銀座スウォッチビルのエレベータ【東京考察#274】

The elevator at the Ginza swatch building


スウォッチビル入口(1階)

 


 銀座スウォッチビルとは,スイスの時計ブランドであるSwatch(スウォッチ)グループがオープンさせたウォッチランドマークとなるビルで,正式には「ニコラス・G・ハイエック センター」と呼ばれるビルであり,銀座7丁目に2007(平成19)年5月オープンした.地下1階にスウォッチ旗艦店ブティック,2~4階はスウォッチグループの高級ブランド(ブレゲ・ブランパン・グラスヒュッテオリジナル・ジャケドロー・レオンアト・オメガ),5階以上はカスタマーセンターやオフィス・イベントホールとなっており,ビル丸ごとが時計のスウォッチビルとなっている.
このビルの設計は坂茂氏である.銀座の限られたスペースに7ブランドのショールームをいかに設置するかを考慮し,敷地の前面裏面をガラス製の外壁で覆ってそこに7つのショールームを設置し,それぞれのショールームに通じるエレベータ自体をもショールームとして,地下1階から4階に存在するメイン店舗へ自然と導かれる独創的な空間としたとのこと(スウォッチジャパンホームページより).つまり,それぞれのブティックに直通で行けるガラス張りの油圧エレベータが並んでおり,エレベータに乗った瞬間から,ブティックの空間となっているのである.油圧エレベータは外側の壁が存在せず,カゴのみが存在して,1階と上部をゆっくりと結んでいる.一見するとエレベータがあるの?と思う1階フロアーであるが,よーく見てみると油圧エレベータがずらずらと止まっているのである.ちなみに,エレベータは横浜エレベータ(株)が7台とも製造している.

銀座スウォッチビル外観

これが1階のフロアーであるが,
矢印のところが油圧エレベータなのである.
ガラス張りのカゴがブティックに直行しており,
乗り込むとカゴの中も
ショールームとなっていて上下に移動していく.
7台のエレベータがあり,
ガラス中央に書かれているブランドのショールームに直行する.
 
オメガ(左),ブランパン(右)へ行く油圧エレベータ
 
このようにエレベータの中からショールームが始まっており,
このまま上階のショールームへ直行する.
 
<左>地下1階のブティック(カゴの中から店内を撮影)
<右>このカゴを支える油圧シリンダー
 
タケノコのようになっているシリンダー部