陶磁器の街・会津本郷【会津考察#9】

The town and Hongo of the earthenware


インフォメーションセンター前

 


 会津本郷焼は,1593(文禄2)年に会津藩領主の蒲生氏郷が,若松城の改修を行うにあたり城郭の屋根を瓦葺きとするために,播磨国から瓦工を招いて黒瓦を製造したのが始まりとされている.その後,保科正之が尾張国瀬戸生まれの陶工を迎えてから,本格的な陶器の製造が開始された.1993(平成5)年に,通産省(現経産省)より伝統的工芸品産地として指定を受けている.(会津本郷焼事業協同組合のHPより)
街は非常にコンパクトなので,各窯元めぐりをするのにも十分歩いて回れるが,インフォメーションセンターでは無料のレンタサイクルをやっているので,自転車で街中を巡るのもよい.地図を見ると「瀬戸町」といった地名があって,陶器の街だなと思わせてくれる.
 
インフォメーションセンター
2階は会津本郷焼歴史資料展示室となっている.
無料のレンタサイクルを貸し出してくれる.
窯元が入った会津本郷焼散策マップもある.

インフォメーションセンター前の県道

会津美里町誕生記念「第2回会津みさと祭り」として
「風と土の芸術祭」が行われていた.
まちなかのあらゆるスポットに本郷焼が展示されていた.

会津本郷陶磁器会館
組合に加盟している14窯元の作品を展示販売しているところ.
本郷焼はここで購入するとよい.
会津本郷焼事業協同組合もここにある.

陶磁器会館には窯元案内図がある
  
まちなかの狭い路地裏には,各窯元がある.
手ひねりや絵付け,見学を行っているので,それぞれの窯元に問い合わせるとよい.

【公共交通案内】
●会津バス 若松駅→本郷→関山 (日中は90分間隔で運行 若松駅から約30分)
●JR只見線 若松駅→会津本郷駅→只見→小出 (1日7往復 日中は本数ない 若松駅から約12分)