鳩の街通り商店街【東京考察#312】

Town mall of the Hatonomachi street


鳩の街通り


 「鳩の街」と聞くと平和を連想するほのぼのとした名称であるが,ここは近くの玉ノ井(現東向島5~6丁目)と同様に特殊飲食店街,いわゆる赤線地帯として栄えていたところである.1958(昭和33)年に売春禁止法が施行されて,玉ノ井と同様に全ての業者が廃業し,今ではその赤線地帯としての面影はほとんどなくなって住宅や商店街となり,鳩の街という名称が残っているのは,この商店街とその道路名(鳩の街通り)のみとなっている.
鳩の街通り商店街は,鳩の街通りに連なる商店街であるが,道幅も戦後からそのままの狭さで,「昭和レトロの街」としてPRをしている.一歩路地裏にはいると,迷路のように入り組んだ道路が残り,街歩き・路上観察・散歩ファンにとっては,なかなか奥深い地域である.

車がやっと通れる狭い道路に商店が密集している.
しかし,シャッターを下ろしたままのお店も多い.

昭和レトロな感じ

左側の部分は,かつてお店をやっていた感じ.

かつて電気屋さんだったところもシャッターが閉じている.
SONYの「NY」の看板がかけている.

国道6号・水戸街道からみた鳩の街通り商店街

東向島1丁目側の電柱.
反対側は向島5丁目.