションであるが,街中いたるところにイルミネーションが輝いていた.ちなみに韓国ではクリスマスの25日は祝日となる.

やっぱり明洞(ミョンドン)は活気がある

<おまけコーナー>

ソウルのドライバーは非常に運転があらい.隙間という隙間には入り込んでくるし,横入りは強引で事故が起こらないのが不思議である.これもキムチパワーの成せる技か!?