新幹線が開業した品川駅【東京考察#130】

Shinagawa station which the Superexpress practiced


吹き抜けの品川駅コンコース


 2003年11月,東海道新幹線に品川駅が開業した.東海道新幹線は大井に新幹線の車庫がある関係で,大井の車庫から東京駅間はその車庫からの回送電車が走るため,すでに本数が増やせず飽和状態となっていた.そこで,将来の大阪方面への需要増を見込んで,車庫までの回送電車の影響が及ばない品川に新たに駅を設けて対応することとしたのである.しかし,現時点で品川駅始発の新幹線は存在していない.渋谷・新宿方面から大阪に向かう人のために,少しでも時間が短縮されるよう,飛行機との競争も視野に入れた開業となっている.
その開業にあわせて,品川駅が大改装された.特に東京湾側の港南口(東口)の変貌はめざましく,昔は薄暗い通路を長々と歩いて改札口に行かなければならない港南口であったが,駅前の再開発にあわせて「ドピカーーン」とした明るいコンコース(東西が自由に行き来できるようになった)と駅前広場ができて,様変わりした.


広々とした中央改札口


清潔感のある切符売り場


コンコースの中に店ができた


新幹線改札前にあるカフェ


新幹線改札口


港南口へ向かうコンコース


港南口


京急線のりかえ口
近年,羽田空港への直通列車が多く走るようになり,
乗り換えも楽なことから,京急で羽田に向かう人が増えている.