日暮里駅と足立流通センターまでを尾久橋通りで南北に結ぶ路線
里48 足立流通センター終点⇔日暮里駅(経由)江北六団地・扇大橋南詰 巣鴨・千住営業所
路線keyword:尾久橋通り,足立流通センター,足立トラックターミナル,北足立市場
日暮里駅から足立区舎人の足立流通センターまでを走っている。地図をみると分かるが、南北に走る尾久橋通りをただひたすらに走っていくのみであり、車窓の変化は乏しい。電車へのアクセスが不便な江北・谷在家地区を走っていることから、乗客は多い。現在、この路線の走る尾久橋通りには新交通システムの計画があり、工事が鋭意進められている。新交通システムが完成すれば、団地の多い江北地区のアクセス向上が図られ、この路線はもとより、王40系統の混雑緩和も図られるに違いない。
噴水のある日暮里駅前ロータリーからバスは発車する。長距離の乗客が多いため、座っていこうとする人が多く、次のバスに乗るために2列になって並んでいる。JR常磐線の高架をくぐり、京成線高架下で西日暮里駅前停留所となって、尾久橋通りとなる。あとは、ただひたすら北上するのみである。車窓も単調になる。
尾久橋で隅田川を渡り、扇大橋で荒川放水路を渡る。左手には、江北橋のアーチ橋が見える。広々とした荒川土手の中に存在するアクセントとして、景観を形成している。
扇・江北になると徐々に乗客が下車していく。道路の中央には新交通システム・日暮里舎人線の橋脚ができあがっている。谷在家・舎人になると車内は空いてくる。広い原っぱが見えると、舎人公園となる。
尾久橋通りから左に曲がり、しばらく走ると、突然巨大な「東京団地倉庫」が出現する。足立流通センターは、東京都の都市計画に位置づけられている流通団地であり、このような流通団地は足立の他に、葛西、板橋、京浜2区がある。敷地内には、足立流通センターの他に、足立トラックターミナル、北足立市場があり、東京の物流を支える拠点のひとつとなっている。近くには東北自動車道と結ぶ首都高速川口線が走っており、高速からのアクセスもよいところに流通センターはつくられている。
東京湾岸地域のような、殺伐とした風景の流通センター内を走り、北足立市場の前で終点となる。