井98 大井町駅東口-大井水産物埠頭[都バスで東京発見]

大井町駅からコンテナ埠頭を通って水産物埠頭までを結ぶ通勤路線

井98 大井町駅東口⇔大井水産物埠頭(経由)青物横丁・5号バース 品川営業所

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大井町駅から大井埠頭までの通勤アクセス路線である。大井埠頭までの路線はこの他に品98(甲)系統が存在しているが、本系統は大井埠頭を直通で結ぶという目的から、品98(甲)系統とは違う運行経路を走っている。大井埠頭へ向かうバス路線の運行形態はかなり複雑である。
「直通 大井ふ頭」と書かれた行先方向幕を掲げ、バスは品川区総合区民会館きゅりあん・丸井前のロータリーから発車した。朝は大井埠頭方面が混雑し、夕方は駅方向の便が混雑する。逆方向の便は誰も乗車しておらず、空気を運んでいる状態になる。
仙台坂を下って第一京浜を横切り、青物横丁を過ぎる。海岸通りと交差すると、中央車線に入って陸橋を上り京浜運河を大井北ふ頭橋で渡る。左手に天王洲アイルのビル群、右手には八潮パークタウンの団地群を眺めることができる。ここから大井埠頭である。
左手前方に大井火力発電所の煙突を見て、周囲の視界が開けているカーブを右に曲がりながら陸橋を下りる。そして、2号バースとなり、以後3号バース、4号バース……と、コンテナ船からコンテナを積み下ろす基地のオンパレードとなる。夜になると、バース内にはオレンジ色の照明が照らされ、一種独特の風景を見ることができる。
6号バースを出ると、左手に日本郵船を見ながら右折し、東京税関大井出張所前に立ち寄るルートを走る。再び同じ道路に戻って8号バースとなる。
植物防疫所大井出張所を出ると左折し、大井水産物埠頭入口停留所となる。ここで品川区八潮から大田区東海に地名が変わる。と同時に、埠頭の役割もコンテナ埠頭から水産物埠頭に変わる。ここから先の路線は、午前便と午後便とでルートが変更する。午前便は右折して、ニチレイ、大井埠頭シャーシープールを経由して大井水産物埠頭となり、午後便は直進して大井水産物埠頭にて一旦終点となり、大井町駅行となって大井埠頭シャーシープール、ニチレイを経由して大井町駅に向かうルートとなる。