ストーブ列車[冬の津軽半島#2]

ストーブ列車

JR五能線五所川原駅から津軽半島へのびる1本の地方私鉄がある。その名は「津軽鉄道」。そこには、冬になると(11月から3月の間)運転されるストーブ列車がある。石炭が燃えるだるまストーブが1両に2台設置されており、車内の暖房として今なお健在なのである。ストーブ列車は1日2往復であるが、特別なダイヤを組んである特別な列車ではなく、毎日運行されている普通の定期列車である。車両はかつて国鉄時代に東北本線などの「鈍行」でよく走っていた茶色や青色の客車と同じタイプのものであり、定期列車としてこの客車が走っているのは、この津軽鉄道のみであるという。ストーブ列車は3両のみとなっている。なお、するめは持参のこと。

ストーブ列車

石炭をくべる車掌

だるまストーブの石炭は、2~30分もすると火が弱くなってくる。すると、車掌がやってきて、座席の下の金バケツに入っている石炭をくべに来る。

足下にある石炭
混雑する車内
ストーブ列車は人気が高い。
用意周到な客は
軍手を持ってくる
(熱くなった
するめを持つため)

レトロな車内
車窓

五所川原駅前にある「平凡食堂」
平凡な中華そば
(400円)