防災高層住宅が立ちはだかるリハビリテーション病院への通院路線
墨38 東京都リハビリテーション病院⇔両国駅(経由)業平橋駅・本所1丁目 千住営業所・青戸支所
路線keyword:東京都リハビリテーョン病院,白髭東住宅,江東地区防災拠点(白髭東地区)
この路線は東京都リハビリテーション病院への通院を目的に近年開設された路線である。その為なのか、19時になると早々とバスは走らなくなる。
両国-本所吾妻橋 未乗
浅草通りを業平橋で左折し、曳舟方面へ走る。東武線曳舟駅前を通過し、曳舟川交差点で左折して明治通りへと入る。
左手には、文化元年(1804年)に商人や文人らが梅樹を寄付したことによって開園した向島百花園が眺められ、前方に壁のような団地群が現れてくる。バスは白ひげ橋東交差点にて右折したいのだが、右折禁止交差点なので、一旦ひとつ先の信号まで進み、Uターンをして反対車線の左折専用道路に入る、面倒なルートを走る。
左手には白髭東住宅の高層住宅が壁のように立ちはだかっている。ここは江東地区防災拠点の指定を受けた白髭東地区であり、大災害時に高層住宅東側の住宅密集地で起きた火災を高層住宅西側にある避難活動場所である東白髭公園への延焼を防ぐため、高層住宅を10棟横につなぎ合わせて防災壁を作ったのである。この団地は、火災発生時は住棟間の隙間を鉄の扉で締めて火の手が広がらないようにし、壁が赤色に塗られている5階では、災害時のベース拠点として機能するために廊下が他の階よりも広くなっているなど、様々な防災対策が採用されている。
その住宅群の北端に東京リハビリテーション病院が存在し、バスはそこで終点となる。