伊勢丹の(旧)紙袋 【東京考察#228】

Isetan Co., Ltd.’s paper bag (Old version)


伊勢丹の紙バック(タータンチェック柄)


 伊勢丹は1886(明治19)年に神田旅籠町に伊勢屋丹治呉服店を創業したのが始まりで,その後百貨店へと変化し,伊勢丹となったのは1930(昭和5)のことである.流行のファッションをリードするアイテム・品揃えと店員さんの質の高さには定評があり,人気のある老舗百貨店の一つである.高島屋,三越,伊勢丹,松屋などなど・・・老舗百貨店で買い物をすると,その店の紙バックがもらえるが,その中で私が最もお気に入りなのが伊勢丹の紙バックである.
ちまたでは「伊勢丹チェック」などとも呼ばれているタータンチェック柄であるが,正式にはマクミラン・アンシェント・クラン・タータン(MacMillan
Ancient Clan tartan)という柄で,この紙袋は黄色の紙に赤と緑の2色刷で印刷されているのだとか.
まず,色合いが好きである.黄色と赤という取り合わせが暖かみを出してくれる.また,メンズ館の紙バックは緑と群青に色合いが変化した紙バックで渡される.それから,手提げの部分が「ひも」になっているところも高級感があっていい.新宿の街を歩いていると,高島屋の花柄の紙バック,三越の白を基調とした中央に青と赤い色が入った紙バックとともに,伊勢丹の紙バックをもって百貨店をはしごしている人が多い.

大小並べてみました

この手提げ部分が紐状になっているのがいい

メンズ館の紙袋 この色合いも渋い
紙バックは,この柄の他にも,単色バージョンもあります.

クリスマスバージョン
(Christmas at Home)


包装紙はこちら


新宿伊勢丹(本店)の外観