豊洲市場(江東区豊洲)【東京考察#367】

The Toyosu market

 いや~,すごい人です.

 豊洲市場は,都内に11箇所ある東京都中央卸売市場のひとつで,かつて築地にあった築地市場の代わりに移転して造られたものであり,2018(平成30)年9月に開場した.

 築地市場については,東京考察No.35No.36No.334で掲載しているが,エネルギッシュな活気を直に感じる市場であった.しかし,老朽化や手狭となって危険な市場内などの課題がでて,豊洲へと移転してきたのである.
 開場前の豊洲市場の場所については,東京考察No.151で掲載しているが,使われなくなった建物などがある無機質で草が生える埋め立て地であった.
 今は,小綺麗な真新しいコンクリートの建物の中で,見学者からするとちょっと物足りない感じもするが,中で働く皆さんにとっては,築地に比べると環境が格段に良くなっているのではと思われる.

 インバウンドの外国人観光客も多く来訪しており,飲食店は大行列,近年の物価高や円安も手伝って,非常に高値のランチとなっている.これだけ豊洲に人が来ていると,昔の築地場外は閑散としているのかな,と思ってしまうが,いやいや,豊洲に来る前に都バスの中から築地場外市場を眺めたら,築地もまたすごい人の波であった.
 市場は,観光客を引き寄せる何かがある.

 豊洲市場に行くには,ゆりかもめの市場前駅が一番便利.東京メトロ豊洲駅から乗り換えていく.駅を出たらそのまま豊洲市場の案内の方向へ.ペデストリアンデッキで直行することができる.
 なお,駅を出て左側に行くとセリなどを行う「水産卸売場棟」,右側に行くと物販ができる「水産仲卸場棟」となる.飲食エリアはどちらにもある.

道路を挟んで,右側が仲卸棟,左側が卸売棟.

豊洲場外 江戸前市場.
突然,和風の建物が建ち並ぶ商業エリアが現れる.

豊洲場外と言われるところ.中に飲食店や物販の店がある.

多くの観光客が押し寄せている.

ウニ丼7,000円,皇帝18,000円・・・いつからこんなに高くなったんだろう.

豊洲場外「江戸前市場」から,さらに奥に歩いて行くと,仲卸場棟にたどりつく.

仲卸場棟内にも飲食店街があって,こちらは少しお値段もお得か.(というか,安く感じてしまう)

美味しそ~う!

まぐろ・サーモン・うにのどんぶりをいただきました.

仲卸場棟には,仲卸の店が並んでいるが,朝早くが営業時間でお昼になるとほとんどの店は閉じている.

仲卸場棟

一旦,市場前駅まで戻り,今度は反対側の卸売場棟へ向かう.

巨大なマグロがお出迎え.ぎょぎょっ!

ここが見学ギャラリーで,セリを上から見ることができる.マグロのセリは早朝の5時半~6時半に行われる.

卸売場棟にも飲食エリアがあって,こちらは豊洲場外江戸前市場と比べると若干すいているように感じる.