新宿高速バスターミナル(JRハイウェイバス)【東京考察#156】

Shinjuku high-way bus terminal (The JR highway bus)


JRバスの高速バスターミナルは
新南口の1階にある

 

 No.114では,中央高速道方面の京王バスの高速バスターミナルを紹介したが,JRハイウェイバスとは乗り場が違っている.今回は,JRバスの乗り場を紹介する.
新宿駅で昔からの景観が最も変化したエリアは「南口」である.かつては何もなかった(というか商業エリアではなかった)が,今では,ルミネも改装され,高島屋タイムズスクエアーがそびえ立ち,NTTドコモの先の尖ったビルディングが建ち,ここ10年で風景が一変した場所である.JRハイウェイバスもその「新南口」の1階に入り口が存在している.バスの乗降場所は,薄暗い高架橋の下に位置するので,外からはバスの姿を見ることができない.どこからバスが発車するのか,不安になってしまう入り口であるが,切符売り場の脇にある狭い通路を奥に歩いていくと,狭隘なバス乗り場となり,出発時間の10分前から乗車の手続きが始まる.この周辺は交通渋滞が激しいので,定時運行も大変だろうが,下り便は途中から乗ることができないので,すべて新宿駅から乗車して目的地に向かうのであるが(上り便は途中の王子駅や池袋駅で下車できる),都心を抜けるのだけで1時間もかかることもあり,下り便はちょっと辟易してしまうこともある.でも,なんといっても値段が安いのは大変魅力的である.「ニュー」のつく夜行高速バス「ニュードリーム号」は,新宿駅からの発着となっている夜行便である.
なお現在,新宿駅南口では,「新宿駅南口地区基盤整備事業」が国土交通省によって実施されており,この事業は人工岩盤によって土地を造り,その上に交通広場等の創出として,2階のJR駅施設,3階のタクシー・一般車乗降場とあわせて,4階に新宿駅を発着する全ての高速バスを集めたバスターミナル(乗降場)を整備する工事が行われている.


高島屋タイムズスクエアの手前に入口がある


チケット売り場の脇の通路を進むとバス待合室と乗り場となる


バス待合室


バス乗り場からは埼京線のホームが見える