大丸リニューアル(東京駅八重洲口)【東京考察#247】

Daimaru renewal ( Tokyo station Yaesu-guchi )


大丸1階入口
(1階にいわゆる「デパ地下」がある)

 


 東京駅八重洲口では再開発が続いている.大丸は東京駅八重洲口の鉄道会館内に1954(昭和29)年にオープンし,東京駅の顔となっているデパートであるが,JR東日本や民間ディベロッパーが中心となって東京駅周辺で進めている東京ステーションシティ(Tokyo
Station City)の再開発によって完成したグラントウキョウノースタワの低層部に移転し,2007(平成19)年11月6日にリニューアルオープンとなった.特徴として,いままで「デパ地下」として地下にあるのが一般的だったお土産やスイーツなどの売り場を1階にもっていき,これから新幹線に乗る旅行客がお土産を買いやすいような配置としている.お弁当などの食料品は地下1階で販売している.化粧品売り場は近くで働くOLのために43ブランドに増やして充実を図っており,ここでは2階全フロアーが化粧品売り場となっている.旧デパートの建物(鉄道会館)は閉鎖しており,いずれ取り壊されて跡形もなくなる.跡地には新たにビルは建てられずに「グランルーフ」と呼ばれるデッキでノースタワーとサウスタワーのツインタワーが結ばれることとなる.2013年完成予定.丸の内口の赤煉瓦駅舎復活と合わせて,東京駅周辺が一体となった「Tokyo
Station City構想」が着々と実現していく.
 
1階のコンコース

1階の様子

かつての大丸デパートの建物(鉄道会館)地下は
閉店したテナントもあり,工事中となっている.

かつての大丸1階はシャッターが閉まっている

左が大丸が入っていた鉄道会館.
右の高層ビルがグラントウキョウノースタワの建物.

閉じられたシャッターに貼られていたポスター