都07 錦糸町駅⇔門前仲町駅[都バスで東京発見]

JR総武線と営団東西線とをコの字型に結ぶ都市新バス路線

都07 錦糸町駅⇔門前仲町駅(経由)亀戸駅通り・境川 葛西営業所

路線keyword:門前町,砂町,運河・水路,木場,貨物小名木川駅,グリーンスター


JR錦糸町駅前のバスターミナルを出ると、国道14号線・京葉道路をJR線と平行に東へ進む。亀戸駅前にてバスは右折し、明治通りへと入る。今度は南へと進路を変える。
都営地下鉄西大島駅を過ぎ、周囲にはマンションや団地などの高層住宅が多く目に付く。そして、北砂三丁目バス停付近に来ると、右手に聞き慣れない「小名木川駅」と書かれた看板が通り過ぎた。JR貨物の専用駅であり、昭和4(1929)年に開設された、木材の運送を主に行う貨物駅である。
この付近の地名を眺めると、北砂、東砂、南砂、そして新砂と、「砂」の名前が多いことに気づく。この辺り、かつては海岸の寄り洲(風波などによって砂が吹き寄せられてできた洲)であって江戸初期に新田開発された地であるという。
日曹橋交差点にてバスは右折し、永代通りを西に進む。この路線はきれいなコの字を描くようにルートが設定されている。左手には、都内に三ヶ所ある運転免許試験場のひとつである江東試験場が現れる。そして東陽町駅前となる。
バスは地下鉄東西線の上を走り、かつては木材の貯木場があり、江戸時代より材木業者が集まって賑わっていた木場となる。勿論「木場」という地名もそこからきているものである。現在、木場は移転しており、ここより南東に位置する14号埋立地に新木場として貯木場が存在している。
この界隈は水と関わりの深い地域である。運河や水路が道路のように縦横に貫いているのが分かる。昭和初期までは海にも近く、魚介採取を職業とする漁師も多かった。八月には江戸三大祭りの一つである”水かけ祭り”が行われる富岡八幡宮前、毎月1・15・28日の縁日には屋台で賑わう深川不動前を過ぎると、かつては深川富岡門前仲町、蛤町等と呼ばれていた門前仲町に到着してバスは終点となる。保存会のメンバーによる木場の角乗りや深川の力持ちが見られるのは、南に流れている大横川に架かる黒船橋付近においてである。