サンスクエアビル(北区王子)【東京考察#374】

王子に住んでいたことのある人にとっては,必ず思い出のあるレジャー施設である.

サンスクエアは王子駅前にあり,ボウリング場やテニスコート、ゴルフ練習場,バッティングセンター,ゲームセンターなどのほかにも,飲食店や東武ストアなどが入居する施設である.1972(昭和49)年にオープンした.

運営は,日本製紙グループの日本製紙総合開発が行っており,もともと王子は洋紙発祥の地として,ここは初代王子製紙の工場があった(1875(明治8)年竣工)ところで,その跡地にこのサンスクエアビルが建てられている.
製紙会社は,戦後の過度経済力集中排除法による歴史的な変遷から,王子製紙が苫小牧製紙,本州製紙,十條製紙の3つに分割されて,今の王子の場所は十條製紙に受け継がれた.そして,十條製紙は4社合併により日本製紙と会社名が変わったため,現在は,王子にある施設は,日本製紙となっているのである.
 では,今の王子製紙はというと,3つに分割されたあと,苫小牧製紙の会社名を結果的には王子製紙に戻したため,サンスクエアを管理している日本製紙とは別会社となっているのである.

現在,王子駅前地区市街地再開発事業の計画が着々と進められており,2024(令和6)年には,デベロッパーとなる住友不動産が日本製紙から土地を取得している.

 計画では,51階建て2棟のタワーマンション、オフィス、北区役所の新庁舎などを含む約27万m2の複合再開発.2033(令和15)年度の完成を目指しているとのことで,この再開発が完成すると王子駅前が大きく様変わりする.

 まもなく無くなってしまうサンスクエアビルを写真に収めた.

サンスクエアは,左側のタワーと右側の建物の2つからなっている.建物は3階建てとなっているのだが,中2階(M2),中3階(M3)があって,実質的には5階建てなのではないかと思うのだが,少し複雑な構造と,中を移動するのにはわかりづらい導線となっている(ヤマハの音楽教室はM3階で,行き方が奥の階段からしか行けない).

サンスクエアの北側には柳小路商店街という路地裏的な飲食店街があって,こちらも再開発エリアに含まれているので,まもなく無くなってしまう.

1階の広場.リトルマーメードのパン屋さんはすでに閉店.その隣にお菓子屋さんがあったが,これも閉店している.花屋さんは営業中.

花の店FENICK.

いつも大勢の人で賑わうマクドナルド.昔から都内でもかなり売り上げが大きいらしい.

「洋紙発祥の地 王子」の説明と石碑が目立たないところにある.

日本製紙で案内板を置いている.

建物の入り口.左がタワー棟.奥に行くと東武ストア.

タワー棟の入り口.入って右側にエレベータがある.

サンクスエアのフロアー案内板.M2,M3という階数が特徴的.

都電の形をした北区の自動販売機.東京都北区内で作られているものやゆかりのある商品が売られている.

東武ストア.Vポイントがたまります.

1階を奥に進むとエスカレータがあって2階へ向かう.

2階はナムコのゲームセンター.昔はここにアイススケート場があった.私が小学生の頃はよく通いました!

スケート場に降りていく階段である.

この段差から左側がスケートリンクだった.その当時の名残が今でも見て取れる.

どことなく天井の空調設備も,アイススケート場らしくガッツリしているように感じる.

バッティングセンターも2階にある.

3階に向かうとボーリング場となる.

昭和チックなネオンサインの案内.

かなり広いボーリング場である.再開発が行われると,もうボーリング場はなくなってしまうのか.

プロの選手も所属している.

屋上に登ってみる.

屋上では,子供たちがフットサルで汗を流していた.サンスクエアは,大人から子供まで,王子民の憩いとレジャーの場所である.

ヤマハ音楽教室.ここのピアノ,エレクトーンに通っていた子供たちは多いはず.とても場所がわかりにくいのだが,3階や2階の奥の階段から中3階(M3)に行かなければならず,ちょっとした迷路のよう.

2階にある奥の階段.

そして中2階(M2)にはサンスクエア管理事務所,日本製紙総合開発東京事務所がある.

サンスクエアの看板は,時代とともに変更されている.

2026(令和8)年

2026年バージョン.王子の狐が描かれている.

2006(平成18)年

2006年バージョン.テニスとゴルフ.

2001(平成13)年

2001年バージョン.ゴルフとボーリング.この時まではネオン管が埋め込まれていて,夜になると鮮やかにネオンを放っていた.