JR Tadami line in winter (Local line)
究極のローカル線・只見線 |
只見線は,福島県会津若松(あいづわかまつ)駅から新潟県小出(こいで)駅まで,135.2kmを結ぶ日本でも有数のローカル路線である.只見から小出までの区間には国道252号線が並行して走っているが,冬期間は道路が通行止めとなり,鉄道が唯一の交通機関となることから,国鉄再建法による赤字ローカル線廃止の対象から除外となった路線である.1972(昭和46)年に全線開通している.秋の紅葉はすばらしく,只見川に沿った山間をのんびりと走り,冬には2m以上も雪が積もる只見を通る.会津若松から小出まで,途中には大きな都市もなく,時速60km程度のスピードでマイペースで走っていく.乗り通すと約4時間もかかる.国鉄時代からの赤字ローカル線の雰囲気を残す路線として,全国からファンがやってくるのである.スピードと効率化が求められている時代に,この只見線の雰囲気を味わってみるのも,たまにはいい. |
会津若松駅の時刻表 小出まで直通するのは1日3往復のみ 必然的に,連絡がよく景色が見られる列車は,昼の13:08となる. |
3連休の中日とあって車内は満席 2両編成のうち,1両はロングシートの場合もある. |
只見川沿いを走っていく. 電源開発で行った水力発電のダムにより水が貯められている. |
会津宮下や会津川口,只見などといった沿線で核となる駅では, 列車交換などのため10分程度の停車時間がある. 車内の乗客も降りて,写真を撮影したりする. |
豪雪地帯には欠かせない除雪機械 ホームの雪を掻くためのハンド式除雪機械である. |
→ 停車時間中,子供達も大はしゃぎ お兄ちゃんにやられた仕返しに,今度は妹がお兄ちゃんを雪の中へ! 子供を連れて乗り通している家族も多かった. |
美しい只見川の風景の中,のんびりと走っていく. |
こちらは線路の除雪車 前のアームにより細かい作業ができそう |
車内は非冷房車.扇風機のスイッチがある.懐かしい. |
只見に近づいてくると,雪の量も多くなる. 駅舎待合室の屋根の積雪もごらんのとおり. ちなみに只見(蒲生)の警戒積雪深は280cmだとか. 2m80cmまでは普通の積雪ということになる. |
只見線の雪景色 |
只見駅 |
只見駅の外にある防雪柵 |
除雪で積み上げられた雪の山 |
田子倉湖と田子倉駅 冬期閉鎖の駅 |
田子倉駅をでると六十里越トンネルで新潟県へ. 夕刻となり,梅酒で乾杯! |
17:42小出駅到着 長い旅でした. |
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【公共交通案内】 ●本数 会津若松から小出まで,直通する列車は1日3往復 |
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