麻布十番商店街【東京考察#31】

Azabu-Juban shopping center

 

 「麻布十番」と聞くと六本木から鳥居坂を下ったところにあるため、芸能人御用達の飲み屋が並んでいて、敷居の高い街に思えるが、江戸時代から続く、下町情緒の残る商店街である。

麻布十番という名の由来にはいくつかの説がある。

1.延宝3(1675)年に江戸幕府が近くを流れる古川の改修工事を行った時、この地点を河口から10番目の工区とし表示の杭が後年まで残り地名になった
2.元禄11(1698)年に将軍綱吉の別荘を建設した時、舟運のため川さらいを行い、その人足の第10組をここから出したため。

地元では「十番」という呼び名が俗名として使われていたが、地番としては残っていなかった。昭和37年に「麻布十番○丁目」などという町名が復活したのである。
かつては地下鉄が通っておらず、唯一の交通機関は都営バスのみという交通不便な地域であったが、平成12年9月に営団南北線が12月に都営大江戸線がそれぞれ開通し、一気に便利になった。



営団麻布十番駅前


駅前のウエンディーズは若者のたむろの場


パチンコ屋もある


麻布十番温泉まである 大人1260円
泉質:重曹泉 効能:冷え性、ヒステリー、火傷、神経痛など


なんと、たい焼き屋まで・・・。


麻布十番の面白いところは、一本路地裏にいったところに、ちょっとした小さなお店(飲食店)が存在していることである。マンションの階段を上っていって4階のドアをあけると、個人で経営している多国籍料理店になっていたり、と歩いて見つけるのもまた楽しい。