鏡石町の「田んぼアート」【郡山見聞録#90】

岩瀬牧場からの帰り道,道路脇に「田んぼアート」と書かれた道案内の看板が立てられていたので,気になって矢印の案内に導かれていった.その先は,JR鏡石駅の裏(東側)にある鏡石町図書館であった.靴を脱いで図書館に入り,図書館カウンター受付で簡単なアンケートに答え,エレベーターに乗って4階へ.展望台から田んぼを眺めると,田んぼの中に浮かび上がる絵を眺めることができる.コンセプトは「窓から眺める絵本~もう一つの図書館~」.この取り組みは2012(平成24)年から行われており,今年で4回目となる.今年の絵のテーマは「浦島太郎」.亀にのる浦島太郎と,町の公式キャラクター「牧場のあーさー(牛)」が描かれており,4階から見下ろしたところの田んぼ1面にアートが広がっている.色合いは本物の稲で表現されており,緑は「天のつぶ(うるち)」,紫(黒)は「紫大黒(古代米)」,黄色は「黄大黒(古代米)」,白は「ゆきあそび(観賞用)」,赤は「べにあそび(観賞用)」,橙は「あかねあそび(観賞用)」という稲が用いられているという(公式HPより).昨年は,約1万7千人が訪れたといい,岩瀬牧場の帰り足に寄ってみるのも面白い.見頃は夏,稲刈りが終わると当然ながら見られなくなる.閲覧時間は9:00~18:30,月曜日は休館日(祝日の場合翌日)となる.(2015,09)