大内宿【会津考察#8】

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茅葺き屋根の残る大内宿

 


 大内宿は,会津若松と日光今市とを結ぶ会津西街道の宿場町として,江戸時代の宿場の雰囲気を残している場所である.集落全体がそっくり茅葺き屋根として残っており,1981(昭和56)年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている.今はシーズンになると多くの観光客が訪れるようになり,軒先で名産品やおみやげ,そばなどの飲食店を営むようになっている.毎年9月1日の防災の日には,消火栓の一斉放水訓練が行われ,この放水の様子を眺めるのは圧巻である.今回はちょうどその時に訪れたので,その模様もお伝えする.ちなみに,来年(2008年)は9月1日が日曜日とのことである.

バスは一応走っているのだが,
朝1本と夕3本の4本のみ.地元住民通学用のダイヤとなっている.
観光客は自家用車か観光バス,もしくは,
会津鉄道湯野上温泉駅からタクシーでくるしかない.

駐車場は有料で,普通車300円となっている.
大内宿整備保全協力費として集められている.
 
放水訓練中の模様.
放水は,9月1日の午前10時から3分程度行われる.
2008年は日曜日開催とのこと.
 
普段,消火栓はこのようにコンクリートの箱の中に納められ,
上には木製の蓋がかけられている.

電柱など一切ない.江戸時代の空間が体感できる

軒先でお土産品などを売っている

起き上がり小法師も売っている
 
民家の先には,山からの水が流れていて,
ラムネやジュース,缶ビール,キュウリやトマトなどが冷やされて,売られている.

しんごろう餅
店先で無料のお茶を飲みながら座って食べることもできる.

ねぎ1本で食べる「ねぎそば」の店
大内宿では,1軒1軒微妙に扱っているものが違うので,
それぞれ回ってみると楽しい.

茅葺き屋根の民家

子安観音へ向かう階段を上がると,山の中腹から大内宿の全体を眺めることができる.

【公共交通案内】
●会津鉄道 湯野上温泉駅下車 タクシーで約15分(片道2000円程度
※路線バスは地元住民通学用のダイヤとなっており,観光客には不適.