品98丙 品川駅東口⇔大田市場(急行)[都バスで東京発見]

品川駅と大田市場をノンストップで結ぶ路線

品98丙 品川駅東口⇔大田市場(急行) 品川営業所

路線keyword:大田市場(東京都中央卸売市場),急行バス


朝早い市場へのアクセスの為に設けられた路線であり、5時32分の始発より6本のみがノンストップの急行バスとなる(現在は日中も走っている)。大田市場までは約20分で到着する。品98(乙)系統の大田市場行とは走行するルートが異なる。
品川駅東口(港南口)を出発すると、新港南橋交差点にて右折し、旧海岸通りを南下する。天王洲橋で運河を渡ると、左手に天王洲アイル(→p.)の再開発ビル群が現れて、バスは左折し新東海橋で高浜運河を渡る。今度は京浜運河を品川埠頭橋で渡って右折する。運河の多さは湾岸の埋立地であることを実感する。
左手に火力発電所の赤白に塗られた煙突を見ながら、バスは柳の街路樹の植わる道路を南に進む。左手に大井清掃工場を見て大きく左にカーブすると、首都高速湾岸線を渡って右折する。左には東海道新幹線の広大な車両基地が広がり、のぞみ号やひかり号が出番を待っている。右には八潮パークタウンの高層住宅群が建ち並んでいる。バスは中央に首都高速湾岸線を挟んだ国道357号線をひたすら快走する。
環七大井埠頭交差点で環七通りに左折し、すぐに左の側道に入って右に曲がり、大田市場北門をくぐり抜ける。市場内に入ると、段ボール箱・青果物・ターレット車・トラックなどが目に飛び込んでくる。場内は広々として整然としており、スケールが大きい。
大田市場は、秋葉原に存在していた神田市場が平成 年に移転してきたものであり、築地市場とは違ってござっぱりとしている。敷地面積約39万㎡、青果、水産、花などを扱っている。場内には見学者用の徒歩コースも設けられており(無料・いつでも見学可)、建物内の上部からセリ(5時30分~8時30分頃)などを見学することができるようになっている。
市場内のバスはループ運行となり、市場の建物を右手に見ながら大田市場北門→水産棟と右回りに走って、正門・事務棟のある大田市場に到着して終点となる。