有栖川宮記念公園(南麻布)【東京考察#286】

The Arisugawanomiya memorial park ( Minami-azabu )


有栖川宮記念公園


 有栖川宮記念公園は閑静な広尾(住所は南麻布)に広がる公園であり,周辺には外国大使館が点在していることから,外国人の姿も多く見られるところである.江戸時代には盛岡南部藩の下屋敷として使用されていたが,1896(明治29)年に有栖川宮威仁親王の御用地となり,有栖川宮家が途絶えたあとは同家の祭祀を引き継いだ高松宮家に継承されていた.その後,1934(昭和9)年に東京市に賜与され,1975(昭和50)年からは港区に移管されて現在に至っている.
公園内は起伏に富んでおり,広尾駅側から坂を登ってあがったところに都立中央図書館があり,テニスコートや野球場もある.周辺は閑静な高級住宅地であり,地図を見れば一目瞭然のとおり各国大使館がずらずらと建ち並んでいる.現在の天皇陛下がお生まれになった愛育病院や,外国人向けのスーパー「ナショナル麻布スーパーマーケット」などもあって,周辺を散歩しながら,おしゃれなオープンカフェで一休みするのもいい.

休日には外国人家族がお散歩
周辺には大使館も多く存在している.

池で釣りをするひとも多い

池にはビオトープもある

池の先は階段となって登りとなる

有栖川宮の像

166万冊の蔵書,35万冊の開架図書をもつ都立中央図書館
学生時代,図書納入のアルバイトで通っていたことがあった.

外国人向けに各国の食材を扱う「ナショナル麻布スーパーマーケット」
珍しいものが置いてあって面白い.

有栖川公園の入口(広尾駅側から)