「R25」というフリーペーパー【東京考察#192】

The free paper which is called “R25”


 「R25」は首都圏でのみ配布されているリクルート社発行のフリーペーパーである.25歳以上のM1世代(25~34歳の団塊ジュニア世代)男性をターゲットにした情報誌であるが,ちょっと気になっている話題などをオムニバスのコラム形式で掲載しており,どの世代にも読み応えのある冊子である.創刊は2004年7月.「オトコを刺激する情報マガジン」などと表紙に書いてあるが,決して風俗情報などを盛り込んだ雑誌ではない.無料の情報誌というのは,職場探し専門だったり,広告一辺倒であまり読む気にならず,すぐにポイ捨てしたくなるものが多いが,この「R25」は内容からすると,これで無料なの?と疑ってしまうような内容である.むしろ何で収入を得ているのかと思ったりもするが,団塊Jr.(ジュニア)世代にターゲットを絞ってた広告を出すことによっる広告料で賄っている.現在では日本で最も広告料が高い部類に属する雑誌となっているらしい.テレビ番組表が夜10時以降の深夜番組のみになっていたりと,ユーモアあるれる内容になっていたりするが,活字が苦手な若者世代に向けるため,1つのコラムの文字数を800字以内に納めているといった工夫も施されている.コンビニや商店,喫茶店,駅構内などで入手することができるが,配布と同時にすぐになくなってしまうほどの人気となっている.1冊あたり送料370円を払えば全国配送してもらえるので詳しくは公式HPで.また,バックナンバーも公式HPから読むことができるが,やはり通勤電車やちょっとした喫茶店で,センスのいい広告とともにペラペラめくりながら読みたいものである.毎週木曜日夕方発行.

地下鉄駅構内の壁にある配布スタンド

現在は休刊となっている.