東17 潮見駅⇔東京駅八重洲口[都バスで東京発見]

東京駅・湊三丁目間が急行バスになる東京駅と潮見駅を結ぶ路線

東17 潮見駅⇔東京駅八重洲口(経由)豊洲駅・月島駅 深川営業所

路線keyword:住友ツインビル,佃大橋,佃・月島,湾岸埋立地,急行バス


東京駅・湊三丁目間は、住友ツインビル(潮見駅行は新川二丁目)のみの停車となる急行バスであるが、本数は少なく、もっぱら朝夕の通勤輸送に従事している路線である。各停留所に停車するバスは東15系統となる。
東京駅八重洲口を発車すると、大丸デパートを背にしながら、八重洲通りをひたすら湾岸目指して走っていく。首都高速宝町ランプを通り、八丁堀を通り、前方に住友ツインビルが現れるとバスは右折し新川二丁目となる。潮見行のバスは住友ツインビルの前には寄らないルートを走る。
右左折を繰り返し、湊界隈となって湊三丁目となる。湊界隈は、かつて佃島までの渡し船が発着していたところであり、古くからの街並みが残る地域である。
ここからバスは各停留所に停まっていく。地下鉄新富町駅のある入船橋交差点を左折し、佃大橋で隅田川を渡って佃に入る。左手には、江戸時代より佃煮の特産品をもつ佃島の古い街並み(佃一丁目)が広がり、その背後に大川端リバーシティーの再開発ビル群がそびえ立っている。佃大橋は昭和39(1964)年に架設された橋であり、それによって江戸時代より続いていた湊・佃間を結ぶ佃島渡船は廃止された。近くには記念碑が建っている。
地下鉄月島駅前となり、バスは左折する。バスは、何度も運河を渡って右左折を繰り返しながら潮見駅を目指す。左手に大川端リバーシティーの高層住宅を眺めながら、相生橋で運河を渡って越中島へ入る。かつては越中島練兵場だった東京商船大学を右に見て、豊洲運河をゼロメートル地帯特有のカマボコ型をした豊洲橋で渡る。
石川島播磨重工の工場を左に見て豊洲となる。豊洲は大工場の広がる工業地域である。地下鉄豊洲駅で左折し、再び豊洲運河をカマボコ型の朝凪橋で渡り、枝川となる。
そして、マンションや倉庫、工場地帯の中をしばらく走ると、終点潮見駅に到着する。

平成12年12月、廃止された。